迷った時こそ基本が大事!目指すゴルフスイングとは(スイングの8つのパーツとそれぞれの名称&基本)
様々なゴルフ理論がありますが、私のレッスンでは基礎的なスイングを目指していただいています。
派手なレッスンではありませんが、基本を大事にし、誰から見ても「綺麗な」スイングを目指していただいています。
実際に私のお客様から「スイングフォームが綺麗になった」と褒められることが多くなったとの声をいただきます。
誰から見ても綺麗なスイングフォームは再現性が高いです。
飛距離も方向性もアップします!
この「綺麗なスイングとはなにか?」についてまとめました。
目指すスイング(ゴール)が分かれば後は進むだけですね!
ゴールが分からないと遠回りをしてしまいます!
ゴルフ初心者は勿論ですが、ゴルフ上級者にもご覧いただきたいです。
私自身がそうだったのですが、数えきれないほどのゴルフ理論がある世の中ですので、色々と迷ってしまいます。
一度基本に戻る意味でもご覧いただきたいです。
今回の記事が参考になれば幸いです。
①アドレス
ボールを打つための姿勢がアドレスです。
バランスよく力まないように構えることが大切です。
後方から
・体重は拇指球(足の裏の親指の付け根にあるふくらんだ部分)にかけます。
・足の付け根から軽く前傾します
・膝は軽く曲げます。
・両足、両膝、腰、両肩は、目標線に平行にします。
・背筋(せすじ)も真っ直ぐにします。
・両腕は脱力し、重力に従って真下に下ろします。
前方から
・体重は左右均等にかけます。
・左手は左足の付け根の前になります(全クラブ共通)
・力みやすい人は、グリップを軽く握るようにしましょう。
・クラブを握った時に右手が下になるので、その分だけ右肩は下がります。
・両足の幅は7アイアンで肩幅くらいにしましょう。
・ボール位置は7番アイアンで両足の真ん中、ドライバーで左脇の真正面です。
②テイクバック
バックスイングの初期動作のことをテイクバックといいます。
大体クラブシャフトが地面と平行まで上がった位置ですね。
テイクバックは、手先でヒョイとクラブを上げるのではなく、身体全体でクラブを上げることが大切です。
後方から
・両腕と両肩で出来た三角形を崩さないように振り上げます。
・手首が動かないように注意しましょう!
・グリップエンド(グリップの末端のこと)はおへそを指します。
・両手が腰の高さの時に、両手とクラブヘッドが重なって見えると良いです。
・シャフトは目標線に平行になります。
・右足は伸びないように気をつけます。
・顔は下を向いたままです。
前方から
・両腕と両肩でできた三角形を崩さないように振り上げます。
・右膝や右腰が右側にスライドしないようにします。
・テイクバックは、両手を遠くに、体から離す意識で上げます。
・手・腕・肩を1つのパーツと考え、肩を回転させます。
・両膝は正面を向いています。
③バックスイング
テークバックから更に振り上げていく動作がバックスイングです。
身体の前傾姿勢が起き上がらないように注意しましょう。
バックスイングでは、手首のコックが始まっていきます。
後方から
・右足は伸びないようにします。
・手首のコックが始まり、自然と右肘が曲がり始めます。
・左腕は伸びています。
・グリップを握る力はアドレスの時から変えません。
前方から
・背骨の軸を中心に左肩をしっかり右にスライドさせます。
・左肩がアゴの下に入るようにしましょう。
・左腕はつっぱらない程度にしっかり伸ばします。
・右腰がスウェー(右に動く)しないように注意しましょう。
・左足のかかとはなるべく上げないようにします
・身体が固い人は左足かかとを上げてもOKです。
④トップオブスイング
クラブを振り上げる動作と振り下ろす動作の切り返しの一瞬をトップオブスイングといいます。
後方から
・左腕を伸ばします。
・右脇は開かないように注意しましょう(右肘が地面を指すようにします)
・両肩を基準と考え、左腕が両肩を結んだ線よりも上に位置すると良いです(トップは高く)
・クラブヘッドは両手と重なると良いです(シャフトが目標線に平行)
※写真はシャフトが目標線より左方向を向いています(レイドオフと言います。レイドオフはOKです)
・顔は下を向いています。
・右足はアドレスと同じ角度にキープします。
前方から
・左肩をアゴの下に入れます。
・左腕は伸ばします。(つっぱるのは良くありません)
・体重は右足かかと内側(親指側)にかけます。
・背骨の軸は傾けないように真っ直ぐです。
・腰が右側に流れないようにします。
・左足のかかとはなるべく上げない(ヒールアップしない)ようにします。
・身体が固い人はヒールアップしても大丈夫です。
・きついと感じると身体がねじれている証拠ですので良いスイングです。
⑤ダウンスイング
クラブを下ろす動作のことをダウンスイングといいます。
ダウンスイングで最初に動かすのは下半身です。
後方から
・ダウンスイングの開始は左膝をアドレスの位置に戻すことから始めます。
・ヒールアップする人は左足かかとの着地から始めます。
・手でクラブを下ろさないように注意しましょう!
・腰は回っていますが、上半身はこの時点では開きません。
・右肩や右膝が前方(ボール側)に出ないように注意しましょう。
前方から
・足→腰→肩→腕→クラブの順番で振ります。
・左手主導で下ろします(左手リード)
・右手に力は入れません。
・体重は左足に移動します。
⑥インパクト
クラブヘッドとボールがぶつかる瞬間のことをインパクトといいます。
ボールの飛び方はインパクトで決まります。
後方から
・ボールを打つまでは下を向いています。顔は上げません。
・右足かかとは上げすぎないように注意しましょう。
・両手はなるべくアドレスと同じ位置を通します。
・ボールを打とうとせず、素振りをしたらたまたま当たった位の気持ちでスイングします。
前方から
・両手が先行した形でインパクトします(ハンドファースト)
・体重は左足のつま先にかけます。
・左腕は伸びていますが、右腕はまだ曲がっている状態です。
・インパクトで右腕が伸びきらないように注意しましょう!
・頭の位置はアドレスの位置をキープしましょう。
⑦フォロースルー
クラブが振り抜かれていく動作をフォロースルーといいます。
左肘が地面を向きながら曲がっていきます。
後方から
・上半身は身体の回転とともに徐々に起き上がります。
・フォロースルーでヘッドスピードが最大になるように振ります。
前方から
・体の回転とともに顔も上がってきます。
・体重は左足に移動します。
・右腕は伸びます。
・頭が目標方向に動かないように(つっこまないように)注意しましょう!
⑧フィニッシュ
一連のスイング動作の終点がフィニッシュです。
タイミング良くスイングできると、バランスの良いフィニッシュになります。
後方から
・右足の靴の裏が地面に垂直になります。
・両太ももと両膝がつきます。
・おへそが目標を向きます。
・右肩が目標を向くまで体を回しましょう!
・左肘の位置が高いとドロー系、低いとフェード系のボールになります。
前方から
・左足に体重が100%乗っています。
・左肘の高さは左肩か、高いといいですね。
・何秒でも立っていられるようなバランスの良いフィニッシュを作りましょう。
以上が、スイングの8つのパーツとそれぞれの名称になります。
基本的なことを書きましたが、迷った時こそ基本に戻ることが大事ですね。
基本の上に応用があります。
多くの方は直ぐに応用を求めてしまいます。
土台がしっかりしていないと、いくらその上に積み重ねても崩れるだけです。
今回の記事が参考になれば幸いです。
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