
テニミュ4th 比嘉公演 感想(自分メモ)
数年ぶり(3rd全立ぶり?)にテニミュを観たらテニミュ熱があっという間に戻ってしまったので、勢いがあるうちに記録しておきたいと思います
個人的メモ用かつ最近めっきり文章を書かなくなったので、分かりにくいかと思いますがご容赦ください。またあくまでも個人の感想ということで。
そもそもの私の成り立ちです。
1stシーズン青学4代目のキャストを好きになったことがきっかけでテニミュを知り、映像で1stを拝見。2ndシーズン青学7代目に入りようやく現地観戦デビュー。
3rdは、7代目の亡霊となったため避けていたが跡部がすごいとの噂を聞いたのと友人が宍戸役の小早川さん推しだったことをきっかけに関氷・関立・全氷・全立、あと4代目キャストがゲストだったのでドリライ2018を拝見しました。
というわけで6〜7年ぶり?くらいのテニミュです!4thのことはミリしら、キャストも佐伯役のありちゃんくらいしかちゃんと把握してない状態で突然観に行きました😌
1.比嘉戦がこんなに楽しいなんて!!
私比嘉は2ndを円盤でみたかなー、くらいのあやふやな記憶しかなくて、ブランニュー青学がアカペラで始まったなとか、ビックバンとバイキングホーンの曲があったなくらいの印象しかなかった状態で見たんですけど、
え、、、比嘉ってこんなに熱いの????
私が比嘉に無知すぎるが故の感想なのか、4thが特別熱かったのかはわからないけど、比嘉んちゅたちのことこんなに応援してしまったのは初めてでした!
たぶん監督である晴美の登場と、木手役二階堂さんのカリスマ性とリーダーシップなのかなあ??
晴美によるスパルタシーンが実際に入ることで、それを乗り越えてきた強さと自信、そしてそこまでしてきたんだから負けるわけにはいかないという説得力に繋がってるんだと思います
木手の「狂おしいほど勝利が欲しい」が切実すぎる
なぜ彼らに1勝も与えなかったのか。
勝負の世界は非情だなと思うと共に、少年漫画として相手を故意に傷つけて非道な方法で勝つテニスを肯定するわけにはいかない、ということなのかな。(立海メンバーも言ってたけど赤也はいいのか?まあ赤也は相手の監督怪我はさせず、あくまでも対戦相手が標的だしな…)
それから今回見て、木手と田仁志以外のキャラクターの解像度がグッと上がったんですよね。
比嘉中の中でも勝利に対する執着の度合いや、自分たちがやってるテニスの受け止め方がだいぶ違うなって。
私が理解した部分しか書けないので一部のキャラだけだけど、
・甲斐くん
自分がやってるテニスが所謂「悪」であることを理解した上でオジイにケガをさせていて、そこに対する罪悪感も持ちながらも「勝利のために必要なこと」だと割り切ろうとしている→今後も必要であればラフプレーをしそう(高齢者や子供にはさすがにボール当てなさそうだけど…)
・凛くん
中学生特有の調子の良さがあり普段受けているスパルタ指導に対する鬱憤をラフプレーで発散させているようであり、大飯匙倩を真正面から返されてからはただひたすらにテニスで真正面から相手と向き合うことの楽しさに気づいてしまった→今後ラフプレーはしなさそう
晴美や木手への忠誠度も違うし、比嘉は「勝利」と「スパルタ指導を耐え抜いた」ということで繋がってるチームなんですね〜
いつの時代も暴力や虐待は絶対に良くないことで私はそうやって指導する意味が本当に分からなかったんだけど、今回の比嘉を見て「スパルタ指導を耐え抜いた」ということが自信につながってしまうと分かりました
晴美にしごかれながらなんども下を向き諦めかけた彼らが太陽に向かって手を翳すあの場面、今回の公演の中で1番印象的でした
彼らが受けてきたスパルタとは全然違うんだけど、私もすごくしんどい状況にあるときに同期と必死に手を取り合いながらなんとか生きてきた経験があるので、仲間がいるから頑張れたっていうことは絶対にあると思ってる(看護師の人なら心当たりあるのでは?実習も1年目も辛いよね…)
2.俺こそが俺のヒーロー今日1番のヒーロー
今回の主題はこれだと思います
主人公やエースだけでなく、みんなそれぞれ自分がヒーローだということ
甲斐くんのソロ曲でも「海賊だってさ英雄になれるのさ」と歌ってるけど、青学目線で見るから比嘉は悪役なんだけど、比嘉側からみたら青学の方がよっぽど悪役に見えるよね
東京生まれで中学から私学に入り設備や練習環境が整っている中で強くなった青学
マシンを使い心肺機能を鍛えてる青学
vs
私立とはいえ便利とは言い難い沖縄という離島に生まれ練習試合の相手を探すのだって大変な比嘉
海に潜って心肺機能を鍛えてる比嘉
これは大人になっても見たから気づくことができた視点だったなと思います
実際、青学も全国には何年も行けてなかったり不調副部長を欠いていたり、たくさんの強い敵と勝負して何度も悔しい思いをしてきたり、決して順風満帆ではなかったんだけど、比嘉にとっては青学が綺麗なテニスをすればするほど「恵まれた奴らが何言ってんだ」って感じると思うんだよね。
木手が手塚に説教された後、よく「手塚〜〜〜!」って叫ぶだけで抑えられたなって思うもん。私だったら怪我してた場所狙ってボール打ってると思う。
今回、今日は自分がヒーローなんだってことを強調した曲や演出になってることであくまで悪役なのは大人であって、中学生はそれしか方法がなかったんだよねって気づかせてくれました
私子供の頃、ワンピースが苦手で
なぜかというとルフィ達は海賊という悪い側なのにそれを美化して海軍を悪役にしてることに違和感を持っていたからなんですけど、今回の比嘉を見て少しそれが浄化された気がする!
あのヒーローの曲めっちゃ良くないですか…?今回の曲の中で1番好きかも…
D2でリプライズがあるんだけど、効果的なリプライズ大好き人間としてはたまらなかった……
凛くんが「俺こそが俺の努力を証明できるヒーロー」って歌うんだけど、それって全てのキャラに当てはまることだし何かしらの努力をしている人間全てに刺さることだと思うし
また聴きたいのでぜひドリライでやってください!!!!!!!!!
3.特に印象に残ったキャラ
・平古場凛くん(桜井一さん)
ビジュアルはキュルキュルな美形なのにゴリゴリに漢なのが良すぎた
あと目が足りなかったんだけどどうやらとんでもなく肝が座っているらしく、やりたい放題やってたぽくてニッコリ😸
不知火のことめっちゃしばいてたり、木手にまでもちょっかいかけてたらしいのと、比嘉校歌で出とちったとかおもろエピソードが多くてほんま草逸材すぎる
ダントツってわけではないけど歌もダンスも芝居も良くて、比嘉しか出ないことがもったいないくらい好きだったなあ
試合後半、テニスの楽しさを感じながら監督に反抗してまでただまっすぐ青学と向き合った姿がほんとにヒーローだったし、試合後青学に向かって「カンカンやっしー」ってやってるのがぷりちー
負けそうになった時、仲間に向かって手を翳すところのあのキラキラした瞳、最高に良かった(ド下手だったから見ることのできた表情)
個人的今回のベストシーン
・不二(橋本勇大さんことゆうだいありーさん)
出ハケダッシュが速すぎて、さては野球か?とか思ってたらほんとに中学から青森山田でゴリゴリに野球部だったらしくて不二のビジュアルからは考えられない前世だったwww
歴代の中でもかなり未亡人感の強い色気のある不二
そして台詞回しがとても好き!!!「そのボール、消えるよ」が良すぎた
余裕たっぷりな3年生感があって強者だった(前任者も強かったとの噂ですが現地で見れてないので比べられず……)
スライディングもめっちゃ綺麗なので、今から白石戦が楽しみ😌
・手塚(寺田友哉さん)
前任の山田健登さんが歌アホうまなのでどうしたって比べられちゃうよね…(山田さんはレミゼで見てまんまとハマりました)
東京楽の挨拶でもほんとにとてつもないプレッシャーがあるんだろうなと容易に感じ取れたけど、でも!めっちゃ良いです!!!成長幅がえぐい!!!!!
私が行ったの東京公演半ばと凱旋なんですけど、その間ちょうど1ヶ月ありまして、1ヶ月とは思えない伸び代でした!!!!!!
手塚って確かに強くて何考えてるか分からないけど、青学というチームの一員で3年生は長い時間を一緒に過ごしてきてるんだよね
寺田塚さんは仲間思いでチームメイトの苦しみを一緒に分かち合ってくれる手塚でした
大石との試合、淡々としているようです辛さが滲み出てて最後の「分かっている…!」が最高に熱かった
代替わり公演だったけど、怪我の為チームから離脱していたことを踏まえた役作りでほんとに良かった
いろいろな意見がありますが、そもそも前任者がレベチだっただけで歴代の手塚比でみたら別に全然下手じゃなくない??????
あとどうやら青12の中で頑張ってお父さんしてるのにたまに赤ちゃんモードに入るらしくて、赤ちゃんモード…?とは…?となってます
・サエさん(ありちゃん)
ありちゃんはご縁があってバーイベとかに参加させてもらってたから唯一ちゃんと知ってた☺️
行く前にあまり歌がお上手ではないと聞いてたんだけど、私がハードルを低く設定しすぎてるのか普通に上手かったと思った!ソロ曲緊張するよね( ; ; )
でもオジイの為に必死な姿が美しかったよ( ; ; )
S1を見ながら泣いてるのが印象的
どうやら凱旋あたりからぽいんだけどさ、あのときの木手って自分と同じ立場なんだよね
ストレート負けしそうな状況、もう勝ち進めないのは分かってる、でもここでなんとか1勝もぎ取って自分たちの価値を示したいっていうね
でもそんな木手はオジイを傷つけチームメイトを罵倒したチームのボスであるっていう
きっと青学を応援しながらも木手の気持ちが痛いほど伝わってきて感情が溢れちゃったんだね……
ありちゃんのサエさんって、クールと情熱が混在しててそんなことできるんだって思った
気持ちはめちゃくちゃこもってるし必死なんだけどどこか男前なカッコいいサエさんは保たれててこれはありちゃんの持つ顔面のおかげなのか?
六角公演の円盤を貸していただいたのだけれど、サエさん映る度に新鮮に驚いた顔面が良すぎて
配信の映像で「ひとつやり残したこと」を自ら生み出してるのも良かった
日替わりでもキャラ名言い間違えたり、さすが名探偵希彦とビジュアル担当のサエさん!!!(助手ですらない)
・首藤(ミスターさん)
私が凱旋で見た回、はちゃめちゃすぎてインフルエンザの時に見る夢だったwwww
さとしさんが転んだで鬼側が下がっていくスタイルのやつと、
「人狼ゲームやろ!俺人狼!」ってやつめっちゃ好きwwww
Xのとあるポストで、「地上に生まれて7日間のタイムリミットを必死に鳴いてるセミみたいなエネルギー」って言われてたのほんまにおもろい
まじでエネルギーが凄すぎて、圧巻
でもインスタが爆イケお兄さんでギャップで死にそう
でも希彦さんもかなりおもろ要因でしたよね?!六角、お笑いのレベルが高くてすごい
・大石(りきとくん)
絶対に女からヒス起こされる系大石
察してくれ系大石
要約すると好きです
(絶対女から仕事と私どっちが好きなの?って聞かれて「そんなの分かるだろ?」って言う)
正直ほんとにみんな良くて、一人ひとり書きたいけどさすがに長くなりすぎるので自重します!
今後が楽しみな人しかいない!
(私が年老いてきたのでほとんどのキャストが年下で、何を見ても可愛いモードに入ってる感はあります)
ミュージカルだから歌が〜とか言う人もいるじゃない?それはそれでその人の感想だからまあそうですか、って感じなんだけども、
レミゼやらエリザやらロミジュリやらを遠征するレベルで観てる私的にはテニミュの魅力ってそこじゃないので、荒削りで全然いいんですよ
荒削りでも伝わるものってたくさんあって
むしろ上手すぎると、そつなくこなしてるように見えてしっくりこないこともあるから
それに成長を感じながら入るのがテニミュの醍醐味じゃないですか?初日の時点で、お金取れないレベルの人は誰もいません!!!大満足なのです😌!!!
4.まとめ
今回比嘉の存在感がエグかったことによって青学が敵に見えたり青学の存在感が薄いという感想もチラホラあるんですが、私はむしろ強者に見えました!
比嘉ががんばれば頑張るほど、青学には届かない残酷さの対比になる
対比構造が生まれると言うことは実力が拮抗しているということだと思います
代替わりして、今回がデビュー戦な青12な訳ですが、ぴよぴよすぎたらさすがに「なんで比嘉負けた…?」「負ける要素あった…?」となるはずなんですね
でも今回の青12は淡々と強さを見せつけ、比嘉がつけ入る隙を与えなかったように見えました
六角の敵(かたき)でもあり、全国制覇のため負けられない気持ちもあり
そのためには比嘉に寄り添ってる場合じゃない
そして、彼らはそれを淡々と遂行したまでなんですよね
青12としては初戦だけど、ちゃんと関東まで積み上げてきたものがある
青12が頼りなかったら成立してない
だから今回の青12のデビュー、大成功だと思います
大楽を配信でひたすら見倒してる私ですが、最後比嘉と青学が整列して挨拶するところで比嘉の拍手が鳴り止まず、寺田塚が観客から比嘉への拍手の最中それを打ち切って「青学ありがとうございました」と挨拶するんだけど痺れたよね
素晴らしい負けん気の強さ
この青学なら全国勝ち進んでいけるって思った
感じ方は人それぞれなのであくまでも私個人の感想ですので悪しからず
えーん( ; ; )見逃しが終わってしまう( ; ; )
はやく次のテニミュ観たいよぅ( ; ; )
氷帝は青11とすでに対戦してるので、客だけでなく氷帝キャストからも前代と比べられるだろうし、跡部様の歌がやばやばなのでプレッシャーもまたあるだろうけど、きっとこの青学なら乗り越えられます!
ほんとにたのしみにしてる☺️!!!
ヒーロー曲も良かったけどM1も好きなので早く音源欲しいですね(^ ^)