夫が育休中。夫に言えなかった育休中の気持ち 今なら言える本当は、、。
我が家は 夫が育休を1年 1児目の時(5年前)に取ってくれました。ただ、2児目、3児目の時は夫は家事育児は相当やってくれるものの、育休を取ってはくれませんでした。子どもの数としては増えているのに。手数も圧倒的に増えているのに。
でも、それでも仕方ない。と思えることが1児目の時にあったから、私は2児目、3児目の時に育休を取らないと決断した夫の気持ちを尊重しています。
そのことについてお話ししていきます。
二人での育休は楽しい反面
一緒に育児をしてみたい!と彼の言葉で始まった育休。
世間から見れば、家族と一緒にいられるのは楽しいように見えます。
ただ、それは妊娠の辛くない時期だけ。妊娠で身体がどんどんと重くなり、自由がきかなくなってきた上で、子どもが産まれると、何かが変わります。
出産までは持ち前のテンションの高さでなんとか乗り切れたのですが、育児が始まると全てが未知の世界。
・こんなに小さくて一人では何もできない子を育てられるのかという責任の重さ。
・こんなにも寝られないものなんだ。
・こんなにも泣くものなんだ
・授乳もうまくできない、ゲップもうまくさせてあげられない
・いつ休めばいいのかわからない
ビジネスに例えるなら急に増えたこなしきれないタスクの量と、重大な責任感に押しつぶされそうになり、焦りと不安に駆り立てられた感じです。こんなにもこなしきれていないのに研修先ともいえる病院を出たら、どうなるんだろうというピリピリ感。
それを一挙に赤子と一緒に持ち帰るわけです。
なのに、目の前にいるのはその膨大なタスクも知らない、責任感もまだ低い、ただ子どもが来るというのに浮かれてワクワク待ち望む夫。
この時点で圧倒的な差が生まれてしまうのです。
わからないからママ任せ。いやこちらもわからないけど。
でもわからない同士でいたら、、、、、子どもが生きていけないやん。
わからないのに必死で育児に喰らいついていこうとするのが母親。
さすが、ママ!
この言葉が逆に辛い。さすがでもなんでもなく、やらなきゃいけないだけなの。
この焦りの違いが溝を当時生んでいました。
今 あの時の代弁をするなら
一緒にこんなにも大変なんだと焦って欲しかった。
一緒にがむしゃらに育児に喰らいついて欲しかった。
ただ、出産後の怒涛のホルモン変化をきたす母体は、そのままマタニティブルーに突き進み。一緒のベクトルにいないならと、振り切り、父親を「子どものお世話の知識がない人」というレッテルを頭の中で勝手に貼ってしまっていたような気がします。
だから一緒にいるとイライラしてしまう。
育休中、一緒にいてくれるのが本当はありがたいのに、心無い言葉でついつい喧嘩が勃発。
したいわけではないのに、、、。
おかげで居心地の悪い時間が流れていた気がします。
ただ、そのうち、夫も諦めない性格の方だったので、だんだんと夫なりの責任や育児の工夫がついてきて、私自身もホルモンが落ち着いたり、休み方を知ったり、自分の時間が取れてきてと。
結局、時間が私たちの居心地の悪さを解決してくれたような気がします。
しかし、一度居心地の悪くなったものは忘れないのでしょう。一緒にいすぎて居心地が悪くなるくらいなら、育休分の給料も減るし、ある程度一人でもなんとかなるようだし、やれるところはやるから
もう一度育休取らなくていいのでは?という結論が今の夫の状態なのかなと思います。
ただ、それは一度育休をとってみたから言える結論です。
夫に以前聞いた時は
「育休を取ってみて、それで育児がどんなものか知ったから、子どもの成長をずっと間近で見ることができたし、育児の大変さもよくわかった。だから人生で育休を取って本当に良かった。」
と話してくれていました。
育児のストレスを一番抱えるのは、育児のなんたるかを知らない第一児目です。
そのため、第一児目の夫の育休は本当に必要なものだったと私も思います。
ただ、第二児目、第三児目に関しては、私たちは私たちなりの理由で選択しませんでした。
夫にしてみたら、何をやってもイライラされ、パパ友はママ友より圧倒的にできづらく、社会とも孤立した感じもあり、そりゃ精神的にきついですよね。
二人目以降も長期で育休取りたいと思う魅力が低くなってしまったのは私のせいでもあるなと思っています。
今はそう書けますが、やっている最中はそこまで頭は回りませんでした。
初めのイライラを拭うのに時間がかかったんです。
これはほんのうちの一例です。
人によって違うことはあると思います。
ただ、もし他のお父さん方に届くなら、
妻と一緒にがむしゃらに育児に喰らいついてみるのも手です。
本気度は伝わります。