今思えば、苦しかった時のはなし。【続き】
▶️▶️▶️続き
大学最後のブログをここに残します👇
あの時のあの感情、あの経験が
怪我で、プレーで、もがき苦しんでいる方のほんの少しでも、
〝頑張るきっかけ〟になったら、!
何より、これから自分が苦しくなったときに〝頑張るきっかけ〟〝頑張り直すきっかけ〟になるように!
略
ここからは、私の挫折だらけのサッカー人生について語っていきたいと思います。
長ーくなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
小、中は楽しくサッカー漬けの日々を送っていました。周りより少しだけ上手かったこともあり、高校では仙台の強豪校に入学し、寮生活を始めました。
そこからです。サッカーしすぎて、サッカーが
嫌いになりました。耐えるものになりました。やらされているものになりました。何のためにやってるのか分からなくなりました。
ホームシックにもなりました。
けど、SNSも恋愛もダメ、スマホの使える時間も限られていて、サッカーからの逃げ道はありませんでした。
4時半に起き、24時までに寝れたらラッキーくらいの日々。
毎日がセレクションであり、ライバル同士の削りあい、自分が生き延びるのに必死で、周りのことなんて考えてる余裕はありませんでした。過酷すぎて、身体も心もボロボロで、「サッカーが上手くなりたい」なんて気持ちも忘れてました。中学生の頃の方がのびのびプレーしていて、上手かったと思います。笑
アメリカの大会で優勝したり、インハイ優勝、選手権準優勝、いろんな景色をみてきたけど心は満たされませんでした。
そんな中、関大の朝練に練習参加させてもらった時に、
サッカーってこんなに楽しいんだ!こんなに笑顔になれるんだ!って久々にサッカーの楽しさを思い出せました。勉強にも力を入れていたこともあり、関大に行くことを決め、未来に少し光が見え始めました。
ところが、、、
関大への入学が決まって1週間。
高校サッカー集大成の高校選手権まで2週間をきった日。
ぶちぶちぶちっっっ。
グラウンドの端まで音が響き渡りました。
【右膝前十字靭帯断裂】
【右膝半月板断裂】
泣き崩れました。
自分を見失いました。何のために頑張ってきてたのか分からなくなりました。
そこから、手術。地元で大学生っぽい生活をしつつ、リハビリの日々。
9月のセレクションに向けて、コンディションを上げていきました。
そして、復帰許可が降りるはずだったセレクション1ヶ月前の診察。
【縫合した半月板が断裂してる可能性があるため、9月に再手術しましょう。】
はい???
頭が真っ白になりました。
ただでさえ、入部が遅れているのに。
膝にも医者にも自分のやってきたことにもめちゃくちゃ腹が立ちました。
めちゃくちゃ苦しみました。めちゃくちゃ悩みました。
どこにぶつけていいかわからない感情とたくさん出会いました。
当時の、サッカーしか知らない私は、サッカーできない=この世の終わりとでも思っていました。
けど、この経験があったからこそ、自分なりの感情との向き合い方が身についたと思います。
以上、挫折人生でした。
って終わりたいところですが、
まだまだ続きます。
ようやく1年遅れで入部が決まり、念願の大学サッカー生活が、スタートしました。
が、
思うように身体が動かないんです。こんなこともあんなこともできなくなってるって昔の自分と比べて、チームメイトと比べて、焦って勝手に苦しみました。
がむしゃらに努力しました。
そしたらまた膝が痛くなってきて、、
膝をかばって他のところを痛めて、、
離脱を繰り返して、、
そんなこんなで、大学3年のシーズンが始まり、2試合目。
【左膝前十字靭帯断裂】
【左膝半月板断裂】
もう訳分からないです。笑
今度は逆足です。
ただ、ただ、
「サッカーがしたいだけなのに。」
前十字が切れ、半月板が割れる感覚。膝の中が一回転するんです。これを覚えてしまっているので、やった瞬間に頭に復帰までの長い長い道のりが思い出されました。
「何でなん!もーーーあーーーー!」ってタンカの上で叫びました。笑
たくさん、たくさん泣きたいはずなのに、
涙も出てこなくなりました。絶望ってこんな感じなんだっていうのを体験しました。
空元気に作り笑顔してる自分がいました。
当時の自分に、辛かったよね。おつかれさん!って言ってあげたいです。
けど、ここまできたら、いい意味で吹っ切れました。
いい意味でサッカーだけに執着しなくなりました。
リハビリ期間は、就活中の同期の深い話から浅い話、面白い話を飽きるくらい聞いたり、聞かされたりして、OBの方たちと関わらせていただいたおかげもあり、自分の価値観が広がりました。自分の見えてる世界はほんとに小さいんだなって気づかせてもらいました。
一緒に頑張る仲間の存在に何度も何度も助けられました。
そして、ラストシーズンが始まるちょっと前に復帰。
チームが勝てない。という壁にいきなり直面し、
何より自分が足を引っ張ってしまっている、
申し訳なさともどかしさ。
急に出てくる膝の痛み。全力を出したいのに恐怖心が勝ってしまう。
サッカーが楽しくない、楽しめる余裕がない。
4回生として、という重圧。
何度も何度も心が折れそうになりました。
けど、私は自分の経験から学んだ、
『どれだけ悩んでも苦しんでも、明日急によくなるってことはなくて、結局は日々の積み重ね。今を受け入れて、1つ1つやっていくしかない。』
ということを心に留め、
いくらでも言い訳して現状から目をそらして逃げることもできたけど、
そんなんださいし嫌だなって思い、
こんな自分でもまぁいいやってまずは素直に受け止めて、
今はうまくいってないけど、現状から目を背けずに、目標に向かってやることやろってずっと思いながら、
1日1日の練習、ケアをしっかり積み重ねて焦らずやってきました。
目に見える形で結果としてはあらわれなかったし、まだまだ課題だらけだけど、
自分の心の中では確実に変化が起こっていて、自信になっています。
そして、気づいたらサッカーを思い切り楽しめるようになっていました。
長々と挫折人生を書いてきてしまいましたが、
ラストシーズンでようやく負のループから抜け出せたかなと思ってます。
これらを踏まえて私が伝えたいことは、
焦って、急いで、空回りしてた自分が、
今でも時には現実にのめり込んでしまうこともありますが、
落ち着いて、
一歩引いて長い目で物事を見れるようになったのも
昔をみて、あの時は良かった。て嘆くんじゃなくて、
今をみて、この自分でこの状況でできることをやればいい。って思えるようになったのも
周りの方のサポートに恵まれ、たくさんの気づきのきっかけを与えていただき、見える世界が広がったことと、
自分のペースで、自分に集中して、自分なりの方法で、逃げずに向き合ってこれたからかなって思います。
今、
怪我で苦しんでる方たち
プレーで苦しんでる方たちへ
生き急がず、焦らず、
今やれることをやろう!と伝えたいです。
相当苦しくて、悩んで、逃げ出したくなるかもしれませんが、
振り返ってみたら、その過程で経験してきた全てが自分にとって大切なものになってると思うので、目の前の結果だけに左右されずに、
焦らず自分のペースで自分なりのやり方で突き進んでいってください!!
絶対にもう戻りたくはないけど、
今となっては
普通にサッカーできるようになるまでの過程で経験してきた全てがアイコにとっての宝物!
と胸を張って言えます。
ありがとう!!挫折!!
仲間の存在って本当にでかい。
ありがとう。
『大丈夫!!1人じゃない!!
一緒に頑張ろう!!!!』
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