ランドセル事情
先週末に、ようやく頼んでいたランドセルが届いた。
早速、家族みんなで開封の儀。
息子の一年生になる準備が着々と進む中で、ランドセルはそのメインとなった。
初めてランドセルを背負ってみる息子はとても嬉しそうだ。色はネイビー。たくさんの種類があったが、息子が「コレがいい」と言ったものをチョイスした。
遡ること、去年の5月。
家族3人でランドセルの展示会へと出かけた。
自分が小学生だった時は、黒一択だったカラーも今では千差万別。オレンジやピンク、スカイブルーなんてのもある。更に、ランドセルの形も種類豊富。
これは大変だ。
なぜ大変かというと、親の意向と子の意向が違うことが多々生じてくるからだ。
こどもは良い意味で単純なので、派手な色や形のカッコいいものに飛びつく。
親としては、6年使うものだし変に流行り廃りのある色や形は選んでほしくない。
これがぶつかるのだ。展示会の会場で。
「コレいいんじゃない?」
「イヤだ!コレがいいい」
「え、それは…」
こういうやりとりが、繰り返される。
色んな種類を見ていると、親目線でオシャレだなと思うものを選びたくなってしまうが、大体そういうものはこどもには全然響かない。
Twitterで最近こういう内容のツイートを見かけた。
「娘の友達にキャメル色のランドセルを背負っている子がいて『いいね!』と褒めたら『本当は水色がよかったのにお母さんがコレにしなさいって…。嫌なのに、うわぁん』と泣き出した。辛い」
これは、あるあるな気がした。
ウチも色としてはブラウンとネイビーが残り、親はブラウン、子はネイビーで割れたのだが、最終的にはこどもの希望を優先した。
今考えると、そうしといて良かった。
親の意向も大事だが、子の気持ちはもっときっと大事なものなのだと思う。よく考えたら、物心ついて初めて示す未来への意志な気もする。
たかがランドセル、されどランドセル。
こんなことも経験しながら、親と子は成長していくものらしい。
そんなことを思いながらテレビを観ていたら、今の段階で一年後の4月に入学する子へ向けてのランドセルプロモーションが開始されていた。
早い。