調整力の元となる「7つの分野のやりたいこと」とは
\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。
やりたいことを実現するための「調整力」
前回は「やりたいことリスト100」の作り方について補足をお話しました。小さいことを1つ1つでもやっていくと、どんどんやりたいことが増えていきます。
なぜ調整力でこれが必要かというと、アクシデント対応ややらなければならないことの調整だけをしていると、ものすごく辛くなっていくのと同時に、本来何のために調整するのかということを見失ってしまうんです。
何のために調整するのかを考えたとき、目標のためだということを忘れてはいけません。目標に到達するための今があって、そこで色々な調整をするわけです。
なので子どものことであっても、健康で健やかに過ごしてほしいと思っているなら、そこでただ日常をなんとなく過ごすのではなく、目標を持つこと。パパもそうですし、一番はママ。ママが目標を持ってやりたいことをやらないと、子どもにもそれは教えてあげられませんよね。
まだ間に合う!年始に目標設定をしよう
なので、今の時期は目標を考えるとよいですよということで、「やりたいことリスト100」のお話をしていました。
それも、まだまだ本当の目標を見つけるための前段階。引き続き「やりたいことリスト100」は日常で定期的に追加していってほしいと思いますが、今度は本当にやりたいことを見つけるためのステップアップのワークに入りたいと思います。
特にいま年始なので、というお話をしたんですが、1月1日からが新しい年というよりは、実は節分が本当の区切りなんです。旧正月の節分の方が、全体の流れが変わる時期と言われています。なのでこれから新しい年明けに向けて考えると、より身が引き締まるのではないでしょうか。
早速次のステップのワークについてですが、今回はその概要をお話していきたいと思います。
7つの分野で目標を考えよう
まず、7つの分野で目標を持っていきます。
これが普通目標を決めましょうだと、漠然とした目標になりがちです。でも、目標というのは鮮明じゃないと叶わないんです。なんとなくの目標ではダメなのです。「お金持ちになりたい」といったなんとなくの潜在意識に向けた目標もいいのですが、実際のリアルな生活の中での目標は、もっともっと明確で数値化されたり具体化されたものでないと叶いません。
なぜかというと、逆算できないからなんです。
なのでどれだけ詳細な目標を決めるかが大切なのですが、漠然としたところから考えるのは難しいです。そこで7つの分野に分けて設定することで、目標が細かくなり効果的なのです。
7つの分野とは、「仕事」「お金」「楽しみ」「人間関係」「ライフスタイル」「学び・成長」「健康」です。この7つの分野をひとつひとつ見ていき、例えば「自分は仕事でどうなっていきたいかな」「どんなお金の持ち方をしたいかな」「自分の趣味って何がしたいかな」「どんな人たちと付き合っていきたいかな」「どんな暮らしができたらいいかな」「どんなことを勉強したいか」「どんな体を作っていきたいか」といったように、それぞれの分野にフォーカスした目標をそれぞれで考えていきます。
計画を立てる必要がある分野とそうでない分野
この7つの分野の目標をそれぞれ計画にのせていきます。ただ分野によっては、計画的にやった方が良いものと、目標だけ決めてしまって常に心に置いておくので良いものというのが分かれます。そのため分けて考えた方が効率も良くなるんです。
何度も言っていますが、調整力というのは目標を達成するために必要な力。ママは、日々の生活で自分以外のことでもやらなきゃいけないことが山ほどあって、アクシデントがあって、ぐちゃぐちゃになりますよね。
それを調整するんですが、その後にいかに目標に向かってやりたいことを入れ込むかというのが、前進速度を上げることに繋がります。そのために7つの分野のやりたいことを固めるのがものすごくいいのです。
家族のことに関しては、最初からざっくりと見通しを立て、逆算をして計画を立てますが、ママ自身のことはスキマ時間に入れたりなどの調整が出てきますので、目標が明確じゃないと動けなくなってしまいます。
楽しみ、人間関係は、目標を自分で決めるだけでも変わりますので、そんなにスケジューリングはしなくても、決めた通りに日々心掛けて生活するだけでOKです。
仕事、お金、学び・成長、ライフスタイル、健康は、逆算して計画を立てるとよいものです。
逆算が必要なこの5分野に関しては、より早めに計画を立てて逆算した方がいいので、まずゴールを決めましょう。
やりたいことリストで引き出しを増やす
その時にやはり必要なのが「やりたいことリスト100」なのです。自分が何がやりたくて、どんなことで満たされるのか、それを見つける材料になるのです。それを見ながら考えるとすごく分かりやすいです。
気を付けて欲しいのが、興味本位でやりたいこと。興味本位でやってみたら何か違ったってこと、ありますよね。
なのでできれば「やりたいことリスト100」の時点で挙げて下さい。そこで試してみて分かりますよね。そうすれば、誤ったことを、本当にやりたいことに挙げることはなくなります。そこでやっていくうちに、「私はこんな生活がしたいんだな」とか「本当はこんな仕事がしてみたいのかな」とか「こうゆう人間関係がしっくりくるな」とか、1個1個やっていくことで、自分の気持ちが分かるようになっていきます。
これは自分の内面を洗い出す作業ですから、いろんな発見があります。人間はどうしても大人になるにつれ視野が狭くなっていく生き物です。でも「やりたいことリスト100」に取り組み始めると、いろんなところに目が向くようになるので、狭くなった視野を広げることにもなります。新しいものを見て挑戦してということができるので、脳トレにもなります。それをやりながら、これからやりたいことを7つの分野で考えていくというのがベストです。
これから日々「やりたいことリスト100」を継続して更新していくことができれば、本当に世界が変わっていきます。そしてやりたいことが決まってからの調整というのが一番いいんです。
そのために次回からは、7つの分野について見ていきたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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