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田舎フィリピンのここが好き。(海外遊学Day73)
こんにちは。
おもちです。
大学4回生のとき1年休学して、
約10ヶ月で29か国を訪れました。
当時の日記を書きおこしています。
取り柄も特技も特になく冴えない私のひとりごと。
読んでくれると嬉しいです。
2015年7月8日
勉強するふりと宿題するふりをして
合間にねこと遊ぶふりをして
寝るふりをして一日を終えた。
なにも成し遂げられていない感マックスの休日。
こんなどうしようもない日々を繰り返して
私のフィリピン留学3ヶ月間は再来週幕を閉じる。
なんてことだ。。(一生自分の実行力のなさに嘆き続けている人みっけ)
フィリピン生活に順応しつつあるものの、
日本にはない“フィリピンらしさ“が好き。
① お店屋さんの店主が爆睡しているのが好き。
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省エネで働いていてすごくいいなと思うし、見ていて癒されるから好き。
② ボロボロでも普通に使ってるとこが好き。
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ボロボロでも使えたらええよな。
日本ではなかなかボロボロは見ないから
なんか見ていてボロボロであればあるほど癒される。
③ ジプシーの運賃のおつり、お札はまるめてあるところが好き。
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かわいいから好き。
運転しながらおつりを渡しやすいように、効率化を図った末にこうなったというのも
ほっこりする。
ぎちぎちに細くまるめてあるおつりをもらって、
それを伸ばして逆にまるめなおして平にしてから自分の財布にしまうのは面倒だけど好き。
④ そんな使い方があったのかという発想が好き。
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はさみは使わず歯と手で切る姿はもはや匠。
このふたつには何か近いものを感じるし
丸く切るとなんか可愛げがあるから好き。
⑤ ごみのように商品が散らかっている店が好き。
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袋からひっくり返したような見事な陳列。
売る気がないんかと思わせておいて
ちゃんとお客さんいるのもおもしろい。
フィリピンにおける需要と供給はいつも省エネで好きです。
ひとりで市場を歩いていても
店主が安いよ安いよーとアグレッシブに
声をかけてくるよりも
爆睡してくれていたほうが
買わないかもしれない商品を眺めやすかったりする。
ボロボロの乗り物を修理しながら使い続けていることや
ボールを植木鉢にする発想など、
全くドヤ顔してないSDGS感が愛らしい。
国民性というものは
人の生きやすさや生きづらさを
知らず知らず育んでいて、
日本にある「あたりまえ」は
ひょっとすると、誰かの生きづらさになっていたりするかも
しれない、なんてことを
漠然と考えながら、
おもしろがれるので、明日もまた
知らない道を歩いてみたくなる。
こうしてフィリピンを歩けるのもあと2週間。
海外遊学Day73
続