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1週間、作業が終わったけど月曜からまた作業開始するんよね

とりあえず、作業を終えて帰ってきた。
零細工場にいると自分の存在意義が失われちゃうね。なにやってんだろって。そう思うもん。
昔の俺だったら絶対にそんなん感じたりもせず、ひたすら先輩たち、上司にへつらい、ぺこぺこしつつ、下っ端、雑用をがむしゃらにやってた。
常に「すみません」って言ってたよ。それが世間の常識で当たり前のことだと疑いもせずにね。

時々ふと思う。ここでの、この今の工場での17年間って一体なんだったんだろうって。暴言吐かれて、罵倒され、堪らずトイレの個室に駆け込んでは泣いてた。涙止まんなかったよ。悔しくて情けなくて。負けちゃいけんってずっと噛みしめて耐えてた。ぐっと堪えてた。

でもね、それってね、パワハラ行為だったんよね。本来ならあってはいけない行為。仕事の都合上だからといって許される行為ではないんよ。
でもその当時はそんな言葉すら知らなかったし、それが当たり前だと思ってたから「辞めは逃げ」って俺は耐え続けた。自分にひたすら言い聞かせてたね。「ひたすら耐えろ」ってね。

今の作業場にいて、しょっちゅうその当時の光景、発言場面がフラッシュバックすることがある。「この時、こんなことを言われたことがあったな」ってね。
だから、自己啓発書を読むのを辞めて、今ある環境じゃない場所を探して行こうって決めてる。本なんか読んでもダメ。そう。ダメな場合もある。
とにかく、ブラック工場、零細ブラック会社にいては自分がダメになっていく一方なんだよ。だから書を捨て、別の場所へ行こう。これだよ。これしかないんよ。

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