やさしい世界があることを実感した夜
2月23日、霜田明寛 シモダフルデイズ1周年記念イベント #ありがたふるでい に行ってきました。本当は9月末に第1回のイベントに参加予定だったが参加できず、次を心待ちにして、やっと今回参加できた。他の方々がイベントレポートはあげるのかな?と思ったので、私は完全に主観で思ったことを書きました。楽しかった。
*
勝手な持論に、"人間みんな心のどこかにメンヘラを飼っている"というものがある。
それが表面化しているひとと、内在化していてほとんど顔を出さないけれどふとした思考の隙間に挟まっているひと、明るいひと、暗いひと、数え切れないほどのグラデーションがあるにせよ、メンヘラ思考は(マイナスの意味でなく)割と身近なものだと思うようになった。
私が惹かれて、面白い、知りたいって思うのも、同じ価値観に共感したいからというよりは、その人たちの「本当に自分のやりたいことしかやらない」部分に惹かれていることが多い気がするし、本音で生きて、嘘をついてなくて、ちゃんと傷付いていたり恥ずかしいと思うような部分も開示してくれるから、その姿が刺さっているのかもしれないな。
大人になりたくないとか、社会に染まりたくないとか、彼女からもらった新しい物事や癖にちゃんと慣れて受け入れた頃に去ってしまって悲しくなったりとか。謙虚すぎるほどの気遣いの姿勢とか、どこまでもまっすぐに好きなものへの愛を伝えてくれることとか。ラジオで引越しのときに流れてきた曲の歌詞に泣き出す網目の細かさとか。
私は、いろんな人の日常に垣間見える「違っていて面白い」部分を面白がりたいし、反射して鏡にうつる自分の姿が見えるのも面白がっている。日常に透けるそのひとの考え方とか、これまでの人生とか、大切にしているものとか、そういうものを見せてもらえると嬉しい。
そして、惹かれる人や好きなひとたちは、日常の話が得意な人が多い気がする。
あとは否定したり無理やり変えようとしない、やさしい強さがあるかもしれないな。決めつけてしまったらその先見えるものがなくなってしまう。そうじゃないやさしい世界があるって教えてもらった気がした。