解離性同一性障害
自分の中に複数の人格が存在し、交代で表に現れたり消えたりするもので以前は「多重人格障害」とも呼ばれていました。
別人格は2〜10人前後が多いのですが、100人以上存在するという症例もあります。
人格交代(スイッチング)するきっかけも一定ではありません。
例えば、甘えたいと思った時は子供の人格となって現れます。
また、試験の時に、自分より優秀な人格がスイッチングして高得点を取ったりすることもあります。
別人格は年齢性別、言葉遣い、態度、洋服などの好み、利き腕、癖まで異なるため、周囲の人からは「演技」や「嘘つき」と思われることもありますが、特に問題を起こすこともなく社会生活を送る人も少なくありません。
その一方、自分の思い通りにいかない場面では粗暴な人格にスイッチングしてトラブルを起こしてしまうケースもあります。