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師範が後ろ飛び受け身?!
とある年の合気道合心館演武大会後のこと。大学生の私たちにとってレベルの高い社会人の皆さまの演武や合同稽古を見て、モチベーションが上がっている時期でもありました。
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師範練で私たち学生に教えてくれたのは後ろ飛び受け身。入り身投げ等に対して、フワッと浮くような受け身をとって衝撃を和らげます。海外の方も多く取り入れられている受け身です。
YouTube等の動画やSNSが身近ではなかった当時、あまり目にする機会がなかったのですが、演武大会で見て衝撃を受けました。
もっと衝撃だったのは、当時60歳くらいの師範が「ウッホゥ」と声をあげながら後方飛び受け身を披露したこと。
私たち大学生からするとおじいちゃんの師範がぴょーんと飛んだことに、どちらかというと身体の心配をして全員が前のめりになりました。
「私らの頃は肩から受け身取らんと怒られよったんよな。今みたいに腰から受け身取りよったら、そら怒られたぞ。
でもケガしたらつまらん、自分ができる紙一重上を目指してほしいんよな。学生のときには受け身もうまいことやってほしい」
それからというものの部活内では、その日の記憶を頼りにぴょんぴょん飛んでは畳にポコポコ落ちつつも、あーでもないこーでもないと受け身をとる日々が始まりました。
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