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夢のリゾート地生活!7年在住してそのメリット・デメリットまとめ

ナポリ湾の南、ソレント海岸。
古代ローマ時代からここは、元老院階級のリゾート地として有名。

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なかでもカプリ島は、初代皇帝アウグストゥスが、隣りのイスキア島と交換してまで手に入れたほど美しい島だ。

世界にはモナコ、コートダジュール、カリブ、それこそ沖縄や伊豆といった美しいリゾート地がある。

そのリゾート地で暮らしたいという日本人のために、ささやかながら、参考資料になるように、ナポリの生活のデメリット・メリットをまとめた。

読んでいるだけで、リゾート生活が擬似体験できるはず。

もちろん最低限の生活をするお金は必要だが、他では決して味わえない感動があることは事実だ。

よいことも悪いことも全部が貴重な体験である。

デメリット

◯ネットの開通日と安定性は神のみぞ知る
誰も知り合いのいない、外国のリゾート地に引っ越して、荷物や食材を整理して棚にしまったら、非常に重要な作業が待っている。

インターネットの契約である。

日本と連絡を取るにも、イタリアの情報を調べるにも、自宅のインターネット開通は欠かせない。
携帯電話は簡単に安価で手に入るので、それだけで済ませる人も多いが。

イタリアは、通信事業者は日本より充実しているのだが、問題は開通作業を実際に行う工事業者だ。

ウチの場合、なんと、ネットを申し込んでから開通まで三ヶ月かかった。。

工事予定日になっても工事に来ないことが四度続き、ようやく来たと思ったら、なんと急に壁にドリルで穴を開けはじめたのだ!!

築300年の石造りの家に無許可で。

唖然としたが、結果的にネット開通したので気にしないことにした。

もちろん、イタリアではどこでもこうというわけではなく、ローマ在住の友人は「うちは早かった」とのこと。 ミラノやフィレンツェ、ボローニャやトリノならきっと仕事早いのだろう。

◯ガスや電気が原因不明で切れることがあり復旧に時間がかかる

田舎で、しかも、標高220メートル、
だからナポリ湾全体が見渡せ、絶景を楽しむことができるのだが。

落雷が多い。

嵐も多い。

直撃を受けると、街のどこかの電線が切れる。
そして停電が起こるのだ。

これが寒い冬場だとなかなかツライ。
工事業者が被害箇所を特定するために山の中を周り、復旧するまでの時間だ。

町全体が停電になることもあれば、ひと区画だけということもある。そういう時は、ご近所さんと天を仰いで「マンマミーア」と呟くのだ。

当然ネットは繋がらないし、明かりもつかない。

他にも、イタリアの配電盤?の規格が統一されてないようで、ブレーカーのあげ方がわからない時もある。

そういう時はやはりご近所さんに聞いて手伝ってもらうしかない。

また、ガスはプロパン。 使い切ってしまったことに気づかないでいると、料理やお風呂のお湯に困ることになる。
私はクリスマス時期に二回やってしまった。。
そうなると、やはり、ご近所さんに相談してシャワーをお借りする。

◯虫除けや網戸をすり抜け刺してくる危険なハエがたくさんいる

日本では虫除けと網戸さえあれば、まずウチの中で蚊に刺されることはあるまい。

イタリアには危険なハエ、パッパターチョという生物がいる。

ウチの周りはオリーブの木とブドウに囲まれており、おまけにご近所さんが豚と牛を飼っているので、その排水の影響もあり、蚊やハエが夏場大量発生してしまうのだ。

行政が、排水を下水化する工事をしてくれて、多少改善したようであるが。

それでも毎年刺されて、刺された跡が赤く腫れてしまう。おまけに刺された跡がなかなか治らない。

優雅なリゾート地ということで、ワンピースやショートパンツで過ごしていると、こんな風に虫刺されだらけになってしまうことも。

厄介なのが、パッパターチョは網戸をすりぬけて入ってきてしまうこと。

また、ジャージなど長袖を着ていても刺されてしまうことがある。  虫除けスプレーやジェルをしておけばマシだが、やはりどこかは刺されるから完全な対策はないかもしれない。

蚊取り線香やベーブマットなども試してみたが、むしろ目と喉が痛くなってしまって使うのをやめた。

自然が美しいということは、それだけ虫も多いということだから仕方がない。

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