一般大衆・世間に憤っている人へ
「大衆について、どうお考えでしょうか?」
「え」
「僕は将来政治家になってこの国をよくしたいと考えています。実現可能性の高い政策を立案できるように、既に政策実行能力のある方と繋がって議論して、その考えをまとめつつあります」
「へえ」
「相川先生は早稲田に在籍していらっしゃる時、政治サークルの雄弁会に関係されていたんですよね?」
「まぁでも合宿に参加させてもらっただけだよ。そら当時の幹事長とは友人だけれど」
「先生がYouTubeでお話しされているのをみて、なんというか、痺れたんです。それいっちゃうのかって」
「お」
「自分の人生は自分で決める、って。本当そうですよね。ヒーラーだって?病んでるイタコにしか見えないんだがなんて、笑っちゃいました」
「ああ」
「僕がYouTube検索してる時に見つけたんですが、なんで検索にひっかかったのかはわかりませんけれど、こうやってお会いするようになって改めてその凄さを実感しているんです」
「うむ」
「そこでお聞きしたいのが、大衆についてなんです。政治を志そうと思うと、大衆の存在は切っても切れません。アブラハムリンカーンが『大衆の大衆による大衆のための政治』と言いました。 しかし、一方で、相川先生はよく『この庶民どもが、殺すぞ』とおっしゃられる。あろうことか『庶民なんぞには理解できぬだろうがな』と、大衆を愚弄し挑発するような言動をされる。かつて日本を代表する漫画作家・手塚治虫氏が『大衆を馬鹿にすることだけはしてはならない』と言っていました。それにも関わらず、どうして一般大衆に対してそのようなことを発言されるのか。にも関わらず、先生は使命が『世界秩序の再構築である』とおっしゃられる。実際にそれを実現するための行動を着実にとっていらっしゃる。おまけにそれを応援する各界の実力者の方がおられる。一見したところ大きな矛盾のように思えるのです」
「そうね」
「それにはどのような意図があるのでしょうか」
「結論から言えば、エネルギーだよ」
「エネルギーですか」
「うむ」
「・・・・」
「君のような頭脳明晰のエリートにとって、論理的な思考の中にエネルギーという単語が出てきた瞬間に二つの反応が予想されるだろうね。一つは『馬鹿馬鹿しい』ということ。もう一つは『ギブアップ、降参』だ」
「!!」
「君はどうかね」
「ええとそうですね、エネルギー。先生の記事やYouTubeをこれまでみて勉強させていただいていますから、エネルギー、ああそういうものだろうなとという感じです」
「つまり君は『降参』型の反応という事になる」
「ええ!思考停止ですか!教祖様ハイルヒットラーショコーショコショコですか!冷静でいるつもりですが・・・」
「そうだね。大東亜戦争の時期の軍上層部の高級将校たちが大本教にハマったような感じではないかと思う。あまり知られてはいないけれど、日本海海戦で活躍した秋山真之氏も晩年には神秘心霊学にハマっていたということだしね。頭脳明晰のエリートほど、神様ごとに敏感なのかもしれないね」
「神様ごと・・・」
「そう。まぁ実際、地球上のあらゆる文明で、神様ごとの方が人間ごとより優位であった時代が長かったのだからね。文字が生まれるよりずっと前から、人間は目に見えない存在を崇敬してきた。ゲルマンだろうとシナだろうとニッポンだろうと同じだ」
「先生とお話しする機会をいただくときはいつもエキサイティングです。古今東西あらゆることに精通され、さらに実地踏破されて体感なさっている。机上の人でもなく、ただの活動家でもない。アーティストでありながら、ビジネスの根幹にも関わっていらっしゃる。不思議な存在です。こうやって問いかけることができて幸せに思います」
「うむ」
「それで本題ですが」
「大衆という人はどこにもいない。そこに一人一人の個人がいる。それだけだ。私は大衆だと思って人と関わったことは一度もないよ。誰しもが心をもち、魂をもち、かけがえのない人生を生きている。誰もそれを邪魔する権利も馬鹿にする権利もない」
「はい」
「これまで4000人程度の人の声診断をさせてもらった。世界五大陸回って、お一人お一人と関わってきた。お食事をしたり、歌ったり踊ったり、武道をしたりね。 この小さな島国でも同じことだよ。コンビニの店員も工場の労働者も、オフィスビルの重役も創業社長も、ゴルフ場の老人も、コックさんも、ゴミ回収トラックの運転手もみんな同じ」
「はい」
「大いなる可能性を秘めた存在なんだよ。できると思いさえすればなんだってできちゃう存在なんだよ。磨きさえすればその才能はいくらでも他人を喜ばせて世の中の役立つことができるのだ」
「ええ」
「なのに、ダメな奴らだよな全く。ぶっ殺したいよな。少しはまともに生きたらどうなんだよゴラァっ」
「あ・・・」
「本来の自分を生きるだけ。なのに、偽りの自分を生きていやがる。ムカつくんだよ。それが」
「ええと、人は皆とうとい。それぞれがそれぞれのタイミングとペースがあるんじゃないでしょうか??」
「ないわんなもん。ただの言い訳。インチキいい人が撒き散らかしたウソだ。ないない。結局、どの人間も、本来の自分を生きる決断するまでは、人間として生きているとすら言えんからなぁ」
「えぇーーーー」
「だろ?君はどうだ?」
「うっ・・・いや、どうでしょう。先生はどう思われますか?」
「ふ、んなこと他人に聞く時点で、偽りの自分を生きてるってことだろう?自信がないんだろ?頭がいい人って思われたい。すごい人って思われたい。だからそんなふうに『自分はできてます。わかってます』風な発言をしているということに気づけ」
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