レナクナッタ、ワークショップはじめました
すでにLINEやSNSでは告知をさせてもらいましたが、renacnattaの新しい取り組みとしてワークショップをはじめました。(オフライン万歳っ)
ワークショップの名前でありテーマは「文化を嗜む」。
その第一弾は伝統工芸の「金彩体験」です。
なぜファッションブランドがワークショップをやるのか
そもそも私はファッションブランドを経営しているという意識があまりなくて...普段わかりやすく説明するためにアパレルブランドと言ってはいますが、ブランドを立ち上げた5年前から変わらない感覚としては、ファッションを売っているのではなく「文化をのせたもの」を売っているということ。
ブランドコンセプトに「文化を纏う」を掲げているのもそんな思いからです。
これまでもブランドで展開しているアイテムがどういう人たちによって、どうやって作られているかというのをSNSやインタビュー記事を通して発信してきました。
が、百聞は本当に一見にしかず、、!
いつもいつも、実際に手が動いている現場をリアルでお客さんたちに共有したい...間近で見るともっとすごいんだよ...というもどかしさがありました。
リアルにお客さんと職人さんが繋がれる機会を絶対に作るぞ、と決めたのが一昨年。(去年初めての金彩体験のワークショップを企画しましたがコロナで泣く泣く中止に...)思うように動けない日々が続きましたが今回ようやく第一回目を企画できることになりました。
伝統工芸のワークショップはたくさん存在しますが、伝統工芸を扱う商品を展開する(そして販売実績もある程度ある)私たちがワークショップをやることは意義があると感じています。一般的には伝統工芸のワークショップは工房や作り手の人たちが企画することが多いと思いますが、体験してそれだけで終わってしまうことがほとんど。(もちろん「知ってもらう」という目的ではそれで十分ですが)renacnattaはワークショップをすることで商品により興味を持ってもらって購買につなげることができ、結果、講師をしてくれる職人さんや作家さんに講師の時以上のお金を継続的に渡すことができると考えています。
文化を嗜む
私は「文化」という言葉をが好きです。
伝統だったり、歴史だったり、作り手さんだったり、ブランドで大切にしている色々なものをひっくるめて「文化」と定義できるし、他の人が「文化」という文字を見たときにそれぞれ好きに解釈してもらえる、そんな余白がある感じが心地よいです。
「文化を纏う」というコンセプトでブランドをつくり、
「文化をたずねる」というインタビューシリーズを始め、
そして今回の新たな取り組みとして「文化を嗜む」が始動しました。
皆さんと色々な視点から「文化」に触れていき、それらを繋げて大きな面で捉えていく、そんなブランドにしていけたら最高です。
ちょっと面倒だけど愛しい消費
正直、自分が身につけるものがどういう人たちの手によって、どういう思いで作られているかなんて知らなくても何も困らないです。
ただ、知ると楽しいしそのものがもっと愛おしくなる、そういうちょっと面倒な消費も選択肢の一つとしてあります。
コロナで制限されることもあるけどできる範囲で安全な範囲で私たちは動き続けます。
これからもrenacnattaのパートナーさんの工房ツアーや体験ワークショップなども不定期に開催していきたいと思っていますので引き続きお知らせを楽しみに待っていただけると嬉しいです。
金彩ワークショップについて
金彩は、染め上がった絹の生地に金や銀の箔、金粉等を接着する技術。友禅染をより華やかにする加工の一つで、安土桃山から江戸初期にかけて確立した伝統的な工芸です。renacnattaでは着物ではなく、イタリアのシルクの上に金彩を施した商品を展開しています。
ワークショップでは、京都で活動する金彩職人であり金彩作家の上田奈津子氏を講師に迎え、renacnattaの商品同様イタリアのシルクに金彩を施す体験をしていただけます。
第一回目なのでご不便おかけすることもあるかもしれませんが、皆さんに素敵な体験をしていただけるよう準備を進めてまいります!
ワークショップの申し込みはこちらから。皆様のご参加お待ちしております。
読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは全てブランドで使用する生地の買い付け費用として使わせていただきます!