おなじ目線で ①
※マガジン「311とヒトとそれ以外の何か」に格納しました※
2011年3月11日の東日本大震災から9ヵ月余り。彼らはいつも現場にいた。5年の節目に、つらつらと思うところを書いてみたい。(挿入した写真はすべて東日本大震災の取材で2011年に撮影したもの)
彼ら、それは自衛隊のことである。
自衛隊の第一の任務は「国防」であるが、大規模な災害などには、自衛隊でなければ救出や活動ができないという「非代替性」、「緊急性」、そして「公共性」を満たした場合に出動が可能となる。これを「災害派遣3要件」という。
東日本大震災はその3要件を完全に満たしまくっていた。
ただ、通常は自治体の長などの要請も必要である。そういう意味で、シビリアンコントロール(文民統制)は行き届いている。行き届き過ぎた例も過去にはあった。阪神淡路大震災である。
・遺体を担架で運ぶ…階級章から捜索に従事している多くの隊員が20代前後だとわかる。
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