【合唱】生成AIを使って歌詞理解を深める【実例付き】
こんにちは、合唱人あいかなです。
音程よりもリズムよりも難しいもの、意外と歌詞理解だったりしませんか?
今回は最近私が行っている生成AIを使った歌詞理解を深める方法について書きたいと思います。具体例として上げているものは、すべてChatGPT(有料版)による回答です。
①歌詞を日本語に訳してもらう
これは既に皆さん使われている方法なのではないでしょうか。単語一つずつについて、単語帳を作ってもらうことも可能です。もちろん、有名な曲だとネットで検索すれば素晴らしいものが出てきたりするので必要ない場合が多いですが。
私が気をつけているポイントは、「小学生にも分かるような簡単な言葉で」とお願いすることです。
一例としてJ.S. バッハのとある曲を訳してもらいました。
(この歌詞にピンと来た方は、バッハ通です。)
ただ、chat GPTの場合は、一度に全部の歌詞を訳してとお願いすると長すぎてダメな場合もありました。
そういった時は、1曲ごとでお願いするか、別の生成AIを使うのも良いかもしれません。
また、単語帳作成時は膨大な数になってしまうので、知っている単語や定冠詞などは外してもらうように指示を出しています。
上記の例は、特に指定はせずそのまま作ってもらった単語帳の一部です。日本語訳だけでなく、発音記号もつけてもらうことがポイント。私はドイツ語はまだまだなので、覚えるためにイメージを膨らませる意味で英語訳もつけています。
そうは言ってもその元の歌詞を探してコピーして貼り付けるのも意外と面倒なんだよなぁ。という方向けのための記事も書こうと思いましたが、それは需要があれば別の機会に。
②歌詞解釈を考えてもらう
歌詞理解に悩んだことはありませんか?
・詩的な表現がよく分からない。
・宗教的な言葉の解釈がいまいちピンとこない。
そんな時も、もっぱら生成AIに助けてもらっています。正しいものとも限りませんが、大いなるヒントになると思います。
(ちょっと趣向を変えて?)有名な「アメイジング・グレイス」の歌詞解釈をしてもらいました。もちろん「小学生にも分かるように」と条件をつけて。
この曲は元の歌詞が複雑ではないので、解釈というより要約程度になっていますが、小学生にも分かる言葉になっていますよね。
曲を簡単な言葉でまとめることは、歌い手・聞き手どちらの理解にも、ためになることだと思います。
ただ、これはあまりにも有名な曲なので、ちゃんとした解説がネットで検索すると出てきます。
曲の背景を知ること、歌う上では大事ですよね。
③画像を描いてもらう
日本語で指示を出すだけで意外と簡単に描けてしまうので、スキマ時間で遊び感覚でできますよ。私は絵から曲のイメージを膨らませて暗譜の手助けにしようと目論んでいます。
さて、難点としては、似た歌詞の曲が多いと似通った絵になってしまうことです。そういう場合は、描いてほしいものを具体的に指定するか、歌詞よりも自分がイメージしたものを描いてもらうのが良いかもしれません。
④歌詞の発音練習の先生になってもらう
ChatGPTのアドバンストボイスモードが使用できる環境の方は、歌詞の発音練習の先生になってもらうことができます。これまた有名な曲については、歌詞発音のお手本や解説動画もありますが、ChatGPTに先生になってもらうメリットがあります。
「ゆっくり発音して」「短く区切って」「今の単語の意味を一つずつ教えて」などお願いすることで自分好みに練習できる。
会話をしながら楽しんで練習できる。
発音の精度を細かく評価してくれるわけではありませんが、これが一人でいつでもできるのは革命的ですよね。
終わりに
「歌詞の解釈は、自分たちの頭で考えてやることが大切だ!」
「生成AIは間違ってることもあるでしょ?」
なんてお叱りの言葉も聞こえてきそうですが、時間に余裕のある学生時代ならいざ知らず、自主練習の時間もままならない大人の合唱人の皆さまには、これを使わない手はないと思います。
そして、他にもこんな風に生成AIを使ってるというアイディアがありましたら、ぜひコメントで教えてください!
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