見出し画像

NOTEが大好きなのに、離れて。やっぱり離れられなくて。

毎日同じ事の繰り返し

そんな日々を取り戻していた。忙しい1日、真剣に取り組める仕事、愛する人とのじゃれあい、一瞬一瞬を噛みしめ慈しむ事ができている。


気づけばもう何日もNOTEを訪れていなかった。

始めた頃私はどれだけでも文章を生み出せると思っていた。自分にしか表現できないものを持っていると信じていた。

NOTEの世界に足を踏み入れて感じた思いは"劣等感"ばかりだった。

心の中にスッと入り込むような文章を書く人。ジリジリと胸を掻き毟るような鋭く心を刺す表現ができる人。上には上がいてまるで自分はちっぽけな存在なんだって。文字を綴っていても何か違う感じがして真っ白な画面をただ見つめるだけ。思いを文字に起こす事がこんなにも難しいなんて知らなかった。

私は特別な人間ではなかったんだ。

忙しい毎日を言い訳に投稿するのも読むのも遠ざけて、本当は文章力や表現力が足りない事認めたくなかっただけ。いつも自分の都合のいいように解釈をしてしまう。

もうだいぶ前から気付いていたんだ。だけどNOTEの仲間とキラキラしたみんなと一緒にいたかった。私もその輪の中の一員として…。

みんな優しいからきっと"大事な仲間だよ"と言ってくれる。どんなに暗い言葉でも応えてくれる。でもそれが苦しかったりする。

「私はどうしてこんなにも大切なモノを手放そうとするのだろうか」

みんな違っていて、みんな大好きなのに飛び込めない。私を好きでいてくれるのに素直に喜べない。

「何かが欠けているのだろうか」

私にはみんなが眩しすぎて…、羨ましくて近づけなかった。

自分の文章にどんな価値があるのか。苦しみながら生み出す言葉にどんな意味があるのか分からない。ただしばらく文字がなかった生活は味気なかった。

充実はしていたけど、振り返る時間が作れなかった。

思いを文章に起こし留める作業、必要な時間。私はただ毎日をこなしているだけだった。

大事なモノに目を背けていた。


NOTEに向き合っている時間は、自分の心に向き合っている時。

大事なものを大事と言える強さが欲しい。




最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!