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AIと共に歩むための布石〜未来のためにしておかなくてはならないこと〜
人工知能(AI)。
通常では考えられない程の速さで、問題の糸口を見つけ回答に導く。
自力では到達不可能なレベルの音楽、絵画作品を瞬時に生成する。
使い方はアレだが、寂しい時の話相手にもなってくれる。
何て夢のようなツールなのだろうと心躍らせ、更なる進化を待ち侘びている。
私もその一人だ。
日頃の思い
Googleで検索(ググる)ようにChatGPTと会話する。
数年前より確実に、AIが隣にいる感覚。
今後更に浸透していくのは必至だ。
本テーマ未来のためにできることを見た瞬間に思った。
人間はAIに支配されてはいけない 絶対に支配する側にいなければならない
特に創作において。
どうせAIには叶わない
自己価値の喪失感に苛まれ、同じ土俵で創作を行うことに、意欲を無くしてしまう芸術家が生まれる未来を強く懸念する。
芸術は人間の感情や経験から生まれ独自性が重要な要素である
という考え方を忘れないで欲しい。
このままAIが進化し続けたなら、この考え方自体が希薄になりそうで怖いのだ。
一方、AIを創作のヒントを得る手段とすることで作品を高めるというメリットがあるのも確かだ。
だがそれは、使い方を心得た精鋭のみが受け取れるメリットであるべきだ。
未来のために、しておかなくてはならないこと
それは、
AIと協働していくための布石
である。
世界の有識者に期待していること(個人でどうにかなる内容ではないが)。
AI生成作品とそうでないものとの差別化を図れる技術の開発や市場の確立
芸術家同士が創作意欲を共に維持するためのコミュニティや支援団体の創設
協働といった観点では、
芸術家のAIに対する正しい理解を得るための教育
などである。
そして個人レベルで出来そうなことしては、
未来を担う子ども達にあてた、
五感を働かせてものを創る楽しさを実感させるような教育や取組み
これは家庭でも実践できる。
家庭菜園での野菜作り、収穫野菜を使っての料理、
工作、お絵描き、読み聞かせなど・・・
すべてつくるとは何か?という考え方の基盤となるので、面倒がらず、子供と向き合い過ごす時間を今以上に大切にしたいし、世の中もそうあって欲しい。
AIという無限大の巨塔に立ち向かうなど、大それた思想はないが、
人間が一から作り出したものに、もっと敬意を払い価値を認める社会であり続けて欲しい
との思いから、今回のテーマに便乗して記事を書かせていただいた。