かっこよさはギャップに宿る①

あなたは、日常で
「か、かっこいい…！」
と思う瞬間に出くわしたことはあるだろうか。

心臓にグッときて、
しびれるような感覚。

余韻が離れず、
ことあるごとに思い出しては
噛み締めたくなるような、瞬間。

日常がドタバタと
かっこよさから程遠い生活をしている私は、
アニメや漫画、映画でかっこよさを摂取している。


作品というのは、
かっこよさなりなんなり、
とにかく心が動くことを意図して
演出・設計されている。

それってものすごいことだよなと思いながら、
今日もお気に入りの少年漫画のバトルシーンを見返す。



私はアニメのバトルシーンが
めちゃくちゃ大好きだ。

もしくは、バトルアクション系アニメのオープニングとか。


鋼の錬金術師、
ナルト疾風伝、
ソウルイーター、
BLEACH、
呪術廻戦、
僕のヒーローアカデミア…

どれも本当にかっこよくてかっこよくてたまらない。

バトルじゃないけど、
王様ランキングのアニメ化のクオリティがすごすぎてびっくりした。
opとedも1,2期どちらも毎回泣きそうになる。
（気になる方は最後にリンク載っけてるので聞いてみて）


でも、これらの名作について
なぜそんなにかっこいいと感じるのか
いまいち説明できずにいた。


けれど、この動画を見てわかってしまった。
切り抜き集を貼り付けるのは良くないと思いつつ…。
どうか見てほしい。

私はバトルシーンが好きなんじゃない。
バトルシーンにおける"ギャップ"が好きなんだ。

俊敏からの緩慢、
暗転と閃光、
望遠からの急激な近接、
静と動。

"緩急"や"明暗"といったギャップのある演出に、
目が離せなくなってしまう。

光の演出がかっこいい轟焦凍

遠近のカメラワークがばかかっこいいシーン

この動画は、中村豊さん作画のアニメ集で、
とにかくこの人に戦闘シーンを描かせたらやばい。
ブロック型に弾けるアクションシーンは中村作画としても有名で、
どれも本当にかっこいい。

そしてそれ以上に、この人に緩急を描かせたらやばい。

ただライターに火をつけるだけのシーンが
なぜこんなにもかっこいいのか…？

それは緩急・明暗のギャップが描かれているから…

この緩急は絶望と希望が一緒に押し寄せてくる。

しっかり見てくれた人はわかると思うけど、
スクショしている画像全て、1,2秒間の映像。
アニメって改めて、時を操る魔法なんじゃないかと思う。

ああ、世の中にこんなにかっこいいものを
生み出してくれてありがとう、中村さん、
そしてあらゆるクリエイターさん。

この動画を見すぎて、ジョジョ全然知らないのに
Golden windだけめっちゃ好きになってしまった。

今回は「かっこよさはギャップに宿る①」ということで、
また別の機会では、「お能」をテーマに書いてみようと思う。
お能もメリハリの芸術だったので…。

もし、ギャップ系で良いのがあれば、
ぜひおすすめしてください。

▼王様ランキングアニメおすすめOP・ED▼