Chloeの香水

その香水の香りは君
その香水の香りは私が体を売る理由
その香水の香りは本当の愛じゃない

君に出会った日
行き場がなくて匿ってくれた、

ホテルビスタ
君といた街
泣きながら親に電話をかけた
助けてって。
でも今思えばずっとその香りに浸っていたかった。

虚な瞳に惹かれあった日々
寂しさを埋めあった日々

きっとあの時の君に意識なんてなかった。
それでも夢の香り
でもそれは幻の香り

電話越しでも、その匂いは私を依存させて、でも掴めなくて、それでも追いかけたくてお金を作る。

君からの必要は私にじゃなくてお金に向けられていて。
それでも一言の絵文字を信じて。

君に会う度

君が私に微笑む度、抱かれる時、裏切る時、嘘をつく時、横切る度、悲しい目をする時、感じるのは、Chloeの香水