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プロジェクトマネージメント 資格PRINCE2 試験にむけて

PRINCE2は何に役立つ?

最近、PRINCE2のPractitionerの試験に挑み、合格しました。

海外のプロジェクトマネージメント系の資格の内、日本では、PMPなどが主流のようですが、PRINCE2は英国政府が作成しているプロマネ手法で、欧州や国連では主流の手法となります。

受験資格もなく、プロマネをせずとも、何らかの組織に属す全ての人に役に立ちそうな知識がつきます。なぜなら、PRINCE2の公式テキストカバーにも書いてありますが、世の中の殆どのプロジェクトは失敗に終わるそうです。その意味、良く分かります。全てのプロジェクトが負債に終わるとか、中止になるという意味ではなく、外部からは無事に終わったように見えても中身がないということなど、世の中にはたくさんあるものです。

この資格から学べることは、プロジェクト全体の自分の立ち位置や他の人の立ち位置を体系的に理解することで、長期的な視点から自分の仕事にしっかりとフォーカスすることが出来ることだと思います。これは、どんな組織にいてもかなり重要なことではないでしょうか。

それでは、ここからは、試験対策について解決していきます。

独学はできる難易度だが、制度的に無理

PRINCE2は基礎編のファンデーションと、その合格者に受験資格を与えられるプラクティショナーと2段階の試験となっています。どちらも、公式テキストを買ってしっかりと勉強をすれば、合格できる内容だと思います。

「出来ればあまりお金をかけずに資格を取りたい」ということで、私も独学でできる方法をひたすら探しました。日本のサイトやイギリスのサイト、更にはインドのサイトまで探してみましたが、どうやら、仕組み的に、公式試験対策の学校のコースを取らなければ、試験公式サイトで受験申し込みをする方法がないということが分かりました(もっと調べれば色んな方法があるかもしれないのですが、現時点で私は見つけることが出来ませんでした)。ということで、仕方なく一番最安値で学習オンラインコースを提供している会社から教材を買い、勉強を始めました。ただ、オンラインコースから学ぶ必要はないように思い、独学でも全く問題ないと思いました。

合格までの勉強時間

ファンデーションのテストは、公式テキストの持ち込みを禁止されているため、暗記能力が必要となります。あまりひっかけ問題も出てこない為、ある程度テキストを読み込んで基礎的な概念を覚えていれば、問題ないと思います。これまでにプロジェクトマネージメントに関わってきた方なら、恐らく2週間位でも合格が可能かと思います。

プラクティショナーのテストは、公式テキストの持ち込みが可能な為、暗記ではなく、どうやって実務で出てきそうな諸問題をPRINCE2の手法を用いて解決するのかということが試されます。こちらは、結構ひっかけ問題もある為、何度も過去問をやりぬいていくことが重要です。
公式テキストを最低でも2回最初から最後まで読み込むということが大事です。なぜなら、本当に小さなセクションで扱われていた説明が、問題に使われることもある為、油断は禁物です。勉強時間としては、約1か月程じっくりすれば受かる内容だと思います。

テスト当日

PRINCE2は日本語でも試験を受けられるようですが、もし可能であれば、英語で受けた方がお得だと思います。
なぜなら、英語がネイティブではない人には、試験時間が30分ほど追加されるのです。正直、この30分を足さずとも全問解き終わることが出来ましたが、やはり30分もあると余裕が生まれるため、よく問題を確認したり、最終チェックも念入りにすることが出来ます。

受験を検討される方へ

まだまだPRINCE2の浸透度が低い日本で、PRINCE2の試験対策をネット上で見つけることが難しいと思います。この投稿では、PRINCE2の需要がどれくらいなのかが怪しい為、かなり概要的なことしか書いていませんが、もし需要があるようでしたら、詳しい受験対策の記事も書こうと思いますので、色々とコメントを頂けますと幸いです。

ありがとうございました。





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