性格ってなんだろう

「自分を知ること」
が大事とはいうものの、私ほど自分が分からない人間がこの世にいるのだろうかとよく思うのです。

私は昔から特にこれが大好きというものもなく、何となく色んなことが人並みにできて、努力もそれなりにできて、会社でもそれなりに結果を出す人間です。だから、起業とかよりもきっと会社で社員として働いて与えられた仕事を一生懸命やるタイプなのだと思うのです。

でも、実際には中々その枠組みに入ることもできず、人と会うことがすごく嫌になってしまったり、でもマネージャーをするほど人のことを考えたいと思ったりするし、またそれもちゃんとこなそうと思うとこなせるし、一体私はどういう性格なのだろうか?と常に疑問なのです。

私の元上司は、完全なる自己愛パーソナリティ障害でした。どうコミュニケーションを試みようとも、本人がありとあらゆる正当性を出してきて、それが嘘であることを私は事実から知っていても、立場上異論することはできませんでした。この性格の人は、異論する人には信頼を完全になくし、もう聞く耳を一切なくすため、異論を唱えたとされる人は次々と首を切られていきました。私もその犠牲者の一人です。

大好きな仕事だったため、こういう結果になったのは本当に辛いです。私がどういう性格であったら続けていられたのだろうか?
「好きだったら世の中の理不尽も諦めずに乗り越えていくべき」みたいなことをRolandも最近Youtubeで言っていましたが、そうすると、私は弱い性格なのでしょうか?

性格を変えることは何歳でもできそうな気もしますが、自分に確たる自信を持つということに関しては、中々一筋縄ではいかないですね。

私は普段色んな国籍の人の中で生活しているので、日本人の確たる自信のなさをよく目の当たりにし落ち込んでしまうのです。私の周りには、戦争でウクライナからイギリスへ移住してきたウクライナ難民の人も多くいるので、全てを失った人から出る強さも日々目にしています。そんな人たちからすると、私の弱い性格なんて本当に虫けらのようなことなのです。

でも、こんなウクライナ人の人々もきっと元々は私のように弱い性格だという人もいたと思います。だから、結局は環境が性格を作っていくのだと思うのです。ということは、結局は何の仕事をするのかではなく、やっぱり誰と仕事をするのか、どんな環境で仕事をするのかが一番重要なんだと思います。だから、本当に無理な職場であれば、下手に自分を変えようとしなくてもよいのかもしれません。性格は、環境でも変わるってこと、肝に銘じたいです。

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