ウクライナ人とヨーロッパ人の歪み

こんにちは。

今日は、最近よく私の周りで聞くウクライナ難民の問題を取り上げようと思います。

私の住むイギリスを含め、ヨーロッパの国では日本よりも遥かに多くのウクライナ難民を受け入れています。私の周りにもウクライナ人の方が多くいます。戦争が長期化し、難民受け入れて3年目に突入する為、当初2年の受け入れ期間を今後どうするのか、イギリスのスナク首相も判断を問われています。

イギリスは、Brexitの影響で、これまで簡単に住んだり仕事をすることが出来ていたヨーロッパの国からは遠い憧れの国となってしまいました。中々、イギリスで仕事をしたくても仕事に就けないヨーロッパ人の人がたくさんいる中、ウクライナ人には優遇的に仕事が与えられている為、ヨーロッパ人の人々からの苦情が出始めています。

イギリスでは、ボランティアとして公立の小学校で働くということが、かなり日常的に行われている為、あまり英語が出来なくとも、そうしてイギリスでの「職業経験」を築こうとするお母さんたちが沢山います。そして、「職業経験」が買われて給与をもらえるポジションに就くというコースをみんな狙っています。

ただ、このコースをウクライナ人に「取られてしまった」と嘆くお母さんたちが沢山いるのです。「ボランティアを5年もしていたのに、ウクライナ人が来てその人が仕事に就いて、私には仕事がない」と。確かに、これはなかなか難しい問題です。

私も今仕事を探していて、苦労しているのですが、私の周りのウクライナ人はみんな仕事に就いています。どういう生活をされているのか分かりませんが、皆さんイギリス生活を満喫しているようで、イギリス旅行話をよく聞きます。そんな状況では、やはり必死に生活をしている他のヨーロッパ人から文句が出ても仕方ないかと思える状況も多々見受けられます。

この戦争を早く終結に向かわせないと、色んな所に歪みが出てくるのだと改めて思う今日この頃です。早く、皆に平和が訪れますように。


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