イラスト超初心者が画像生成AIで出力したイラストを加筆修正する話
皆さんこんにちはこんばんはおはようございますシトラスです🍋
今回は画像生成AIで出力したイラストを手作業で修正していくお話になります。
私自身絵を描いた経験というのは、ほとんど皆無と言っていいでしょう。
そして現在は世間一般に言う2級障害者で、指先に軽い振戦(ふるえ)が出ることがあります。
なので細かい作業はあんまり自信がないです……ですが、できる範囲で方法を模索して行こうと考えています。
この記事はそのメモランダムとなります。
また、今回紹介する作業は全てアイビスペイントを用いてスマホで行っています。
1.瞳の色を変える
画像生成AI(T2I)の特徴として、色に関する命令は通りにくいというものがあります。
たとえば黒青赤の3色髪+赤い瞳という命令を出した時に、髪に対して行った色の指示が瞳に反映されてしまうという事が起こりえます。
せっかく構図や雰囲気がいいイラストが出ても、瞳の色だけでボツにするのは勿体ない……。
そこで今回紹介するのが、アイビスペイントの「色変えペン」という機能です。
これはなぞった部分のトーンや模様をある程度、維持したまま好きな色に変えてくれる優れものです。
今回はこちらのイラストを実際に修正していこうと思います。
個人企画、マスターピーシーズに使用したイラストの原案となります。
私は基本的に人物の特徴に一貫性を持たせてイラストを作っています。
黒+青+赤の多色髪と赤い瞳の女の子のイラストを作ることが非常に多いです。
なので、コイツの瞳を赤くしたい。
ブラシ一覧を開くとその中に
「色変えペン」というツールがあります。
「色変えペン」を用いて、瞳の明るい部分を赤く塗ります。
色を全体で揃えた方が統一感が出るので、私はスポイトで他の部位(今回は髪)からイメージに近い色を吸い出しています。
瞳の上側、瞼の陰になる部分は色を変え、紫で塗ります。
仕上げに瞳の陰影の境界となる部位に半透明でブラシをかけて軽いグラデーションにしています。
瞳の色を赤くする事ができました。
私の思っていたイメージにかなり近くなりました。
2.不要な情報を消したい
お次は不要な情報を消していきます。
画像生成AIは情報量を増やそうとする傾向にあるため、不必要な情報を書き込みがちというのもよくあります。
今回は肩の刺青(?)を消していこうと思います。
肌と同じ色で塗っていこうと思うのですが、AIで出力したイラストの色面は細かい粒のようになっています。
単色塗りでもグラデーションでもなく、近い色の点が細かく集まってできてるわけですね。
なので「エアブラシ」というツールを使って少しづつ色を馴染ませていきます。
スポイトで肌の色を吸ってエアブラシで馴染ませていきます。
使うツールが変わるだけで、作業の大まかな流れは先程と同じです。
こんな感じで完成です。
塗った部分の色が均等になり過ぎないよう、肌の色をスポイトで何度か吸い直しています。
終わりに
現在、自分にできるのはこれくらいです。
他にも気になる部分はいくつか残っていますが、いまの私のスキルでは修正跡がかえって目立ってしまうので、このままです。
私にできることは限られていますが、その中で少しでも品質を上げるための技術を磨きたいと考えています。
加筆と言うよりは加工に近い内容でしたが、自分にできる範囲内で修正する。
その選択肢が加わるだけで、出力したイラストをよりイメージに近づける事ができると思います。