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【ポケカ】リザードンVmaxデッキ紹介【王の帰還】

どうも、のでです。

おかげさまで3回目の投稿となりました。
ご覧頂いている方々、ありがとうございます。


今日はデッキ紹介する前に、何故私がこんなにもムゲンダイナ憎しとなっているかについて説明しなければなるまい。

まえがき

実はというと、ムゲンゾーン発売日当日に、僕の相棒とも言うべきあるデッキがムケンダイナデッキにボロクソに負けた。

それはもうボロクソに負けたのだ。

5回闘って、手も足も出ず5連敗。

しまいには対戦相手(会社の後輩)に気を使われる始末。

あまりにも悔しくて、その日からまともに眠れなくなり、仕事にも支障をきたす始末。

幾たびの眠れぬ夜を越え、100や200をゆうに超える試行回数を繰り返し、会社にがっつりと遅刻し(ちなみに遅刻を謝罪した際に、部長からは「若いね!」と皮肉られました)

口の周りが吹き出物だらけになるほどのストレスを感じながら作ったこのデッキ。

つい今しがた、ムケンダイナをボッコボコのボコ(なんと5戦5勝!)に屠り、後輩を完膚なきまでに煽りちらしたことで、ここにある種の完成型を見たと言える。

それを記念して、皆様に紹介しようと思うのだ。

なぁ… 虎は… なにゆえ強いと思う?
もともと強いからよ

デッキレシピ

前置きが長くなりました。
そろそろデッキの紹介をせねば。

皆さんはポケモン界における『王者』を知っていますか?

ミュウツー?エンテイ?いやいやピカチュウ?

なるほどそれもいいでしょう。

しかし、一匹忘れちゃあいないか?

初代より絶大な人気を誇り、各メディアや媒体で優遇される古からの王を。

見よこの完成されたデザイン。
まさに王の中の王、キング・オブ・キングス。

実はわたくし、数多のポケモンの中でもリザードンが特に一番のフェイバリットでして。

それはもうヴェルターズ・オリジナルのじいさんもシゲキックス食べ始めるくらい特別な存在なのです。

巷ではリザードンVは燃費悪いだのオワコンだのマルヤクデVの方が強いだの言われているようですが、まだまだ闘えるってところをぜひ皆さんに知っていただきたい。

そしてキョダイマックスした姿がこちら。

みよ、この風格!不健康な腹まわり!
ビール好きそう。

さっそくワザを確認すると、

無無無 ツメできりさく 100
追加効果なし。

エネなしの状態から溶接工+手貼りもしくはトリプル加速エネルギーで打てる中打点の上ワザと

炎炎炎無無 キョダイゴクエン 300
このポケモンについているエネルギーを2個選び、トラッシュする。

リザードンの代名詞といえる300打点を誇る下ワザ。
有名だとは思いますが、トラッシュするエネルギーの色や枚数は指定されていないためトリプル加速エネルギー1枚剥がせばOK。

以上2つのワザを駆使して闘うわけですが、また痒いところに手が届かない性能なんだなこれが。

上ワザは非VGXを、下ワザはVmaxを倒すのに少し足らない。

この足らない20〜40点を如何に埋めていくかがリザードンVデッキにおける最大の課題といえる。

デッキレシピ

参考にムゲンダイナに勝てなかった方のデッキも紹介しようと思う。

ポケモン(18)
3枚
3枚
1枚
ボルケニオン 2枚
3枚
1枚
1枚
1枚
フーパ 1枚
デデンネGX 1枚
1枚
グッズ (17)
クイックボール 4枚
ポケモン通信 2枚
ポケモンいれかえ 3枚
回収ネット 3枚
炎の結晶 2枚
燃えるスカーフ 1枚
エスケープボード 2枚
サポート (9)
溶接工 4枚
博士の研究 2枚
ネズ 1枚
ボスの指令(サカキ) 2枚
スタジアム (2)
巨大なカマド 2枚
エネルギー (14)
基本炎エネルギー 11枚
トリプル加速エネルギー 3枚

前回の記事を読んでくれた方は分かるかと思いますが、対ムゲンダイナのリーサルウェポン、いましめフーパを入れた構築。

300打点で断続的に殴りつつ、詰めをフーパで叩いていく。

理論上最強であることは理解に難しくないはず。

が、

勝てない…

一番のネックはアブソルの存在。

こいつのせいでジラーチがエスケープボードをつけても帰ってこれない。

いれかえ手段がない状態で、不用意にジラーチをバトル場に出すことができなくなってしまった。

そのせいでデッキの回転がすこぶる悪くなってしまったのだ。

炎デッキはボルケニオンの存在ゆえに後攻特化である。

ムゲンダイナと闘う際、先攻1ターン目にアブソルを出されてジラーチが逃げられず、初っ端から相手にテンポをとられるなんてことはザラにあった。(というかほぼそんな感じ)

結局のところ、どんなに対策をしたところでこちらの展開が遅れてしまえば意味をなさない。

それを反省し、展開力と安定感を意識して組み上げた再構築結果がこちら。

ポケモン(19)
3枚
3枚
1枚
3枚
3枚
1枚
1枚
1枚
2枚
1枚
グッズ (18)
クイックボール 4枚
ポケモン通信 3枚
ポケモンいれかえ 3枚
回収ネット 4枚
炎の結晶 1枚
燃えるスカーフ 3枚
サポート (8)
溶接工 4枚
エリカのおもてなし 1枚
とりつかい 1枚
ボスの指令(サカキ) 2枚
スタジアム (2)
巨大なカマド 2枚
エネルギー (13)
基本炎エネルギー 10枚
トリプル加速エネルギー 3枚

え、フーパいないじゃん!

って思ったあなた。

王に対策など必要ないのだよ。

リザードンVのデッキ紹介はそこら中でされていると思うので、構築上珍しいかな、と思うとこだけ解説します。

回収ネット:4
ポケモンいれかえ:3

エスケープボード:0
という選択

長年ジラーチ専用マシーンだったエスケープボード。

しかし、前述の通りアブソルの特性によって、スケボによるエネ無しでの逃げが出来なくなってしまった。

そこで、思い切ってエスケープボード0枚にしました。

回収ネットについては、ジラーチとの相性はいわずもがな、かんしゃくヘッドのガラル ジグザグマやマインドリポートミュウツーとの相性もすこぶる良好、ということで4枚採用。

ポケモンいれかえも4枚採用にしたいところだが、枠の関係で3枚採用。

そのかわり、4枚目のいれかえとしてサポートのとりつかいを1枚採用とした。

実はこのとりつかい、地味ながらなかなかに優秀な性能を持っており、スタート時に前に出てしまったリザードンVなどを後ろに下げつつ3ドローするなど小回りの利いた使い方ができるのだ。

とりつかいの採用は次の項目にも起因する。

博士の研究 不採用という選択

剣盾シリーズにおける最強ドローサポート、博士の研究。
変更前の構築は2枚採用だったが、不採用という決断に至った。

その理由はひとえに手札をすべてトラッシュというデメリットである。

回してみると分かるが、とにかくトリプル加速エネルギーがトラッシュによく落ちる。

本当にわざとやってるんじゃないの? ってくらいよく落ちる。

しかもこの人、特殊エネルギーがためにトラッシュから救い出す手段がないのだ。

リザードンVデッキ自体、攻撃までに多くのカードが必要なコンボデッキ的側面があるため、パーツがトラッシュに落とされると本当に辛い。

そのため、博士の研究2枚に代えて、前述のとりつかいとエリカのおもてなしを採用した。


エリカのおもてなしの、対ムゲンダイナデッキ対策カードとしての有能さは前回の記事で紹介した通り。(目指せ夢の9枚ドロー!)

そういえばタッグオールスターズ版SRが絶賛高騰中ですね。これもムゲンダイナ効果か。

そしてこのデッキ最大の特徴が次の項目。

燃えるスカーフ 3枚採用という選択

炎専用サポートカード、燃えるスカーフ。

このカードこそ、リザードンVデッキを環境レベルに押し上げる最後のピースであると確信している。

通常のデッキでは1枚かせいぜい2枚採用が多い中、3枚採用とした理由は、実質的な打点アップに他ならない。

現環境では、道具を剥がすツールスクラッパーやデンジャラスドリルもそこまで積極的に採用されていないため、3枚採用することによって、相手も一度くらいはスカーフを巻いたポケモンを殴ることになる。

つまりこちらのボルケニオンやリザードンVmaxを倒そうとしたとき、必然的に相手のアタッカーも20もしくは40のダメージを負うこととなる!

そしていつの世も、アタッカーのそのほとんどがVmaxもしくはタッグチームのような、HPが高い大型ポケモンなのだ!!

この20〜40ダメージというのが非常に重要で、例えばムゲンダイナデッキを例にとると…

case.1

後攻フレアスターターを打てたと仮定し、リザードンVに炎エネを3枚加速したとする。

次のターン、相手はムゲンダイナVmaxで殴ればバトル場にいるボルケニオンを倒せるが、ここでボルケニオンにスカーフが巻かれていれば、その効果で最低20点のダメージを受けることになる。

ポケモンチェックでヤケドが治らなければ、返しのターンでリザードンVmaxに進化し、トリプル加速エネルギーを手貼りすれば、キョダイゴクエンでムゲンダイナVmaxをワンパンできる。

仮にヤケドが治ったとしても、回収ネットを駆使しガラルジグザグマのかんしゃくヘッドを2回使用すれば倒すことができる。

case.2

case.1と同様の状況で、相手がムゲンダイナで殴るのを嫌い、サブアタッカー(例えばアサルトゲート:通称あさげフーパ)で殴ってきた場合、あさげの打点は90点しかないためボルケニオンで一発耐えることができる。

返しのターン、20ダメージ分のダメカンが乗ったフーパならば、こうねつばくは(110打点)一撃で倒すことができる。

更にスカーフを巻いたボルケニオンがバトル場に残ることになり、相手はまたムゲンダイナで殴るのか、サブアタッカーを使うのか『不自由な2択』を迫られることになるのだ!

上記2つのケースはかなり理想的な展開ではあるが、実際の対戦でもこれに近い立ち回りは十分可能である。

更に副産物として、リザードンVが苦手とする非VGXとの対戦でもこの20〜40ダメージが大いに効いてくる。

相手が非VGXの場合、ボルケニオンを主体とした闘いを強いられるが、ボルケニオンにスカーフを巻くだけで最低20ダメージの上乗せが保証される。

こうねつばくは110+やけど20=130で、
・ひのたまサーカス ズガドーン
・ほっぺすりすり ライチュウ

こうねつばくは110+やけど20×2=150で、
・すりぬけ ドラパルト
・どたんばタックル ドリュウズ
・グラウンドバーン ブーバーン

大会で相手になりそうな構築だけでも、これだけのポケモンが見れるようになるのだ。

王ともなれば、首周りをおしゃれに決めるだけで全てのデッキに対応しうる力を得るのである。

説得力のある男のおしゃれは首元から。
(ペイズリー柄スカーフ ピンク 秋冬物/モデルの私物)

環境デッキとの相性

最後に現環境に多いデッキとの相性を簡単に紹介します。

ピカチュウ&ゼクロムGX

相性◎
明確なカモ。
キョダイゴクエンを連打しているだけで大体勝てる。
唯一面倒なのはライチュウ&アローラライチュウGXのタンデムショックくらいなもので、いれかえ手段さえ確保しておけば王の前ではただのねずみ。

ムゲンダイナV

相性◎
もはやお得意様。
色んな構成はあるが大抵は後攻をくれるため、全力で回す事さえできれば普通に勝てる。
イベルタルGXのデスカウントGXは常に意識する必要があるが、まあ条件外ではただの鳥に過ぎない。

2020年6月17日追記

後輩が大会仕様のムゲンダイナを持ってきました。
4戦2勝だったので、お互いの引き次第ですかね。
スカーフ対策としておおきなおまもりを貼られたので、対策の対策としてツールスクラッパーを入れたほうがいいかもしれません。交換候補はジラーチあたりでしょうか。

相性は○(五分)に訂正します。
全国のムゲンダイナ使いの皆さん、文句はうちの後輩の構築力に言ってください。

超パーフェクション

相性○
やや有利。
アタッカーは基本ワンパンできるので、後続さえ立てられれば。
ハンデスおじさんの存在がうざったいが運命力でカバー。
ゲンミミのポルターガイストはそこまで意識しなくても手札にトレーナーズが固まることは少ない。(せいぜい3,4枚がほとんど)
先2でホラーハウスGXが打たれたときは、次のターンにフレアスターターを忘れないように注意。

三神ザシアン、スピードザシアン

相性○
相性的には弱点の分やや有利。
三ザシの場合、アルティメットレイを如何に打たせないかが鍵。
どちらのデッキも大体後攻をくれるので、後攻2ターン目に三神もしくはザシアンをしっかり倒せれば勝てる。

三ザシだと、ボルケニオンを倒されるとオルジェネの効果でサイド2枚とられるため、フレアスターターに固執しない方が良い。
1ターン目に溶接工による加速と手貼りでリザードンVに3エネを貼り つめできりさく(80ダメージ)、2ターン目にほのうのうず(220ダメージ)と刻んで三神を倒すのもあり。

後はザシアンが炎弱点のため、ボルケニオンでもワンチャンとれる。

ドラパルトV

相性○
相性的には五分。
妖しいカンヅメとかいう軽犯罪をファッション感覚で使用してくるためワンパン必須。
相手がドラパルトでスカーフ付きのポケモンを殴ってくるまでは、カラマネロをボスの指令で引きずり出して、イカ飯にしながら闘う。

マルヤクデV

相性○
こちらも五分。
炎デッキ同士の宿命上後攻取ったほうの勝ち。
じゃんけんの練習をしましょう。

ズガアゴUB

相性△
こちらはサイド2枚ずつしかとれず、向こうはリザードンVmaxをワンパンしてくるので結構不利。
ビーストリングライン(サイド3or4枚)を最速で超えられるかが鍵。

非VGX(ほっぺすりすり、小ズガ等)

相性×
基本はボルケニオンで闘う。
前述の通りスカーフがあればHP130まではみれるため、ボルケニオンでサイド3枚、リザードンV(進化しちゃダメ)でサイド2枚、ズガドーンのGXワザでサイド1枚と取りたいがそううまくはいかない。
諦めず粘り強く闘うしかない。

カジリガメV

相性💩💩💩
無理。相性が悪すぎて対策する気にもならない。
亀の特性ゆえワンパンも難しく、現状弱点を無くすことができる唯一のカード、ウィークガードエネルギーもリザードンVmaxとの相性最悪ときた。(キョダイゴクエンを打つために炎エネルギー3枚とウィークガード+1エネ貼る必要がある)

大会で当たった場合は、
「あ、珍しいカード使ってますね…デュフフ…拙者大会初めてでして…」とかいってガチ勢じゃない振りをするしかない。

闘い方としては、よく入れられているシステムポケモン(シルヴァディGXやモスノウ等)を引きずり出して叩くしかないが、理想的な回し方ができたとしてもまず勝てない。
じゃくてんほけんの再録要望を株式会社ポケモンに送ろう。

あとがき

いかがだったでしょうか。
強くてかっこいいリザードン、最近は使用率が下がってきているようですが、まだまだ闘えるぞ!というところが伝われば幸いです。

不器用で弱点も多いデッキであることは否めませんが、全国のリザードンファンの皆さん、逆風が吹き荒れる今こそリザードンデッキで大会を勝ちあがりましょう!

それではまた次の記事で。

アデュー。

追記

おかげさまでリザードンVデッキで優勝を飾りました!

記事掲載時よりレシピが若干変わったため優勝時の写真を載せておきます。

最近のリザードンVデッキ、燃えるスカーフを入れる構成が増えてきましたね!

強さが再認識されて嬉しいです。

アデュー。

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