「自分らしさ」について考える夜
わたしは自分をさらけ出すことが苦手だ。他者のことを過度に考えすぎず、自分らしく生きられたらどんなに心が楽になるだろう。そこで、今夜はわたしらしさについて深く考え、ここにさらけ出そうと思う。(あくまでも個人的な考えをまとめたものですので、深く考えずにさらっと読んでもらえたらうれしいです)
▪︎わたしらしさを構成する要素
強み
弱み
拘り
1.強み
わたしの強みは「利他的」なところである。ここで述べる利他的とは、他者のために世話を焼いたり、尽くしたりすることが好きなことを意味している。
利他性には、"純粋な利他性"と、"ウォームグロー"の2種類があると言われている。"純粋な利他性"とは、他者の満足が自分の満足につながることである。一方、"ウォームグロー"とは、自分が他人のためにすることそのものから幸福感を感じることである。わたしはどちらかと言うと、後者ではないかと考えている。
相手の満足が自分の満足につながってはいるが、それよりも人のために尽くしている自分って親切〜優しい〜!と実感したり、言われたりすることに喜びを感じているのかもしれない。
このように考えると善人ぶっていると思われても仕方ないと思う。しかし、たとえ利他性の奥に"利己性"があったとしても、それも含めてわたしらしさであると強く主張したい。自分が満足できれば幸せで、他者も幸せになって、それで良いではないか。人のため、組織のためにあーだこーだ言いながら考え、もがくことにやりがいや喜びを感じる。何かに向けて努力し、がんばっている自分が好きだ。それで良い。わたしはこの"利己的な利他性"を自分の強みとしている。
2.弱み
これは今回のテーマである「自分らしさ」に直結することではあるが、わたしの弱みは無意識に異なる自分を作って(演じて?)しまうところだ。
真面目でしっかり者、ズボラで適当、盛り上げ役、無口、怖い、笑わない、いつも笑顔、明るい、おもしろい、静か、話しやすい、ゆるふわ、女の子らしい、男勝り、どれもわたしが言われることである。どれが本物の自分なのか、自分でも全く分からないし気持ちが悪い。
他者からあなたってこんな人だよねと言われると、その印象を変えてはいけないと思ってしまうのかもしれない。あるいは単純に、人と話すことが苦手で、他者との関わりに不安や恐怖心を抱いてしまうことで、自己防衛的にこのようになってしまうのかもしれない。初めて会ってからの時間や回数によって徐々に変わってくる場合も多いが、変わらないこともある。安心感や居心地の良さ、相性も関係するのだろう。
人や場によって態度を変えるのは表裏があって嫌な感じだなぁとは思う。しかし、それも含めてわたしであると認めることにした。人間味があって良い。わたしはズボラで真面目で繊細で打たれ弱くてポジティブで明るくて、、、自分の感情に素直な人間だ!芯は軟らかく曲がりやすいが、折れるほど脆くはない。
3.拘り
わたしは自分を大切に思ってくれる人を大切にしたい。これは譲れない部分である。
昔は人に嫌われたくないという思いが強かった。そして、人から嫌われた(と、感じた)時にはとても落ち込んでいた。さらに、嫌われないために、いつも笑顔でいること、人に合わせることが大切であると思っていたのだ。他人軸で不安定な生き方だったと思う。
しかし、様々な出会いや対立を経験したことで、自分は自分、人は人という考えに変わり、無理に合わせる必要はないことを学んだ。他者の意見が自分と異なるからといって、どちらが正しいかと対立して考える必要はない。意見交流の場でなければ、あえてこちらの意見は伝えず、自分とは意見が異なるという事実のみを受け止めるだけでも良い。
わたしの弱みとして無意識に自分を作ってしまうことを挙げたが、その事実を知った上で人が離れることもあるだろう。しかし、それならそれで良い。去る者は追わないと決めている。(ただし来る者を拒むことはあるというのがわたしの自己中心的な部分である)自分を大切にしてくれる人思いやり、共に過ごす時を大切にしたいと思う。年を重ねるうちに考え方は大きく変わった。これが大人になるということだろうか。
最後に
自分らしくあることは、自分がどうありたいかを大切にすることである。「らしさ」という不明瞭な内容について考えたことで、自分の考え方や感情の変化に気がついた。そしてこれらは今後の人生で様々な人、コミュニティ、知識等に出会うことでさらに変化して行くのかもしれない。常に自分をさらけ出せれば楽だが、全ての人にさらけ出す必要もないのではないかとも思う。自分自身の感情を大切にし、心穏やかに過ごせる選択をしていきたい。どんな自分であっても、まずは自分自身が認め、受け止めることが大切である。
この文章を読んで、わたしを知って気を遣ってほしいとは思っていない。むしろどうかこれまで通り接してほしいと願っている。(もし今気を遣わせてしまっていたら、、、んーその場合はどうしたら良い?ありがとう、でも気遣わんといて〜。)