母に甘えないと言う「我慢を決めた」のは私だった~恋愛でも仕事でも結婚しても知らぬ間に我慢してしまうあなたへ~
心理カウンセラーの姫慈真あいです。
いつも私のブログをお読み頂きありがとうございます。
カウンセラーとして活動し始めて、様々なお悩みを聞く機会を頂くようになりました。
恋愛、仕事、夫婦仲など様々なお悩みをお伺いしているなかで、長年の『我慢』に気付かず、でも実は我慢していたと言う方が多いことが分かりました。
それは私自身が「幼少期に母に甘えることを我慢すると決めた人生だった」から、同じような苦しみや生きづらさを抱えた方が来てくださっているのだと思います。
なぜ、我慢している人は我慢に気付けないのか
我慢している人は、私もそうでしたが実は我慢しているという事に気付くことが難しいことがとっても多いです。
え、そんなに我慢しているって気が付かなかった・・・
と、カウンセリングを受ける中で気づく瞬間があります。
私自身そうでしたが、
我慢が出る場所と言うのは、人生の様々な場所で訪れます。
恋愛で好きな人に言いたいことが言えない。
恋愛で我慢して自爆を繰り返す。
職場で仕事を抱えてしまう。
断ることを知らない、出来ない。
家族の中で我慢し続けて家族のためにと頑張り続けて、自分のやりたいことを知らぬ間に我慢してしまう。
夫がいても頼れず一人で全てやる前提で生きている
ハードな仕事ばかり選んで我慢して働いてしまうのに抜けられない。
様々ですが、我慢を長年続けて来た方は、様々な場所で我慢することになりそれが当たり前になっています。
ちなみに、上記の我慢と言うのは私が全て経験して来たものです。
私も自分が我慢していると言う認識が長らくない人間でした。
むしろ、バリキャリと言われがちだったので、私なりに活き活きと生きられていると思っていました。ただ一方で、年々酒量が増えどんなに働いてもハードワークに突き進み、ストレスの発散の仕方が分からず酔っては泥酔し号泣したり、離婚したいと言われるほど夫婦仲は悪化し、自分自身が疲弊しても休めないなど、様々な問題を抱えていました。
私自身もそうでしたが、我慢している人がなぜ我慢に気付けないかと言うと、それは幼少期とっても小さい頃、あまりにも小さい頃に決めたことなのでその我慢があまりに当たり前になり、大人になってからでは気づけなかったりするんですね。
(もちろん、思春期の出来事がきっかけで我慢すると言うこともあります。)
私のように幼稚園に入る前から「お母さんは他にも子供がいるし、大変そうだから迷惑をかけないようにしよう」と薄っすらと思い始め、それが小学校に入る頃には確信に代わっている。
そして、「お母さんは大変だから甘えないようにいしょう」と言う堅い決意をしているケースもあります。
まさに私がその一人だったのですね。
私は幼稚園に入る前から、隣の家のおばあちゃんによく預けられていたのですが、なんとなく「お母さんは子供が他にも沢山いて、大変なんだな」と小さいながらに感じていたようです。
そして、小学校に入ってから、母が共働きになり忙しそうに仕事と家事をする後ろ姿を見て、「お母さんは大変だから迷惑をかけないようにしよう」と決めたようなのです。
お母さんが大変そうだから、
甘えないようにしよう
我儘を言わないようにしよう
反抗期も反抗心を直接言うのを避けて黙る
私自身とても大人しい子供でしたので、とにかくすべての感情や想いを飲み込む子供でした。
誰かに頼まれた訳でもないし、母に言われた訳ではありません。
それは私が決めたこと。
ただ、その我慢による感情の抑圧は大人になってから、沢山の影響を産むことになりました。
恋愛となると自爆を繰り返す
私自身、恋愛となると自爆を繰り返していました。
それは、相手に対して「甘えたい」と言う気持ちが出て来た時にその甘えたい気持ちを抑えて、押し殺すパターンが小さい頃からのパターンで出て来ていたのです。
お母さんに甘えたいと思っても、それをないものにしていた私。だからこそ、好きな人に言いたいことが言えず我慢して感情を押し殺す自爆を繰り返していました。
自爆と言うのは幼少期から甘えたい気持ちを自ら切って押し殺して来た証拠なのですが、私も恋愛は自爆に苦しみました。
自爆する前も、自爆した時も、自爆した後も苦しいんですよね・・・ただ私は自爆しまくっていた時期、なぜ自分が自爆するのか心理学を学ぶ前でしたので分かっていませんでした。
私が母に甘えないと決めたこと。それは、恋愛でも相手に甘えられない、甘えたい気持ちを押し殺すと言う苦しいものになっていました。
職場でもプライベートでもとにかく断るのが苦手だった。我慢大会を一人でし続けた結果。
職場でもプライベートでも、私は断るという事が出来ない人でした。むしろ、断る事を知りませんでした。
職場でタスクが山積みになっていても、断ることが出来ませんでした。
30歳の頃は本気で自分が5人くらいいたら仕事が回るのにと思うほど、職場でも仕事を抱え込んでいました。
当時は無価値観も劣等感も凄かったし、職場で認められるのが嬉しかった時期でもありましたが、私の我慢して仕事を抱え込むパターンは相当なもので、目の痙攣や喉のつかえがずっと取れず、心療内科に行った時期でもありました。
私の場合、幼少期から我慢するパターンがあっただけでなく、思春期にボロボロになった家族を背負って、家族の中で自分だけがしっかりしなければと生きて来たので、仕事を抱え込む癖も凄かった訳です。
我慢大会を一人でし続けていることに気付けなかった私は、先ほど書いたように心療内科に行くほど目の痙攣、のどのつかえ、動機が激しくなっている時期もありました。
ただ、あの時はまだ自分が他の人に比べて、相当我慢していて、しかも感情を抑圧していることも気づいていなかったのでした。
幼少期思春期の我慢に気付いて手放して行く
私が自分の我慢に気付けたのは、40歳過ぎて金融業界で働き過ぎて燃え尽きてからより深い癒しのため、カウンセリングやヒーリングをし続けたからでした。
幼少期、思春期、人は様々な信念を持ちます。
その中で、私はお母さんは子供が私以外にもいて、大変そうだから甘えるのを我慢しようと決めたことが改めて分かったのです。
もう、小学校に入る前からうっすら「お母さんは大変そう」と思った訳です。
私のところに来て下さった方の中には、同じような決意を小さい頃にしていたと言うことに気付かれた方が複数いらっしゃって、その我慢した決意を手放すと言うことをカウンセリングとヒーリングで手放すと言うことをすることがあるのですね。
私もそうでしたがあまりにも小さい頃からの我慢は、あまりにも当たり前になり過ぎて自分だけでは気づけないのです。
私だけでなく、10年、20年、30年、お母さんに甘えたかったけど我慢した。と言う我慢を継続してその信念を大人になっても持ち続けている人はとっても多いのだとカウンセラーになって分かるようになって来ました。
お母さんに甘えないように我慢しよう。
と、決めた信念は恋愛、仕事、夫婦仲、子育て、その全てに影響が出て来ます。
子育てでも、甘えて来る子供にモヤモヤが止まらないと言うことが起きたりもします(私はそうでした。これはまた別で書こうと思います)。
なので、あまりに沢山の問題が起きる、辛い、同じパターンから抜け出せない場合には、「我慢の信念の手放し」が本当に大事になってくるのです。
幼少期決めた信念を手放して、楽に愛されて生きることを赦す
親に対して甘えられなかった私のような人は、親に対してその苦しさを分かって欲しいと言う気持ちが大きくなることもあります。
私も長年生きづらさを分かって欲しいと思って来ました。
ただ、実はお母さんお父さんに迷惑をかけず、手を煩わせないようにしようと決めたのは自分だったりすることが分かってくることがあります。
それは子供の頃の自分のお母さん、お父さんやその他の家族への大きな愛だったりもします。
ただ、だからこそ、自分が決めた信念を手放すと言うことがなかなか出来なかったり気づけなかったりします。
でも、この手放しは自分が自分の感情豊かに自分らしく生きる上で、ものすっごく大事で、それは自分が決めたからこそ自ら手放すと言うことが必要になって来るんです。
「お母さんに愛されたいから」「独りになりたくないから」「今までと同じが怖くないから」など、様々な思いを持っていて、我慢に気付けず我慢したまま年齢を重ねることも多いのです。
もっと楽に愛されて好きを中心に自分らしい自分軸な人生をデザインするには
幼少期からの我慢のパターンがあると、今まで書いたように恋愛で自爆、仕事も我慢、夫婦になっても楽を自分に赦せないなど、とにかく我慢の道へ突進してしまうことになりかねません。
私自身が歯を食いしばって我慢にも気づかず、生きて来た人間だからこそ良く分かるのですが、その我慢の信念にまずは気付いて手放すと決めることが大事。
そもそも、幼少期からずっと親に甘えず迷惑をかけずに生きると決めた人は、20年もすれば力尽きてしまうのです。
現に私も激しい燃え尽きと抑圧していた感情の大解放を経験しました。
感情も本当は甘えたかったと言う欲求(ニーズ)も、どんなに抑えつけてもなくなるものではないし、どんどん息苦しくなって行く。私の人生もそう言う人生でした。
だからこそ、自分の我慢に気付いて良かったし、手放しを何度もやって来て今少しずつ楽に慣れていて本当に良かったと思うのです。
私のブログを見て、体験カウンセリングに来て下さる方の中には私と同じように本当に小さい頃から親に甘えないと決意した方が結構多くいらっしゃるので、まさに同士ですが、本当に頑張って来た私達自身を労ってあげたいと私は思うのですね。
今まで本当に親に甘えない迷惑かけない反抗しないと頑張って来たのです。
だからこそ、自分の頑張りに気付いて楽になることを赦してあげましょう。
あなたはもっと幸せに楽に豊かに愛されながら”好き”を中心に悦び溢れる人生を日々生きて良い。
これは15年間カウンセリングやヒーリングを受け続けて、私自身が我慢と犠牲を沢山手放して、今、思っていることです。
あなたもあなたの我慢に気付いて、手放して、お母さんや家族のために頑張ったあなたの大きな愛と頑張りに「良く頑張ったね」と言ってあげませんか?
我慢に気付くと同時に、あなたの大きな愛と頑張りにも気づくいてあなた自身を大切にしてあげること。
私と同じように幼少期から我慢すると決めて、頑張って来たあなたに今日はエールを送りたいと思います。
それでは今日もお読み頂きましてありがとうございました。
姫慈真あい