藤井風を知ってもうすぐ四年の私が「帰ろう」を聴いて今更ながら思ったこと。
今日はずっとずっと「帰ろう」を聴いていた。
風くんを知ってもうすぐ4年目。
その間、何度も自分に問いかけてきた。
発表されたときに、風友さんと散々考察もしたけれど、二十歳そこそこの青年が、どうやってこんな歌を作れるんだろう。
それまでは、いずれ英語の歌詞が乗るであろう曲をデタラメ英語で歌ってきたという彼が、どうしてもこの曲を世に出さねばと日本語に向き合って作り上げた「帰ろう」
間違いなく彼よりも何十年も早く帰るであろう私が、この曲に込められたものを聴くことで帰る先をふと思う時、不安は拭い去られ肩の荷を降ろすことができるなんて。
彼は自分は天から降りてくるものを伝える「道具」だと言っていたけれど、大いなるもののメッセージを受け取り、それを私達に伝えてくれる遣いなのだろうなと、素直に思えてしまう。
導き、なのだろうな。
すべてを捨て去り軽くなった心と身体でたどり着いた先、彼の歌が流れる広い広い美しい草原には「よう来たな」とふっと振り返り微笑む彼が居てくれるのではないか。
そんな妄想をしてしまうほど、彼の曲は私の心を穏やかにしてしまう。