藤井風がくれるもの。ライジングサン2022。
いつものように90度のお辞儀から始まる。
祈りが始まる。
代打を打診されてからたった一日の間にオリジナル曲をピアノアレンジにするところから始めなければいけない。
そこにオリジナルへのリスペクトも込めながら。
努力の人。
昔っからそう。
コロナメドレーなんておどけて言ってるけど、出ることが叶わなかったアーティストとそのファンの思いを背負って歌う姿。
バウくんの代打という立ち位置でリスペクトをしながらも、どの曲もまさに藤井風という曲になってて。
風くんの歌や届けようとする思いをはじめて知る方。
藤井風ってこんな人なんです。
私達はわかっていたつもりでも、やはりその姿に呆然とするしかなくて。
そして急遽決まったステージをライブ生配信してしまえ!みんなに届けようぜ!というチーム風の凄まじい決断力と機動力。
チームまるごと移動して、見ることの叶わない私達へ伝えようとしてくれる愛とそれを可能にしてしまうチームとして蓄えてきた力。
そんなもののお陰で、またしても私達は伝説の目撃者になった。
風くんがいる限り、私達は次から次へと生み出される、とてつもない努力と愛とチームワークに支えられた伝説の生き証人になっていく。
エアハグで、会場も遠くから見ているわたし達も全てを抱きしめる姿。
カッコいいだけじゃない。
歌がうまいだけじゃない。
ピアノがうまいだけじゃない。
藤井風がくれるものは音楽だけじゃない。