「風の秋まつりpart.2」藤井風は''HEHN"LASA"が人の形になったもの。なろうとしているもの。藤井風アプリ
『LOVE All SERVE All STADlUM LIVE』
あれは藤井風という存在の、今現在の全てをお披露目するための場所だったんだ。
河津さんが会ったときから変わらないという、109才の精神性と赤ちゃんのピュアさを全く矛盾することもなく内包する、不思議な藤井風という稀有な魂をどうやって世の中に知ってもらうのか。
デビューから少しずつ少しずつ明らかにされていく度に私達は藤井風にどんどん惹かれて行った。
何か大きなことがきっと起きているんだとワクワクしながら。
あの時期にgraceが誕生したこと、それによって(人生3度目の!)インドへ行ったこと、そこでついに本当の自分に出会えたと感じ、何かを脱ぎ捨てたように輝かしくも飾りのない「藤井風」となったこと。
すべての流れがあのパナスタで今現在の藤井風の全てを出しきり第一章を完結させるために準備されたものだったと思えてしまう。
曲、ライブ演出はもとより、パネル、香り、旗一本一本に到るまでの色使い、デザイン、食べ物、ネーミング。
あの2日間、私達は藤井風の本質、藤井風そのものに包まれていたのだ。
そして、歌えることは歌いきったという風くん。
HEAT(HELP EVER ARENA TOUR)のドキュメンタリーで河津さんが言ってた「来年で活動休止したいって言えばそれはそれで」の言葉が蘇るけれど、それはそう思えるほどに全力を出し切り、今現在の藤井風が到達できる場所へやって来たということ。
grace、パナスタ、アリーナツアーを経て、藤井風、第一章完結。
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河津さんの私生活はどうなってるんだろうと心配していた時期もあったけど、世の中を知らないというより、音楽と人を楽しませる事以外は関心がない赤ちゃんみたいなこの青年を守ろうと決めたんだな。
藤井風は
"HELP EVER HURT NEVER"
"LOVE ALL SERVE ALL"
という思想が人の形になったもの。
そうなりたいともがいている人。
そして河津さんはそんな稀有な存在を、世の中に出していくプロデューサーであろうとしている人。人生をかけて。
大いなるものから大切な使命を託された藤井風という存在は、国も言葉も時間さえ超えたところへ行くんだろうな。
だから、宗教でも政治でもなく、ましてや戦争でもなく、歌と愛と祈りで世界を変えていくと信じられる。
"grace"の発表以来、あまりにも受け取るものが大きすぎて多すぎて言葉にできなくて、でも内側には言葉が吹き荒れ渦巻いていて苦しかった。
未だにまとまり切れない、こんな長文を読んでくださった方がいらしたら、本当にありがとうございます。