
【処方箋】何故あなたのAI画像は伸びないのか【対策5選】
今回の記事ではXやインスタ等、SNSに投稿しているあなたの生成画像が何故伸びないのかを解説しその対策をお伝えします。
ゴムゴムの実ぐらい伸ばしていこう。ここから。
前置き:何故伸びないか
早速ですが、一枚画像を見て欲しいです。
個人的にこれは伸びないと思っている画像です。

なぜこの画像が伸びないと思うか。
それはひとえに
つまらないから
です。
stablediffusionが脚光を浴びてSNS上に大量のAI美女画像が投稿されるようになって二年が経ちます。地球の人口を超える美女が生成され、それがネットの海に垂れ流され始めて二年経つわけです。
人類は写真の真ん中にどでんとAI美女が突っ立っている画像を自分の大きくなった息子の顔よりも見たわけです。
それぐらい人類はただのAI美女を見飽きているわけです。
2年前はそれでも簡単に1000いいねとか貰えたと思います。
でももう通用しない。
Switchの時代にスーファミの名作を持ってこられても困るわけです。
ネガティブな話はこれぐらいにして、ここからはあなたの画像がつまらない理由とそれを面白くする(=伸びる画像にする)方法をお伝えします。
要因分析
伸びない理由は”つまらないから”と抽象的に断じましたが、ではつまらないとはなにか?
”つまらない”というのは要するに
平凡でありふれている
という事です。
さきほどの画像の平凡ありふれポイントを分析してみました。

いかがでしょうか。
言語化すると共感頂ける部分もあるのではないでしょうか?
次章では、この平凡ありふれポイントを改善する方法を説明致します。
対策
対策その①:構図

構図が最も簡単に画像の雰囲気を変えて奥行きを持たせる効果がある一方で、最も軽んじられている要素かと思います。
画像の真ん中に突っ立っている美女で勝負するには圧倒的なクオリティがないと戦えません。素手で戦えるのは真の強者かドスケベシャドーBANチャレンジャーのみです。
一番簡単に構図を変えるプロンプトとしては「 dynamic angle 」がダイナミックなアングルからの構図にしてくれるのでponyやsd1.5では重宝します(fluxは構図プロンプトが効きにくい)。
その他、アングルのプロンプトを紹介してくれているページを置いておきます。
対策その②:ポージング

ポージングは既に色々と試されている方も多いかと思います。これだけでも画が映えるので試してみてください。
参考までにポージングプロンプトを紹介されているページをご紹介します。
なによりポージングを変えて生成するのは見た目にわかりやすく変化があって楽しいのでモチベアップにも繋がります。
対策その③:照明効果

照明効果は少し慣れてきた方向けで汎用性に欠ける(最適な照明がシチュエーションに依存するのでランダム化に向かない)ので必ずしも必要とは思いませんが、味変で試してもいいかもしれません。
色々な照明をまとめてくれているページをご紹介。
対策その④:集団戦

被写体単体では表現しきれない様なストーリー性を付与する効果が大きいのが登場人物を複数人にする事です。
複数人登場させることで様々な視聴者に刺さる可能性を増やす事が可能な一方で、破綻するリスクも増すので画像の打率自体は下がりますが、非常に有効な手段です。また詳細な作成方法は別途記事を書こうかと思います。
対策その⑤:番外戦術
『もしもバイブ常時着用が法律で義務付けられたギャル国があったなら』
— AIギャル物語/AI gal's story (@JPAI_HEAVEN) January 22, 2025
Tips:ギャル政府によりランダムかつ不定期でスイッチがON/OFFする為ハプニングが絶えない。#もしバイ pic.twitter.com/jjBElXtQZA
生成とは全く関係ありませんが、画像だけ上げるのではなく投稿全体にストーリーを持たせる様な文章を添える事でおもしろさを付与するという方法もあります。
私で言えば”ギャル国”という架空のギャルの国を舞台とした投稿を定期的にしています。画像だけでなく文字でストーリーを補完する事で視聴者は美女画像ではなく、美女画像を通じたストーリーを楽しむわけです。
私はこのストーリーというのが非常に重要だと思っていて、アカウント名にも”物語”と入れています。人が漫画や週刊誌や都市伝説が好きなのはストーリーが大好きだからです。
同様にストーリーを武器とされているアカウントとして”AI商事”さんがいらっしゃいます。
AIが考える「焼きおにぎり」 pic.twitter.com/HuKMT3go4X
— AI商事 (@AIkoushiki) January 21, 2025
みなさんも一度は目にしたことがある「AIが考える~」シリーズをメインにwitに富んだ投稿が非常に魅力的です。
こういった戦い方もあるわけです。
ただし、そのまんま真似をしてもしょうもないので自分なりの戦い方を身に着けるのが大事です。
最後に
えらそうに語ってきましたが、私自身が最近面白い投稿をできていなかったなと自戒の念をこめて書きました(書いてる途中に『もしバイ』企画を思いついちゃいました。詳細はXを見て下さい♪)。特にサブ垢の方はもうずっとつまらない投稿をしてしまっています笑
ただ、今伸びなくて悩んでいる方がいらっしゃったら試してみて下さい。上手くいかない時はいつもと違うことをしてみるのがコツです。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
おまけ:誰得バンド紹介
今後はおまけで誰も得しない私の大好きな日本のバンド紹介を思いついた時にしていきます。
記念すべき一組目は
Suspended 4th
です!!
近年のロックバンドの売れ線はどんどんとポップな方向に流れていますが、そんな時代にクソ喰らえとバスドラムを投げつけるが如き重厚で骨太なバンドで是非ライブで聞いて欲しいバンドです。
各パートの演奏技術が非常に高く、ボーカルのハスキーな声とバンドのサウンドが合わさって唯一無二のグルーヴ感を感じられる最高のバンドです。
ローマ教皇も頭を振らずにはいられないでしょう。
生成時のBGMにどうぞ♪