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そもそも遺伝子って何だっけ?
このところ遺伝子について気になって、いろいろと調べていますが、学生の頃に生物への興味や関心が全くなかったので、基礎を知らないなぁと思うことが良くあります。
そう、遺伝子とは何かについて、高校レベルの知識が欠如しています。
一般的な遺伝子の説明
いわゆる「遺伝子とは?」に書かれている説明は、こんな感じです。
遺伝子は、生物の体を作り、機能させるための設計図として働く重要な物質で、DNAという化学物質でできています。
遺伝子はA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4種類の塩基の配列によって情報を保持しており、この配列に基づいてタンパク質が作られます。
遺伝子は親から子へと受け継がれるため、個人の特徴や体質、性格などを受け継ぎ、さらには一部の病気のかかりやすさにも影響を与えます
まぁ、分かったような、分からないような・・・
遺伝子とDNAって同じものなの?
遺伝子とDNAは密接に関連していますが、同じものではありません。
DNAは遺伝情報を含む物質そのものであり、遺伝子はDNAの特定の領域を指します。
具体的には、DNAは細胞核内にある長い分子で、その一部の領域が遺伝子として機能します。つまり、DNAのなかに遺伝子が含まれます。
DNAは4種類の塩基(A、T、G、C)の配列で構成され、この配列が遺伝情報を担っています。
一方、遺伝子はDNAの中で特定のタンパク質を作るための設計図となる部分です。
ヒトの遺伝子は、何個あるの?
遺伝子が設計図であるなら、ヒトというものを作るための遺伝子って、膨大な数になりそうですよね。一体、何個あるんでしょうか・・・?
ヒトゲノムに含まれる遺伝子の正確な数は、研究の進展とともに変動しています。当初は約10万個と予想されていましたが、現在ではその数が大幅に少ないことがわかっています。
2018年の研究では、タンパク質コード遺伝子が21,306個、非コード遺伝子が21,856個存在する可能性が示されました。
ただし、「遺伝子」の定義や解析手法によって数字が異なるため、正確な遺伝子数の特定は今後も継続的な研究課題となっています。
興味深いことに、ヒトの遺伝子数は、より単純な生物であるショウジョウバエ(約13,500個)やセンチュウ(約18,500個)と比較してそれほど多くないことも明らかになっています。
ところで、遺伝子って書き換えることは可能?
遺伝子が身体や性格をつくる設計図であるなら、美容整形とか意識改革をするよりも、遺伝子を書き換える方が早いのではないだろうか・・・。
実際のところ、自分の遺伝子を書き換えることは、技術的には可能です。これは「ゲノム編集」と呼ばれる技術を用いることで実現されます。
ゲノム編集は、特定のDNA配列を切断し、その修復過程で遺伝子を変更する技術です。
代表的な技術としては、CRISPR/Cas9システムがあります。この技術は、特定の位置にあるDNA配列を希望の配列に書き換えることが可能であり、非常に精密な編集が可能です。
ということで、相変わらず遺伝子への興味が増すばかりなので、引き続き調べものを継続して、遺伝子のアレコレをまとめつつ、知識を深めていきたいと思います。
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