すごいヤバいガチ恋
ま『いや〜。今日は2時間いなかったけど、なかなかにハードやったでぇ〜』
ぴ『まえくん、ちゃーんと煽られてたなぁw』
ま『まこぴのファンの子だけやなくてキャストさんにまで「いつも変なやつがいる」って噂がいってるんやもんな』
ぴ『【すごいヤバいガチ恋】という称号。マジでウケるwww くぅ〜! 眩しいぜぇ〜このこのぉ〜!』
ま『やめろw でもちゃんと自覚はしてるんよ。ヤバいの』
ぴ『そりゃあもう一般人からしてもそーとーやばいのに、年頃の女の子からしたらかーなーりヤバいもんな』
ま『ちゃんと俺もキャラでやってるでね』
ぴ『いやいやいやいや。まぁ、アレもでもさぁ、ありがたいことやで。こーんな変でつまらんおっさんもネタにして笑ってくれるんやから』
ま『それがお仕事と言ってしまえばそれまでやけど、俺は話の面白いイケメンではないから。トーク技術ないし、アイテム使わな戦えんでなぁ』
ぴ『普通に暮らしててもまえくんがあの子らにしてあげられることなんて川原の砂金レベルで存在しないんやから』
ま『生きててすいません』
ぴ『いいんやないの? みんながみんなイケメンではないし、金持ちでもないし、面白いわけでもないし、お酒飲めるわけでもない。なーんのとりえもない男なんてまえくんだけじゃないよ』
ま『どっかで面白スキル売ってないやろか。なーんもとりえないらしいし』
ぴ『そこは一旦スルーしてもろて。でも1つ確かに言えることは、推しメンが笑ってくれるなら自分が何言われようがどうなろうが構わないってのがガチ恋だろ?』
ま『それはそう。推しメンの許可もらった範囲でネタ作って、あとはどれだけ笑ってもらえるかよ。俺が死んだとしてもそれで笑ってくれたら最高よ』
ぴ『それは無理やろ。まぁごめん、ちょっと極端な言い方ではあったけど。そのガチ恋としての理想像をどこまで貫けるかが、推しメンだけでなく周りからの信頼度に繋がってくるんじゃない?』
ま『なんちゃってガチ恋ほど、リアルガチ恋にとって邪魔な存在ってないからね』
ぴ『推しメンには推しメンの生活があるし、まえくんにはまえくんの生活がある。そんなお互いの時間をひとときでも共有出来るなら、もうまえくんはそれだけで幸せって思わなあかんよ』
ま『はい、わきまえております』
ぴ『彼氏彼女の関係でも親子の関係でもないんやから、キャストと客の関係で、エンタメとして楽しまなきゃダメだからね』
ま『はい、理解しております』
ぴ『それじゃあ! 明日も立場をわきまえていきましょう!』
ま『いや、行きにくいわ! もっと気楽に行かせてくれ!』
ぴ『無理です! 明日も気合い入れて【すごいヤバいガチ恋】を決めていきましょう! 普通のガチ恋じゃダメです! すごいヤバいガチ恋です! すごいヤバwww ごめん、やっぱウケる〜wwwwww おなかいたいよ〜(爆)』
ま『全国のガチ恋のみなさん。人形の取り扱いには十分注意しましょうね。もし、あなたが【すごいヤバいガチ恋】という称号を与えられたくなかったら』
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