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たまにはお好み焼きでも

大阪遠征2日目の昼。ご飯を食べに外へ出たぴちゃんとまえくん。今日は何の気分なのか。

ぴ『粉もんが食べたい!』

ま『えーっと。色々ありますが、どうしますか?』

ぴ『たこ焼きだと夜までは持たないし、うどんも同じやな。そうなるとお好み焼きかな!』

ま『お好み焼きか。俺が今パッと出てきたのは、「ゆかり」と「千房」かな』

ぴ『検索かけたら「ぼでぢゅう」とか「鶴橋風月」とかも聞いたことある名前だね』

ま『どこもチェーン展開とか、コンビニのお好み焼き監修とかで目にしたことがある名前やな』

ぴ『どこのお店にする? ぴちゃんこだわりとかないけど』

ま『とりあえず、俺も普段お好み焼きを食べ慣れてないから、お店ごとの小さな違いなんて分からないし。1番最初に浮かんだ「ゆかり」に行ってみようか』

ぴ『よーし、決まりやな!』

ま『というわけで、なんやかんや商店街を歩いてる間に到着しました〜』

ぴ『ここ数日そうやけど、おでかけネタのこのパターン便利やな』

ま『時刻はまだ昼の11時なので、いま開店したばかりとかですかね?』

ぴ『お客さん誰もいないしそうでしょ』

ま『とりあえず営業してて一安心。昨日同様、今日もめっちゃ日差しが強いから、早よ涼みたかったし』

ぴ『どれを注文しようねぇ?』

ま『とりあえず店員さんにオススメを聞こうか』

ぴ『オススメなんですかー!』

ま『あー、これか。ランチセット。お好み焼き(豚肉&イカ)が1枚に「ごはんと味噌汁」か「ミニサラダとドリンク」を選べるのね』

ぴ『おぉ! これ頼んだら本当にお好み焼きと白ごはんが一緒に出て来るんだ!』

ま『俺も実家では普通に出てたなぁ。絵的にはそっちのが大阪らしくておいしいんだけど』

ぴ『さすがに今それは暑すぎるよ』

ま『しかも2人とも寝起きやし、そこまでの食欲はないな』

ぴ『じゃあサラダの方だね』

ま『せやな、じゃあこれでお願いします。あとは向こうで焼いてくれるのを待つだけだね』

ぴ『なんや、ぴちゃん自分たちで焼くタイプかと思った』

ま『あーどうなんやろね? そう言われたらそういうお店もあるか。まぁでも今回は本場の物を味わうということでいいんじゃない?』

ぴ『ぴちゃんはそれがいいよ。自分でやるの面倒くさいし、何よりまえくんのあのホットケーキ焼く技術見てるから、絶対お好み焼きも黒焦げになるもん』

ま『確かに、そこは俺も否定出来ん』

ぴ『ぴ! 来たで!』

ま『おー、ソースとマヨネーズはテーブルの鉄板に来てからかけるんだね。で、青のりと鰹節は自分で好きなだけかけると』

ぴ『まえくん、鰹節かけるの下手過ぎん?』

ま『全面にかけた方が踊るかなと思ったけど、そうしたら絵的に茶色一色になるなって思ったから中心に一点集中しちゃったw』

ぴ『そこまで気にするなら、色んなパターンで撮るか、動画回しとけばいいのに』

ま『ごめんごめんw おっしゃる通りですわ』

ぴ『切り分けて〜!』

ま『えーっと、関西ってサイの目切りだっけ? 関東がサイの目切りだっけ?』

ぴ『分からんからいつも通りでいいで! 冷めちゃうから1秒でも早く食べようや!』

ま『そやな。なんか、今日のぴちゃんいつになく冴えて張り切っとるけど』

ぴ『ぴちゃんこの小さいコテで食べるの夢やってん! 見てこれ! お好み焼き乗ったで!かわいい!』

ま『このまま食うんか、思ったより難しそうやな。あ、しかも全然鰹節かかってないとこやw』

ぴ『まえくんしっかりして〜。映えないよ〜』

ま『しかも結構厚みがあるんやな。こんなもんなんやっけ? 本当普段外でお好み焼き食べないから分からんな』

ぴ『いったれ〜! パクッと〜!』

ま『はーい、じゃあいただきます』

ぴ『もぐもぐ。うん! 美味しい!』

ま『ソースはちょっと甘めなんかな。テーブルにもソース置いてあるし、濃い目が好きな人は足せるのもいいね』

ぴ『ねぇ! 厚いのに柔らかいよ!』

ま『柔らかいというか、これが「ふわふわのお好み焼き」って表現なんやろうな。コテで持ち上げても形は崩れないのに、口に入れると優しく広がっていくね』

ぴ『まえくんみたいに焦がしてないから固いとこないわw』

ま『あ、そこの紙見てみ、辛くする調味料とかも言ったら持ってきてくれるらしいわ。マスタードはカラシのことかな? へぇ〜激辛ソースとかもあるんや』

ぴ『挑戦する? まえくん辛いの好きやろ?』

ま『あーいやいい。せっかく食べに来たんやから、スタンダードな味を脳にインプットしたい』

ぴ『何人かで来たら色々頼んでシェア出来るから、そーゆー面でも楽しいとこだよね』

ま『意外とイカがたくさん入っとるし、豚肉も大きいのがいるわ。あとなんかキャンペーンで玉子もサービスして入れてくれたし』

ぴ『ラッキーやで!』

ま『うーん今日はお腹のキャパ的に食べれんけど、こうなると焼きそばとかも気になるな。普段焼きそばを外で食べようと思わんけど、ここなら美味しそうやし、次来たら頼むかも』

ぴ『サイドメニューも何個かあるやん。豚肉のアスパラ巻きとか豚キムチとか』

ま『うわー、豚キムチ食べたいなぁ。焼きそばと豚キムチで食べたい』

ぴ『無敵コンボやん! 敵わんでそれ!』

ま『あっちゅう間に完食やな。いや〜、味がめちゃくちゃ違うってことはないけど、この食感は確かに出来たてじゃないと味わえんな』

ぴ『こんな暑い日は、仕事終わりにここに来て、白ごはん食べながらお好み焼きのソースとビールでガンガンいっちゃいたいね!』

ま『あーそれは至高。そうだね、ソースとビールの相性バツグンだもんね』

ぴ『ねー! そうだよね!』

ま『あれ? ぴちゃん俺に隠れてビール飲んでる?』

ぴ『ぴちゃん、ばぶ〜なので飲めませんよ』

ま『あれ? そうやんな? いやなんか、やけに乗ってきたもんで』

ぴ『まえくんしっかりして〜! 昨日のお酒残ってるんじゃないの〜!』

ま『だとしたら、それも1つの幸せボケよ』

#3分間の暇つぶし   #ぴちゃんとおはなし  #ぴちゃんとおでかけ 

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