ワクチン1回目を接種してきたよ
☆ぴちゃんとまえくん148話目☆
ま『先月、職場で「ワクチンを打つかどうか」のミーティングがあったんよね』
ぴ『ほう。なんて答えたん?』
ま『「推しメンに迷惑かけたく無いのでワクチン打ちたいです」って』
ぴ『わ〜お、オタクの鏡のようなコメントなのに、発言場所が会社のミーティングって大丈夫?』
ま『まぁただ、ワクチンを打って、副反応が出るって言うじゃんね』
ぴ『熱が出るとか、打った箇所が腫れ上がるとか、痛みが出るとかね』
ま『会社の人らもそう言ってたし、実際に熱が引かんから休むって後輩もおったしね』
ぴ『インフルエンザの予防接種とはまた精度的に違うんかな?』
ま『どうやろうね。とりあえず、今から打ってくるわ』
ぴ『え! 今から行くん!』
ま『おぉ、もう予約は取っててん。今日9月6日(月)が1回目の接種日で、2回目が3週間後の27日(月)の同じ時間の予定だよ』
ぴ『マジか、死ぬなよ』
ま『打った瞬間には死なんやろ。それよか、家で死にそうになったら助けてくれよ』
ぴ『それは、ぴちゃんには荷が重いで、みがちゃんに頼んどくわ』
ま『あぁ、みがわりの方が確かに安心やな。じゃあ、留守番よろしく』
ぴ『いってらっしゃ〜い』
ぴ『みがちゃん! みがちゃん!』
み『なんですか、ぴちゃん』
ぴ『まえくんがワクチン打ちに行ったで! 大丈夫かな?』
み『事前準備として、冷凍食品や飲み物、それに熱冷ましの冷却シート類は買ってありますから。だけど、いま救急箱とか見ても、痛み止めや解熱剤が見当たらないですね』
ぴ『ぴ? ロキソニンじゃあかんのか?』
み『痛み止めも、ロキソニンじゃなくてもっと効果がある製品があるらしいのですが。あー、だめだ、無いですね。僕ドラッグストアに買いに行ってきますね』
ぴ『ぴ〜! ダメダメ! みがちゃんが出かけてる間にまえくんが戻ってきて、そしてまえくんがその場で倒れたりなんかしたら、ぴちゃんどうしたらいいか分からないよ〜!』
み『その時はすぐに連絡ください。大丈夫ですよ、片道5分の店ですから』
ぴ『ぴ〜。みがちゃん行くな〜!』
み『じゃあ、まえくんが熱出してヤバい時に、僕がドラッグストアに買い出し行って、ぴちゃん15分ほどまえくんの面倒1人で看れますか?』
ぴ『ぴ〜。そっちの方が無理な気がする。わかったよぉ、みがちゃん今のうちに買い出し行ってきて』
み『了解です。大丈夫ですよ、大抵は接種後しばらくしてから副反応が出るみたいですから』
ま『ただいま〜』
ぴ『まえく〜ん! 死んでないか!?』
ま『うん、死んでたら「現世にただいま」ってことになるのかな?』
ぴ『そんな冗談言ってる場合とちゃうねん!』
ま『いや〜。先輩らが言ってることが分かったわ。あれやね、今接種してから30分後くらいなんやけど、正直まだなんともないね。もっと打たれた場所が熱持つんかと思ってたわ』
ぴ『燃えてない?』
ま『もし燃えてたら、動画撮ってTwitterにでも載せてくれるか?「まえくん左腕燃えてて草焦げる』って』
ぴ『モーリーファンタジーすぎる』
ま『一応、ワクチン打った翌日が公休になるようシフト組まれるもんで、明日は会社行かなくていいんやけど。まずは、体調がどうなるかなってとこやな』
ぴ『2回目の方がしんどいってSNSなんかでは見るけど、無理しないでね』
ま『いや〜、これはでもチャンスやな。ついに、俺もアレをやる時が来るかもしれんってことよ』
ぴ『アレとは?』
ま『「作者体調不良につき、本日の【ぴちゃんとまえくん】はお休みとなります」ってやつ』
ぴ『「みんな! あいがな先生に元気が出るお便りを出そう!」』
#3分間の暇つぶし #ぴちゃんとおはなし