【フリーランス覚書】報酬不払~少額訴訟まで・その3
こんにちは!子育てクリエイターの中川治之です。
前回に引き続き、報酬不払い~少額訴訟までの思い出を書きます。
目次
第1章 「発端」 出会い~業務開始
第2章 「疑惑」 会社設立の誘い~支払遅延
★ 第3章 「未払」 再三の催促
第4章 「不払」 やがて音信不通
第5章 「行動①」 法的措置開始~内容証明
第6章 「行動②」 少額訴訟申し立て
第7章 「行動③」 付郵便送達(?)
第8章 「決着」 審理当日
第9章 「顛末」 強制執行とは
最終章 「後書」 エピローグ・おまけ
第3章 「未払」 再三の催促
「会社設立の誘い」と「報酬の支払い遅延」という相反するボールを同時に投げられて困惑してしまった僕。
後から思えば、入金を確認するまで業務を止めることもできたはずですが、そうはせず、催促はしつつも業務を続けるという悪手を選んでしまいました。
それでナメられたのかも知れません。
ここからT氏は、七色の言い訳をしながら遅延を延々と繰り返すようになりました。
僕はというと、ヤキモキしながら支払い期日を待ち、期日になっても支払いがないことに落胆し、また催促…
という生活が1か月半ほど続きました。
しかも、「新会社に勧誘してくるほどの相手が報酬を払わないはずはない」という希望的観測から、T氏から依頼された案件の作業を続けていたのですから、愚の骨頂というしかありません。
過去に戻って当時の自分をどつきたいです。
◆ 何とか一部の回収に成功
支払い遅延を繰り返されていることを家族にも言い出せず、神経を擦り減らす日々が続いていましたが、ついに精神的に限界になり、
・新会社への勧誘の話はもちろん白紙
・支払いを確認できるまで作業中の案件も保留
という判断に行きつきました。(やっとか…という感じですが)
その旨をT氏に伝えたところ、すぐに連絡があり、これまでさんざん遅延してきた請求済みの5件分の報酬が即座に入金されました。
すぐ払えるなら最初から払えよ、と思いましたが、もしかすると内情はギリギリの自転車操業で、強く言ってこない相手に対してはできるだけ支払いを遅らせたかったのかも知れません。
…ともあれ、ようやく遅延していた報酬を回収できました。これで第1ラウンドは終了です。
早くこうしておけば良かった…。
しかしながら、既に納品済みだけど請求書をまだ出していない案件が2つと、継続中の案件が1つ残っているので、不安は消えませんでした。
さて、ここからが第2ラウンドです。
<第3章・おわり>
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