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インプロって、何?
英語のインプロヴィゼーション(improvisation)の略で、「即興演劇」という意味です。
JAZZのライヴなどでも時々インプロヴィゼーションで奏者同士がセッションを行うのを目にした人がいるかもしれません。
ここでは、台本による事前の稽古なしに即興で演じられる「即興演劇」の1ジャンルを指す言葉として用いています。
「インプロ(即興演劇)」は大きく分けて3つの使い方をされています。
(1)コメディショー:ライブシアターなどで、観客からお題をもらい、即興で演じるショー。
(2)パフォーマンス力向上:いくら台本があっても、役者として必要なスキルはその場の呼吸。その呼吸力(場を読み取る力)を向上するための手法。
(3)コミュニケーション能力向上:インプロゲームは数百あるとも言われていますが、様々なコミュニケーション能力の向上を目指すことを目的としてゲームを行う。ここでのポイントは、ゲームの上手下手ではなく、ゲームの後のリフレクションがとても重要となります。アプライドンプロは、この(3)に該当します。
3つの共通点は、場を共有し、お互いに協力しあってストーリーを創り上げるということです。
「インプロ」をするにあたっての世界共通のグランドルール
・Yes, and(受けとって、そこから展開する)
・Be Present(いまここ)
・Make mistakes(間違いを恐れない!挑戦しよう)
・Make partners look good(自分を主役にするのではなく、パートナーをよくみせよう)
・Co-Create(共に創る)
まだありますが、上記は毎年参加する世界各国で行われるワークショップやカンファレンスでよくあがってくるグランドルールです。
インプロにありがちな誤解
インプロ(即効劇)について、みなさんによく誤解されることをまとめました。
・面白いことをやらないといけない → 奇をてらう必要は全くありません。
・上手に演じないといけない → 特にアプライドインプロにおいては、演技力の向上を目指しているわけではありませんので、もらったお題に対して、即座にどのように反応するかを、その後の振り返りの材料として得ることが目的になります。
・ウィットに富んだ、テンションアゲアゲの演技がインプロである → リラックスして、落ち着いたインプロもあります。その人らしい演じ方が尊重されます。
・見せ場を作らないといけない → その場を共有してリアルに生まれる物語に観ている人は惹きつけられます。
インプロをご紹介した動画
インプロの動画は、AIFAのウェブサイトにもまだまだありますので、ご覧ください。https://www.hikaruhie.com/applied-improv/