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死ぬ時に後悔すること

こんにちは。エバンス愛です。広島出身、大阪在住で、社会人になってから一から英語を独学でやり直し、英語講師、外資系企業秘書、医学研究機関の通訳翻訳者などを経て、現在はアメリカ人の夫と一緒に社会人に英語コミュニティを運営しています。

私には、6歳年下の弟がいます。私とは性格が全然違って、お調子者で世渡り上手というタイプで、すぐに誰とでも仲良くなれます。

英語は全然話せませんが、私たちが広島に帰省したときには、夫のマイクといつも楽しそうに飲んでいます。(お調子者同士のフィーリングで、通じ合うらしい。笑)


2ヶ月ほど前、その弟に悪性腫瘍が見つかりました。それを聞いたときには「あんなに元気だった弟が・・・」と、信じられない思いで、落ち込みました。

でも、私が落ち込んでも、心配しても、それで弟が元気になるわけではないし、私自身にもいいことは何一つない。だから、私は普段通りに、私のやるべきことをやらなければ・・・そう思って、なんとかこらえてきました。

でも、楽しいことをしていても、ふとした時に弟の病気を思い出しては気持ちが落ち込む・・・という、その繰り返しでした。これをお読みの方にも、ご家族やご自身が大きな病気をされた方もたくさんいらっしゃると思いますが、こういう時って、どうすればいいんでしょうかね。

私の場合は、ちょうど私たち夫婦の英語プログラムAmbassador Language Program (ALP)3期の期間中だったので、そのプログラムの運営やコンサルなどで忙しくしており、メンバーさんの成長に関わることができて、それが私にとってすごく救いになりました。

幸い、転移はないとのことで、弟は手術を受けました。先日、日帰りで広島の病院にお見舞いに行ってきました。普段よりやつれてはいましたが、リハビリのために歩かされているそうで、歩いて病室の外まで出てきてくれました。

が、せっかく姉がわざわざ大阪から来たというのに、私を見た弟の第一声は、「あれ、マイクは?」でしたからね(笑)(※夫は仕事があったので、私一人で行きました)


これからどうなるのかはわからないし、再発するかもしれないし、しないかもしれません。病気を知ったときには弟を失ってしまうかもしれないことに恐怖したけれど、あとになってみれば「あの時は心配したけど、元気になって良かったね」という話なのかもしれません。

つい先日お話ししたALPのメンバーさんにも、手術を受けたばかりの方がいました。その方が、

「手術して悪いものは取ったけど、これから再発するかどうかはわからないし、そう考えたら、英語の勉強とか、今やりたいことを楽しんでやろうと病気のおかげで思うようになりました」

とおっしゃっていて、本当にその通りだなぁと思ったのです。


私たちは、まだまだ元気で長く生きられると思い込んで、

やりたいことを後回しにしたり、
自分の夢に真剣に向き合わなかったり、
会いたい人に会いに行かなかったり、
それができない言い訳をしてしまいがちです。

そして、多くの人が、死ぬ時に後悔するのだろうと思います。

死ぬ時に、

「ああ、もっと残業をしておけばよかった」
「ああ、もっとSNSをたくさん見たかった」
「ああ、週末はもっとダラダラ過ごしたかった」

と後悔する人はいないと思います。

おそらく、

「憧れの仕事に挑戦すればよかった」
「もっと家族との時間を大切にしたらよかった」
「もっと英語を話せるようになりたかった」
「もっと旅をして、いろんな経験をすればよかった」
「もっと勇気を出して新しいことをやれば良かった」
「仕事ばかりじゃなく、もっと毎日を楽しめばよかった」

って、後悔するのではないでしょうか。


私は、会社員を9年前に辞めるときものすごく迷いました。毎日、「もう辞める!」「いや、やっぱりこのまま続ける・・・」を繰り返していました。

もう夫に安定した仕事と収入を期待しないと決意した日にも書いた通り、夫の仕事も不安定なので、私が会社員を辞めたら、安定した収入がゼロになります。安定を手放すということが何よりも、怖かったです。

そのときに私が考えたことは、

「このままこの職場にとどまったら、死ぬ時に後悔するだろうか?」

ということ、そして

「『私の人生、安定していたなぁ』と思いながら死にたいだろうか?」

ということでした。

答えは、「このままこの職場にいたら後悔する」「『安定した人生だった』と思いながら死にたくなんかない」でした。そこでようやく出た私の答えは、「辞める」でした。


今は、素晴らしい仲間やコミュニティメンバー、読者さんに恵まれて、とても幸せです。

私が死ぬ時、

「あの時、やっぱり会社員を辞めなければよかった」
「メルマガも、ブログも、書かなければよかった」
「ALPなんて、やらなければよかった」

とは絶対に後悔しないことは、確信を持って言えます。そういう人生が送れていることはすごく幸せなことですし、その幸せを支えているのはコミュニティに参加してくださり、私たちにやりがいを与えてくださる方たちであり、長くメルマガを読んでくださり、感想のメールを書いてくださる方たちです。

会社員はダメだとか、起業するべきだとか、そういう話ではありません。今、あなたが何をしているのであれ「このままだと、死ぬ時に後悔するだろうか?」と立ち止まって考え、勇気をもって、後悔しない選択をしていっていただきたいなと、そう思います。私も、そういう選択を勇気をもって続けていきたいです。


私たちは、まだまだ長く生きるつもりで日々をなんとなく過ごしてしまいますが、実際は、あとどのくらい時間が残されているかわかりません。

あなたが仮にもう少しで死ぬとしたら、後悔することは何ですか?

後悔をちょっとでも少なくするため、変えてみようと思うことは何ですか?

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