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ネイティブの爆速英語が聞き取れるようになる唯一の方法

こんにちは。エバンス愛です。

「TOEICのリスニングは高得点なんですけど、ネイティブの速い英語が聞き取れないんです・・・」

「ネイティブとの一対一の会話は聞き取れるのに、ネイティブ同士の会話が聞き取れないんです・・・」

こういうお悩みを持つ方から、私はたくさんご相談を受けます。これ、過去には私自身も悩んでいたことなのですが、今日は、「ネイティブの爆速英語が聞き取れるようになるには、何をしたらいいか?」についてお話しします。


ネイティブの爆速英語が聞き取れるようになる唯一の方法

ネイティブの爆速英語が聞き取れるようになる、唯一の方法とは・・・


「ネイティブの爆速英語を聞きまくること」


です。はい、何のヒネリもない答えですが、これが真実。

というか、「ネイティブの速い英語が聞き取れない」と言いながら、市販の教材とかでどうにかしようと思ってるなら、それは、どうかしてます(苦笑)


TOEICの英語みたいにくっきりはっきり話してくれるネイティブ、いませんから。日本人だって、アナウンサーみたいな話し方をする人は、(アナウンサー以外)誰もいませんよね。

だから、ネイティブの

・音が崩れまくった英語
・超高速スピードの英語

を、たくさん聞いて慣れる必要があります。


でも、日本在住で、日本人に囲まれて生活している普通の英語学習者は、いったい、どうすればいいのでしょうか?

それは

・映画
・海外ドラマ
・YouTube

を活用しまくることです。もう、これしかないです。


とは言え、私はほんの数年前まで、映画とかドラマとか、ほとんど見ていませんでした。映画館には年に1〜2回行く程度。huluとかNetflixとかいろいろ契約してはいましたが、ほとんど活用できていませんでした。なぜなら、「時間がない」と思っていたからです。

そんな、映画とかドラマなんて、見てる時間ない。そんな暇人じゃないの、私。

そう思っていました。

そんな時に、私はある人と出会います。


英語道の松本道弘先生

それは、松本道弘先生。2022年に83歳でお亡くなりになった先生は、80歳を超えても毎日貪欲に英語を学び続けた方でした。私は、2019年頃に先生とはじめてお会いし、それから先生がお亡くなりになるまで、映画の字幕翻訳、英語イベントなどで、一緒にお仕事をさせていただきました。

SPEEDIER READINGという教材も、先生と一緒に作りました。

表紙は、松本先生の描いた絵です


先生とお仕事をする中で、先生の英語勉強法やこれまでのご苦労、次世代に伝えたいことなど、たくさんのお話をお聞きしました。

松本先生は、日本から一歩も出ることなく英語をマスターされました。1000人の候補者の中から、在日米国大使館の同時通訳として採用され、その後は大学講師やNHK英語講座の講師も務められ、日本の英語業界の第一人者として先頭を走って来られたのですが、その背景には、「映画」があったのです。


先生が英語を学び始めた1950年代は、今からは想像もできないほど、英語を学ぶことが不便だった時期です。amazonプライムやNETFLIXなんかは存在しないのはもちろん、一般の家庭にはビデオデッキすらありません。当時手に入る英語素材と言えば、米軍の英語ラジオ放送を受信するか、映画館で映画を見るぐらいです。英語教材も、わずかだったと思います。

松本先生は、毎日米軍ラジオを聞き、暇とお金さえあれば映画館に通いました。今のように、自宅の動画配信サービスで、好きなだけ映画を巻き戻すことができて、何度でも見返すことができる時代と違って、映画館では、一発勝負です。

若かりし頃の松本先生は、映画館に入るときは、「押忍(おっす)!」と一礼して入り、上映中で真っ暗な中、ノートとペンを片手に、必死で聞き取れた英語表現のメモを取っていたそうです。

実はこれ、私も松本先生にあこがれて、一度映画館でやってみたことがあります。真っ暗だから、ノートのどこに文字を書いてるか自分でも全然わからなくて、しかもあとで自分の字を見たら解読不能でした。(苦笑)


そんな松本先生は、80歳を過ぎても毎日勉強を積み重ねていました。もちろんNetflixも契約して、毎日いろんな映画やドラマをご覧になっていました。メジャーなものから、「え、先生、そんなのまで見てるんですか?」という、名前を聞いたこともないドラマまで。

そして、暇さえあればイヤホンを耳に突っ込んで、YouTubeのニュース解説番組を聞きながら、英雑誌エコノミストを読んでいました。(※何か聞きながら別のものを読むというのは、松本先生みたいな超人しかできないので、全然お勧めはしません。苦笑)


先生は、お亡くなりになる直前まで、何冊もの本の執筆をされていました。私たちとの教材制作やラジオ・動画収録、大学受験生の指導もされていました。だから、決して時間が有り余っていたわけではありません。

そのお忙しい日々の中で、先生は当たり前のように、英語どっぷりの生活を送っていました。

80代になっても、こんなに英語を極めた人でも、まだ、こんなに努力しているのか・・・!!「映画を見る暇がない」なんて思っていた私って、ほんとにカッコ悪いし、恥ずかしい・・・Σ(꒪ꇴ꒪;|||)

と、心から思いました。

松本先生の勉強量を目の当たりにしてショックを受けて以降、私はできるだけ毎日、映画、ドラマ、YouTubeなどを見るようにしてきました。

今の私は、Netflixを熱心に見るようになったここ数年間で、格段にリスニング力が、向上しているのを実感しています。

でも、その道のりはすごく大変だったとか、死ぬ気で勉強しましたとか、そんなことは全く思っていないんです。とにかく楽しく動画を見続けてきた。ただ、それだけです。


必要なのは、「最も続けられる勉強法」である

私、何か人より優れていることがあるとしたら、それは、「いかに続く仕組みを作るか」をめちゃくちゃ考えて、続けられるやり方を探求していることだと思います。私は、怠け者で面倒くさがりなので、つらい勉強や、手間がかかる勉強は続きません。

Netflixも、いかにつらくないか、楽に続けやすいか、面白いかというのを優先しています。「最も効果が出るけどしんどい勉強法」みたいなのは、全くやっていません。

私がやったことと言えば、「iPad用の防水ケースを買うこと」くらいですかね(笑)「毎日お風呂には入るんだから、その時間はNetflix時間にしてしまえばいい。そしたら、苦労なく続くではないか!」という考えです。入浴中だけじゃなく、お風呂から上がっても、保湿をしたり髪を乾かしたりする間もずっと見てるので、それだけでなんだかんだ1時間くらいは見られます。

こうやって見てます


私は、メルマガを書き始めてもう10年以上になるのですが、今まで1万人以上の英語学習者さんとお話ししてきて、気付きました。

必要なのは、「最も効果がある勉強法」ではなく、「最も続けられる勉強法」だと。

今でも、毎日のように

「AとBの教材はどっちがいいでしょうか?」
「AとBの勉強法はどっちがいいでしょうか?」

と聞かれますが、私の答えは、「どっちでもいい」「続けられる方」です。(※もちろん、明らかに差がある場合はちゃんと言いますし、その人の状況に応じて最適と思われるアドバイスは当然しますよ)

どんな教材も、どんな勉強法も、一長一短あるし、はっきり言ってそんなに違いはないです。「これこそが最高の教材(勉強法)」なんて、どこにもないのです。どれもいいから、自分が一番続けられそうなことを決めて、あとはそれを愚直にやり続けること。英語学習に必要なのは、それだけです。

そんな私のNetflix勉強法を、書きました。↓

ご参考になれば幸いです!では、今日はこれで。

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