高校生が有馬記念を予想する
こんばんは、イアです。最推しのドウデュースが有馬記念出走取消になりました。本当にショックで仕方ないですが、レース前に発覚したことに感謝しつつ、気を取り直して予想していきます。
まずは軽く先週の予想の振り返り
朝日杯FS
◎タイセイカレント 8人気
○ミュージアムマイル 2人気2着🎯
▲アルテヴェローチェ 1人気5着
☆ランスオブカオス 9人気3着🎯
タイセイカレントに関しては、まず今回のレースがスローの内前有利のレースとなったことで結果的に外枠が仇になったと思います。外伸び馬場を想定して予想していたので、ここは完敗です。後は好スタートだった割に下げたり、直線で何度も接触？してまともに追えていなかったりでなにもかも上手くいっていなかったなという印象でした。
対抗ミュージアムマイルは、内を回して2着。ここに関しては予想で書いた通り(能力は最上位、内を回す競馬なら相手まで等)になったと思います。
アルテヴェローチェに関してはあのペースになると懸念していた気性の悪さが出てしまったのも仕方ないかなという感じ。
穴評価のランスオブカオスは、悔しいって感じ。しっかり評価はできてたんだけどなーって。
勝ち馬アドマイヤズームに関しては、そも外伸び想定で考えていたうえ過剰人気に映ったので抑え評価もしてなかったです。馬場、展開読みがまるっきり外れてしまったのが反省点ですね、
有馬記念
展開、馬場
前半はメンバーや枠の並びからスロー気味、コース形態やジョッキー心理の面から後半5～4Fのロングスパート戦を想定。
馬場に関しては、土曜日の芝はフラットな感じだったと思います。ペースや展開次第で内,外,前,後どこからでも。
本命
◎ローシャムパーク
前走のBCターフは道中決してスムーズに運べたわけではなかった中で、中距離の現世界最強格であるレベルスロマンスにクビ差。
4走前2着だった大阪杯は、向う正面で動いて自分から勝ちに行く競馬をしたうえでのもの。ラップから考えても内容はローシャムパークの方が上だったと思います。(あれだけ競りかけられても沈まなかったべラジオオペラも相当強いと思いますが)
BCターフやオールカマー、大阪杯での走りから小回りコースは得意で、今回の中山も大歓迎のタイプ。
そのオールカマーでは外々を回りながら、タイトルホルダーに対して余裕をもっての勝利。距離が300m違うとはいえ、そのタイトルホルダーが有馬記念3着なので、価値のある勝利だったと思います。
後半5～4Fのロングスパート戦になるならこの馬が台頭するはず。
土曜日の馬場と展開を考えても
レベルスロマンスとの着差や大阪杯、オールカマーでのパフォーマンスを考えれば本来ここでは単勝10倍程度の人気が妥当な馬だと思うんですが、豪華なメンバーが揃っていることはもちろん、展開的に厳しいと思われていそうなことや、鞍上のマーカンド騎手がシュトラウスやらジャスティンパレスやらの騎乗のイメージで世間から過剰に低評価をされているおかげでかなりオッズ妙味がありそうなので、その点でも高評価です。
個人的には大阪杯でのパフォーマンスを踏まえた上でコース適性とオッズを考えると、べラジオオペラよりはこちらを上に取りたいかなと思います。
対抗
○シャフリヤール
前走のBCターフは直線で前が壁になり追い出しが遅れていたので、ローシャムパークに離されはしたものの許容範囲。5着だった昨年の有馬記念は、枠の恩恵が大きい競馬だったとはいえ香港で取消となってから緊急参戦という過酷な臨戦過程であったことを考えれば高く評価できます。そして、それに比べれば今年は余裕を持ったローテーションである分パフォーマンスを上げる可能性が非常に高いです。展開的に持続力勝負になりそうなのも好印象。
まあ16番がネックですよね。ただドウデュースの取消によって実質15番となったわけですし、枠の並びやメンバー的に先行自体は難しくないはず。もちろん物理的に8枠が不利なのは間違いありませんが、今年ドバイシーマ2着,BCターフ3着の馬がそれだけでここまで人気を落とすなら逆に美味しいと思います。(土曜時点で11人気)
後これは評価には何も関係ない余談ですが… 先日Twitterで「シャフリヤールが勝ったドバイSCから今回の有馬記念までの日数が1001日」というツイートを見かけたんですが、これドラマチックすぎて凄い。こんなことってあるんですね。(シャフリヤール→千夜一夜物語に登場する王の名前)
単穴
▲レガレイラ
エリザベス女王杯に関しては接触があった上伸びない内を通ったことを考えれば評価を下げる必要はなし。
ローズSは圧倒的内前有利の中、中京で最後方大外ぶん回しをして5着。物理的に届くわけがない展開だったのは明らかなので参考外。
皐月賞もローズSに近い理由で人気を裏切るも評価を下げる必要はなく、むしろあの展開で牡馬相手に6着なら高評価。
ダービーは基本的に内前有利だった中、後方の内で詰まり直線でスライドして大外に持ち出すロスがありながら、上がり最速で5着。相当強い競馬だと思います。この走りを見ると世代最上位の力を有しているのは間違いなく、それこそアーバンシックやダノンデサイルとも遜色ないんじゃないかなと思わされるほど。
そしてなにより注目したいのはホープフルS。4コーナーのショウナンラプンタの斜行で進路を塞がれ外に持ち出す不利があった中で、直線では桁違いの瞬発力で差し切り。このレースは馬場が荒れていたのはもちろん、レース自体も前半から淀みなく流れ、今やダートで活躍するサンライズジパングが3着に好走するほどのタフな競馬でした。そうした展開でも後半3Fを加速ラップで駆け抜けたように、図抜けた脚を使える瞬発力とパワーが強み。また、使える脚があまり長くなく瞬発力に優れていることと、コーナーでの加速力に優れていることから小回り向きで、中山替わりは大きなプラス。
展開もコースも馬場も向くであろう今回は人気のアーバンシックやダノンデサイルと遜色ないパフォーマンスを見せる可能性が高いと評価しつつも、考えることは皆同じなのか思ったよりもオッズ妙味がなく、本命予定から急遽評価を下げました。
まあ、今年ロジリオンしかりシンティレーションしかりで私の予想との相性がいい安心と信頼の戸崎さんに期待。
連下
△ダノンデサイル
前走の菊花賞は出入りの激しすぎる競馬に巻き込まれた形で参考外。むしろあの展開で6着まで追い込んできたことはこの馬の力の証明。
前半スローからの後半5F勝負になった日本ダービーは、いくら内をロスなく回ったとはいえジャスティンミラノ、シンエンペラーといった相手を突き放したあの競馬は高く評価すべきだと思います。
枠や展開的にイメージはまんまダービーで、馬自体にはこれといった減点材料がなく高い評価が必要。ただドウデュースが取消になったことも相まってオッズ妙味が全くなくなったのでこの印で。
☆プログノーシス
金鯱賞の内容から中山も意外と合う可能性。ロマンチックウォリアーとクビ差だったqe2を高く評価。上手く流れに乗れれば。
消したい馬たち
スターズオンアース
前走は相当展開と馬場に恵まれましたが、それにしては伸びず。満足いかない内容だったと思います。もちろんこれはドバイ以来の実戦だったというところで休み明けの分と考えることもできるかもしれません。しかし、ヴィクトリアマイル以来の実戦で天皇賞前に一頓挫あった去年はジャパンカップでしっかりリバティアイランド以上の内容で走っていたわけで、そのパフォーマンスの差と今年のオッズを考えるとわざわざ印を回そうとは思えないかなというのが現時点の評価。
ブローザホーン
前走は明らかに向かない展開とコースだったと思うので度外視可能だと思います。春はしっかり強かったことは事実で、恐らく得意分野の中山2500に変わるのはプラスだと思うので一発あっても不思議ではない。しかし、京都大賞典の不可解な負けの敗因が私自身分からないので、高評価はしたくないです。
ジャスティンパレス
今回は天皇賞秋やジャパンカップと比べれば展開は向くと思います。ただ、中山へのコース替わりはかなりのマイナス。去年の有馬記念や今年のジャパンカップなどから分かりますが、この馬は持続力やスタミナには優れている一方で瞬間的な加速力には乏しくコーナリングも得意ではないです。(私がジャパンカップで無印にした理由でもあります)
今回はこの秋2戦に続いて中途半端に人気しそうでオッズ妙味はない。同じ後方脚質で展開、適性、オッズで魅力のあるレガレイラやローシャムパーク、プログノーシスがいる中でこの馬を高く評価する理由が私には見つけられなかったです。
結論
有馬記念
◎ローシャムパーク
○シャフリヤール
▲レガレイラ
△ダノンデサイル
☆プログノーシス
消スターズオンアース
消ブローザホーン
消ジャスティンパレス
おわりに
実は、有馬記念はいつもより一段と気合を入れて予想しようと思っていてドウデュースを軸に組み立てたレース考察を2万字強書いてたんですけど、それが無に帰してしまいまして。取消がショックで仕方なくて、やり直した予想を長々と書く気力が湧かず…結局色々と省略していつも通りかそれ以下くらいの量になりました。
今年一ショックでした。最初にも書きましたがレース前に分かったことは幸運だと思うし予後不良とかにならなくて本当に良かったとは思います。ただそれはそれとしてやっぱり最後に走る姿を見たかったし、悔しい、悲しい。発表から一日以上経った今でも正直まだショックが尾を引いてますが、切り替えて次の種牡馬生活を応援したいと思います。
2歳秋から5歳秋まで、長い間楽しませてもらいました。お疲れ様。
来週あたりに今年の予想の振り返りを投稿する予定なので、よければそっちも読んでいただけたら嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。