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社会になにか貢献したい。飛び込んだ、6週間-海外インターンシップ体験記

こんにちは!アイセック・ジャパンです。

アイセックは100以上の国と地域の仲間と共に、若者のリーダーシップを育む事業を行っている、学生による非営利組織です。
私たちは、海外に渡航して、現地での社会課題に向き合いながら自分ができることを考え、解決に取り組むインターンシッププログラムを運営しています。

今回は、実際に参加された、大阪大学2年の大古場奏多さんの体験記をお届けします🛫
ぜひご覧ください!
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1.参加を決めたきっかけ

現在、アイセック大阪大学委員会の執行部の1人なのですが、NPOに所属してはいるものの、誰一人として困っている人に直接手を差し伸べられたわけではなく、社会に直接貢献をできていないことにもやもやを感じていました。

今年の春に4年ぶりに海外インターンシップが再開し、執行部として委員会のメンバーが渡航できるようなサポートや説明会の運営などを行っていました。しかし、自分自身が海外インターンシップを選択肢に入れていなかったことに気づきました。参加することで自分にどんな変化がもたらされるのかは分からないけれど、これまでとは全く異なる経験ができることはわかっていたのと、心に漂っていたもやもやを晴らすために、一歩を踏み出すことを決意しました。

2. スリランカとプログラムを選んだ理由

とにかく現地の人と関わりたくて、一番接点の多そうな教育系のプログラムにしました。結果的に、海洋問題と教育がかけ合わさったプログラムを選びました。とにかく今まで経験したことのない環境に飛び込んでみたかったので、スリランカへのこだわりは特になかったです笑

3.率直な感想

純粋に、行ってよかったなと思います。英語に触れるとかプレゼン能力が上がったこと以上に、現地の人と暮らして価値観の違いに葛藤しつつ、理解しあおうとできたのが良かったです。

スリランカには、所得や街の雰囲気、インフラ、衛生環境など、日本とは異なる点がいくつもありました。家族や友人関係における価値観の違いも感じました。例えば、「シャワーからお湯が出ない」「町にゴミが散乱している」「自分の所有物が勝手に使われる」「偉い人に会う際にお菓子をプレゼントする必要がある(これは本当に不思議でした笑)」などです。

自分はあくまで訪問者なので基本的には現地の文化とか価値観を受容するようにしていました。そのうえで、受け入れられないと思ったものに関しては、多少場の雰囲気が崩れようとNoと言いました。その際、”Japanese don't do such things”みたいな感じで、スリランカの文化は尊重しつつも、日本ではそうではないのでやりません、というのを丁寧に説明するように心がけていました。例えばごみのポイ捨てとかは日本では許されてないし、環境にも良くないからやめて欲しいと伝えました。

現地では、平日は学校で日本語を教えたり、休日は日本語学校で日本語検定試験の面接練習をしたりしていました。しかし、学校に行っても授業がない時間はあったので、英語の授業を見させてほしいとお願いしたり、校長先生とお話ししたりと、さまざまな活動を行っていました。

環境は用意されていたので、そこで何をするかを自分1人で考え、実行する力が試された6週間でした。

4.学んだこと/成長したこと

英語が話せない人も沢山いて、ジェスチャーとかでなんとか会話をするような場面を何度も経験して、コミュニケーションに自信がつきました。サバイバル能力的なものですね。日本とは全く違う文化に触れ、そして環境で過ごせたからこそ、他者を考えた意思決定ができるようになったと思ったりします。

また、帰国してからは、日本でも、自分が知らない世界を知るように心がけるようになりました。アイセックの活動だけやってても世界を変えきることはできないし、知らないことを知るのは面白いし、日本でも知らないことはあるので。インターンに参加する前からは、アイセックのメンバーとして、1日に1本はニュースなどの記事を読んでいたのですが、帰ってきてからは実際の現地を自分の目で見たから知ることの意味が強くわかり、より前向きに読むようになりました。

5.アイセックだからこその魅力

一番は、同じ目線の人に支えてもらって、渡航先でも同世代の若者がサポートしてくれて、若者が若者のために運営しているところだと思います。

スキルの専門性や何か社会課題に関して強い知見があるわけではないけれど、参加を悩んでいるときも、渡航準備をするときも、渡航中にちょっとメンタルがきついときも、いつだって傍には同世代の若者がいて、同じ視点で支えてくれました。これは、若者が若者のために、海外インターンシップを運営するアイセックにしかできないことだと感じました。

6.参加を悩んでいる人へのメッセージ

スリランカから帰ってきた今の自分は、「学校」という言葉に触れると、①日本のシステム化され効率的な運営が特徴の「学校」と、②非効率ながらも生徒全体が意欲的で輝いているスリランカの「学校」の両方を思い浮かべます。そして後者は、誰かの話やネットで見たイメージではなく自分の目で見た、実際に話して笑いあっている姿が、私の頭の中に鮮明にあります。

テクノロジーが日々急速な進展を見せる今日ですが、身体性を伴う経験には依然としてテクノロジーに代替されることのないユニークな価値があると思っています。インターネット上で、いくらでも情報を集めて、賢くなることはできますが、現地の人が実際に何を考え、感じているかを知りたい、また、本気で社会課題を解決したいのなら、自分の目で見て確かめるのが一番手っ取り早くて確実な方法です。

6週間も異国で過ごすことは確かにハードルが高いですが、大学生の今だからこそできることだと思います。

自分の枠を超え、世界に向かって挑戦する第一歩を踏み出しましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました!
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