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【現役インタビュー第4弾】日本支部のみならずミャンマー支部でも活動する彼女の原動力とは
今年9月に開催されるアイセック・ジャパン60周年記念式典のコンセプトは’’a passionate story’’。
60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマにアイセックの現役メンバーのインタビューをお届けします。
今回話を聞いたのは、アイセックの日本支部では海外戦略/広報ブランド担当を務めながら、ミャンマー支部でも事務局次長とマーケティング統括を務める大嶽さん。入会年度から新規事業の開発にも携わり、海外支部との協働を進めています。日本支部のみならずミャンマー支部でも活動する原動力の源とは何なのでしょうか。
profile
大嶽水遥(おおたけ みはる)
上智大学国際教養学部3年生
アイセックとの出会い
大学に入学したら新しく熱中したいことを見つけたかったのと、グローバルな環境で海外の人とも一緒に協働できる経験が得られたらいいなと思っていました。
そう考えたきっかけとしては、アメリカに住んでいた時期も含め10年以上バレー一筋で頑張っていたという私自身のバックグラウンドの影響が大きいです。バレーを続ける中で、言葉の壁を越えたスポーツの可能性を知るとともに、同じ想いや目標に向かって個性豊かな人が集まるところで活動する面白さを実感しました。
だからこそ、同じ理想を掲げる仲間が世界にいて、その仲間と活動できるアイセックの活動ならば自分も本気になれそうだと思い入会しました。
活動の原動力は「自分にはどうすることもできないもどかしさ」だった
世界がパンデミックに見舞われ痛感したことは、「届けたい人に、事業を届けることの難しさ」でした。
私は入会してから今までずっと、新規事業である”global youth dialogue”の開発に携わっています。その中で、自分たちが届けたいと思っている人に対して本来の価値を届けたり、その人たちと繋がったりすることすら難しい現状を痛感しました。
約2年前、海外インターンシップ事業が停止した直後は、”global youth dialogue” の期待感はアイセック・ジャパン内でも大きく期待が高まっていました。実際に私が担当しているのは、各国の他支部の仲間とやりとりをし、”global youth dialogue”を運営することでした。ただ、現実はそう簡単ではなかったですね。最初は5つの海外支部と協働しながら事業をつくっていましたが、現在は2つの支部しか残っていないのも事実です。
そんな状況でも、私が現在もglobal youth dialogueやミャンマーの支部のマーケティング統括を務めているのはある出来事がきっかけでした。
それはミャンマーの政変による暴動です。私は当時ちょうどミャンマー支部の仲間と、”global youth dialogue”の運営について毎週のようにミーティングをしていました。しかしイベントの直前に、ミャンマーの参加が中止になってしまいました。そしてミャンマー支部の仲間は、毎日凄まじい状況に置かれていることを連絡してくれていました。その時私は自分の無力さと、世界に対する絶望のようなものも感じました。それは、ミャンマーで起きていることがあまりにも私たちが目指す社会の様子とはかけ離れていて、自分の力では状況をすぐに変えることができなかったからです。とても悔しかったです。
ただそれだけではなくて、ミャンマーの仲間に対する想いが親近感以上に、自分事に置き換わっていることにも気づきました。彼らとはオンラインでしか話していなかったけれど、同じ理想や使命を持って活動しているからこそ、見えない線で繋がっていることを実感しました。だからこそ、彼らの分まで”global youth dialogue”を通じて多くの人に価値を届けなければならないと強く思うようになりました。
この時感じた「自分にはどうにもできないもどかしさ」が今の私の原動力です。
世界中に同じ理想を掲げる仲間がいるということ
アイセックが持つ魅力はやはり、世界中に同じ理想を持つ仲間がいるということだと思います。
アイセックは「平和で人々の可能性が最大限発揮された社会の実現」という理想を掲げています。その理想は曖昧な定義かもしれないけれど、国ごとに定義やコンテクストが異なるのも面白いですし、そんな理想や使命を持つ仲間が世代や国を超えていることは純粋に誇るべきことだと思っています。
最終的に目指すべきことはどういう社会であるべきなのか、創りたいかという理想の概念の部分であり、その共通の想いであることが大事だと思っています。だからこそ、アイセックが持つ理念に共感する仲間が世界中にいるということは意義のあることだと感じています。
真に平和に向き合える組織へ
もっと真の「平和に向き合える団体」にしていきたいです。
アイセックだからこそ持てる強みは、社会課題解決への直接的なアプローチよりも、アイセックが持つ思想や世界観だと思っています。平和をこんなにも謳っている団体は他にはないと思いますし、それを内部で収めるのはもったいないとも感じています。
現代だからこそ「平和」に関しての議論をしながら、外部の人も巻き込みながらそれぞれが腑に落ちる解を見つけられるような道を見つけていきたいです!そのために、私自身は国を超えて「平和」に関する議論ができる架け橋のような存在になりたいなと思っています。アイセックがもっと世界の速さとか変化に追いつける組織になれるよう、自分自身もさらに頑張っていきたいですね。
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今年9月に開催されるアイセック・ジャパン60周年記念式典のコンセプトは’’a passionate story’’。
60年分のリーダー達の熱い想いとストーリーを届けることをテーマにアイセックメンバーの想いを掲載しています。
これからの投稿も、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
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