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ひとり人事が考える「コミュニケーションスキル」が高い人のポイント

就職活動や転職活動において、選考基準としてよく耳にするのが「コミュニケーションスキル」ではないでしょうか。

じゃ、コミュニケーションスキルって、何?
ただ、会話できればいいんじゃないの?

そんななぜ??が少しでもなるほど!に変わればいいな〜と思います。

なぜ私が「コミュニケーションスキル」について考えるのか

私は、人事領域を担当することになり、今まで多くの方々とお会いしてきました。

また、人事領域を担当する前もダンス関係で多くの職種・様々な年齢の方とコミュニケーションを取ってきたので、本当に多くの方とお会いできたことが"今"に繋がっていると感じています。

そんな私視点で、コミュニケーションスキルについて、考えてみました。
(これは個人的見解であって、一般論とズレているかもしれませんし、所属する企業は一切関係ありません)

私が思うコミュニケーションスキルが高い人の特徴を、いくつかまとめてみました。

会話のキャッチボールができる

よくコミュニケーションスキルとしてイメージされるのが、この「会話のキャチボールができるか否か」ということではないでしょうか。

会話のキャッチボールってなんだろう?と考えてみたときに、2つあると思います。

1つ目は、相手の質問に対して、しっかり回答できるか
相手が質問している本質を汲み取って、相手が欲しい回答ができるかどうか、という事です。

つまり、会話の中から本当に求められていることを先読みして、動くことができる。さらに言うのであれば、ふんわり伝えられたものを自分なりに理解し咀嚼して言語化することができることだと思います。

もう1つは、相手の話が聞けるかどうかです。
簡単にいうと、一方的に自分ばかり話したりしていないか、ということです。

伝えたいことは沢山あるかもしれませんが、相手の話を聞くということはとても大切な事だと思います。
相手が違う意見だったとしても、「まず聞く」というその姿勢がコミュニケーションスキルであって、反発して相手を負かすことはコミュニケーションスキルが高いとは私は思いません。

そして相手から与えられた情報に対して適切な質問ができるかどうかも、とても重要だと感じています。

相手のお話をしっかり聞いていなければ適切な質問はできませんし、相手の情報を引き出す質問力もこの相手の話を聞くスキルの中で大切なポイントだと思います。

ペーシングやミラーリングなどを使っている方との会話は、話やすく、なんでも話せちゃうような気がしてきます。(私だけ・・・?)

主語が「私」ではない

前職で斜め前に座っていた総務を担当していた方は、本当にコミュニケーションスキルが高いな〜と思う方でした。

なぜ、そのように感じるのか、よくその方の会話を聞いてみました。
すると、主語が「私」ではないことに気づきました。

「(私の仕事が減るので)ゴミをキレイに捨ててください。」
というお願いも、
「皆さんがキレイに捨ててくれると次の方も気持ちがいいですし、来客の方に対しても悪い印象を与えないと思いますので、ゴミはキレイに捨てていただけると嬉しいです。」
のように主語をにはしないのです。

そうすると、聞き手は他人事になりにくくなり、棘が少しなくなる印象を私は受けました。
常にこういうコミュニケーションが取れる方は本当にコミュニケーションスキルが高い方だと感じます。

言葉のチョイスが素敵

これは、語彙力も関わってきますが、会話の中での言葉のチョイスが素敵かどうか、ということです。

素敵って、具体的には「角がたたないか」「ニュアンスが合っているか」ということだと私は思います。

弊社エンジニアでフルリモートの福井さんは、当然ながらいつもSlackでコミュニケーションを取るわけですが、そのSlackでの会話がいつも柔らかいのです。全く角がたたない。

一文加えないスピード感よりも、一文加えた角のなさ、くらいの違いがあると思います。

前途の前職の総務の方もいつも言葉のチョイスとお話のスピードが絶妙で、本当に学ぶ事が多かった方でした。
特に言葉尻に顕著に現れると感じています。

同じことを伝えるにしても、この言葉のチョイスを間違えるとマイナスに働いてしまったり、自分が動きづらくなってしまったりするので、本当に気をつけたいところです。

言葉だけじゃないところも結構大事

コミュニケーションスキルとは会話だけではないと思います。

・目線
・声のトーン
・表情
・ジェスチャー

上記もコミュニケーションスキルに含まれると思います。

しっかり目を見て会話をしてくれて、声のトーンも低くないとこちらもとても話やすいです。
また、表情で感情を表してくれると、反応により話の内容を変えたり、さらに詳細に説明したりと方向性を決めるための基準になったります。

さらにジェスチャー付きでお話されると、より想像しやすくなるだけでなく、温度感も伝わるので、ジェスチャーがあると私は安心します。
相槌もとても安心しますよね。

本当のコミュニケーションスキルとは

私が思うコミュニケーションスキルを4つ紹介しました。

・会話のキャッチボールができる
・主語が「私」ではない
・言葉のチョイスが素敵
・言葉だけじゃないところも結構大事

ただ、もっと見方はあるし、いやいや違うよ!という意見もあると思います。
今回ご紹介したのは、最低限気をつけたいポイントだと考えていただければと思います。

仕事の中でのコミュニケーション

仕事はチームプレイです。
社員数が2名以上の会社は、必然的にチームプレイなのです。
そこでは確実にコミュニケーションスキルが必要になります。

「うちの会社個人プレーだからコミュニケーションスキルいらないんだ」というのは「コミュニケーション取ろうとしていないんだ」とも捉えられます。

少なくても弊社は1人ポジンションの職種はまだまだ沢山ありますが、その皆さんが個人プレーでコミュニケーション取っていないか、というとそうではありません。

むしろ他部署などと積極的にコミュニケーションを取っています。
その時点でコミュニケーションスキルは必要なスキルなのです。

もし、過去にコミュニケーションにおいて指摘をもらったことがあるのであれば、是非見直してみてください。

こんな記事を書いている私は、過去とても指摘された経験があり、上記を意識するようにしています。意識するだけで自分のコミュニケーションスキルに変化が表れると思います。

自分のコミュニケーション方法が変わると、大げさではなく、それだけで世界が変わると思います。私は変わりました。
箱から出れるといい事しかない★

いつも読んでいただき、ありがとうございます。 サポートを貯めて大好きなお鮨を1貫追加で頼もうと思います。