【継続のコツ③】予定は立てても、計画は立てない

“三日坊主”をもう一度考える

三日坊主という言葉がありますが、なぜ、三日なのか考えたことがありますか?自分の考えはこうです。3日は無理だったけど、2日はできた。2日はできたけど、その予測の範囲から考えた時、3日目のハードルが高すぎたからなだ。ということです。少し長いですね。やり直します。

要は、はじめの2日で自分が調子に乗ってしまったから、3日目に現実が襲ってきた。そして、現実を乗り越えるほどの体力も気力もなかった。だから続かない。こんなわけです。


スケジュールを組むことの楽しさ

調子に乗っている=ハードルを上げがちだとこれまで言いました。ハードルを上げるというのは、理想にあふれたスケジュールを組むことでも成立してしまいます。

ものごとを始めたての時、スケジュール通り進んでいると嬉しいですよね。でも、過信すると危険。はじめはみんな手加減してくれるんです。調子に乗って、もっとできるとか、才能があるとか。簡単に積み上がってきます。そうしているうちに、根拠のない自信が、3日目あたりに現実となって襲ってくるんです。

私は未来を考えると、必ず調子にのります。自分が空想する未来には「思いもよらないトラブル」を想定できないからです。毎日原稿を書く!絵を描く!と宣言したとしても、子供が救急車に乗るかもしれないし、妻が坐骨神経痛で病院に行く間、子供を見ないといけなかったりします。(ここ数ヶ月の間で起きた実話です)


余裕を持ったスケジュールは立てられない

それを防止するために、スケジュールには余裕を持って立てろといったりしますが、理想のスケジュールって、埋まっている方が楽しいじゃないですか。楽しいことは続くので、どんどん埋めていきます。そして、どんどん自分の首をを絞めていきます。

一個、予期せぬハプニングが起きただけで、がらがらと崩れ落ちてしまう。予期せぬハプニングは、絶対予期できないと私は思っているので、(事実子供が救急車に運ばれた時は、前日に何の予兆もありませんでした。)


3日までの計画だけ立てる

だから、私は計画を立てるのをやめました。正確にいうと、3日後までの計画しか立てません。それ以降は、ひっくり返ってもいいと決めている。ただの予定です。予定は未定ですから。

もちろん社会人としては、残念な考え方だとは思いますが。それでも、続けるためには仕方ありません。ここまで、さんざん大言壮語を吐いてきて、計画倒れに終わった私ですから、3日の計画を守るのに必死です。

できないスケジュールは組まない方がいいに決まっています。予定は未定。計画は3日まで。これで、原稿用紙の習慣は2年近く続いています。この感覚をみなさんにもお届けできたらなと思います。

では、また来週。
アイダ

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