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奢り奢られ論はヒュームの法則で終結する
「デート代は男が出すべきだ」
これが正しいかどうかの話題が婚活界隈(いや、人類の歴史)に頻繁に登場する。これを終結させたい。
「〜である」という事実命題から「〜すべき」という当為命題は導けない
ヒュームの法則というものがある。これは、「〜である」という事実命題から「〜すべき」という当為命題(価値命題)は導けないというものである。
「男である。お金をたくさん持っている」ここから「デート代を出すべき」にはならないのである。ヒュームの法則違反といったり、自然主義的誤謬といったりする。
自分がどうしたら幸福になれるか考えればいい
事実から「べき」が導けないことが分かった。そうであれば取り得る道は「自分がどうしたら幸福になれるか」を考えればいい。
「女性に奢ったほうが嬉しくなるし振られる確率が減るからいい」「女性に奢らないほうが、その人がお金にがめついかが分かる」
など、べき論を持ち込まなければいい。