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経済的自立(FI)を達成しても早期リタイア(RE)に踏み切れない本当の理由

あいだ@セミリタイアです。
エックスのフォロワーさんのFIREお悩み相談で聞くのが、
「経済的自立まで達成できてるのにリタイアできない、踏み切れない」があります。
これの正体について、話してみたいと思います。

一言で言うと「剥く(むく)べきタマネギがなくなる恐怖」です。
「タマネギ」とか言われても意味わかんないと思うので、順番に話していきます。

男はタマネギを剥くために生きている

誰に聞いたか忘れましたけど、「男はタマネギを剥くために生きている」という話があります。
男は何のために生きているのかというと、人生をかけてタマネギを剥き続けるために生きてます。
タマネギは、皮を剥いても剥いても次の皮があります。
その皮を最後まで剥いても、中心に種があるわけでもありません。
目の前のタマネギの皮を剥きたいから剥いていて、どんどん皮を剥いていって、全部剥き終えたら次のタマネギを探す、ということを一生かけてやります。
「それが男の人生だ」という話です。

ちょっと脱線しますが、「男」というのは「性別」というより「脳みそ」の話をしてます。
男性でも男っぽい脳みその男性と女っぽい脳みその男性がいますし、女性でも女っぽい脳みその女性と男っぽい脳みその女性がいます。
つまり男とは、「男っぽい脳みその男性」と「男っぽい脳みその女性」のことを言ってます。

で、男はタマネギを剥くために生きている、です。
「経済的自立」というタマネギは、とてもとても大きなタマネギです。
たくさん皮を剥かねばなりません。
逆に言うと、何年、何十年と皮を剥く楽しみがあります。
しかしいったん経済的自立を達成してしまったら、経済的自立タマネギはなくなります。
「男はタマネギをむくために生きている」のならば、もう「男として生きる意味がない」のです。
そう考えると悲しいですよね…

そこであるあるですが、独身者だとリタイア資金が5000万円もあればだいたい大丈夫なのに、「○○リスクに備えて」とか言い出して5000万円が6000万円、7000万円と増やしていく人いますよね。
それって「経済的自立タマネギ」にしがみつくから、そうなるんです。

別のタマネギを思い出す

なぜFIREして会社を辞めたいのでしょう。
会社の人間関係がイヤだから?仕事に成長がないから?自分の時間を搾取されるから?
いろいろあると思いますが、「その仕事が俺のタマネギじゃないから」が少しでも含まれてますか?
もし含まれているなら、FIRE後も「俺のタマネギ不足」が続きます。
会社を辞めてもタマネギ不足が解消されず、「やはり俺のタマネギは仕事にあるんだー!」とか思ってしまい、FIRE卒業するかもしれません。
なので、リタイア資金が貯まったら、別のタマネギを思い出す旅に出るといいです。

欲望リスト

そもそも経済的自立タマネギ以外の俺のタマネギはどこにあったのか。
それは「俺の欲望のそば」にあります。
例えば「旅行しまくってダイナミックに生きたい」という欲望があるなら、そこに向かってチャレンジすることが俺のタマネギです。
何か国行けばダイナミックだったと思えるのか?
それ全部行くのにいくら必要なのか?
そうすると、「今会社辞めてる場合じゃないな、もっと稼がないと…」となるかもしれません。
すると、会社は辞められなくても次のタマネギが手に入ります。
逆に「お金は十分あるけど時間がないぞ」となると、時短勤務の交渉を会社とする必要があるかもしれません。
最終的には、やっぱり会社辞めることが最良の手段になるかもしれません。
「じゃあ今度の3連休でタイ行ってみるか。そこから得た感触をもとにもう一回考えてみるか」とか考えだしたときには、もう別のタマネギを剥いてます。
そうなれば、今会社辞めようが続けようがどっちでもいいと思ってます。
悩んでる=タマネギを剥いてない
必要なのは「早期リタイア」ではなく、「タマネギ」です。

まとめ

あいださん、どっちかっていうと女っぽい脳みそなんだよね…

以上です…

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