森林火災のかなしみ
気候変動で世界の森が焼けている。
植物は灰になり、動物たちは30億体亡くなった。
こんなにいちどに多くの動物が死んだのは今世紀はじめてだ。
痛々しい動物たちの姿。亡くなった子供を見つめてずっと離れずに見つめ続けるコアラの母親。
干上がった川を、わずかな水を求め、歩き続けるかものはし。
泥のなかで死んでいる大量のかめ。
助かっても、やけどをおい、怪我とストレスでなくなってゆくカンガル。
目をそむけたくなる残酷すぎる事態のなか、懸命に救出活動と森の再生調査をしている国立公園の調査団、研究者たちがいる。
傷だらけの動物たちを治し、野生に戻すとき、感動してないていた女性研究者が印象的でした。
いったん焼けた森が再生するのに何年もかかる。
ちいさな動物たちが減ったことで、火災の燃料となる枯れ葉が大量にふえる。
危険な枯れ葉をかき混ぜ、ほじくり返す微小動物たちのおかげで、枯れ葉は土になり、火災を防ぐ。
動物たちと植物、水と土のバランスは助け合って微妙に保たれている。
気候変動という牙が森に火をつけ、川を干上がらせるまでは!
豊かな自然を奪う熱波を産み出しているものはなにか。だれか。
人間はこれからよく考え、地球の未来のために、調べ、助け、考えてゆかねばならないだろう。
未来に広がる豊かな生き物たちの住まいのため、美しいみずと清らかな空気のため。
いつまでも気温を上げ続けてはならないのだ。
なにもできないわたしだけれど、せめて、考え、悩み、叫ぶのだ。
かわいい生き物たちのために。
深い森の再生のために。
地球の美しさを守るために。
じゅね。
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