MicrosoftはGoogleに歌わせた【海外最新AIニュースまとめ】

2023年11月17日 20:50

毎日たったの5分で世界の最新AIトレンドがわかるまとめニュースをTwitterやnoteで配信しております！
ぜひフォローして毎日のAI情報キャッチアップの一つにお役立てください♪
Twitterアカウント：@AICrossTime（タップしてフォロー）

✍️本日のハイライト【約2分で読み終わります】

Microsoft Ignite 2023: AI変革とその推進力となる技術

Microsoft Igniteは、Microsoftの技術の総合的な価値を実現し、仕事の進め方を再定義するために開発された進歩を展示するイベントです。

今年も終わりに近づく中で、AIが仕事を変える可能性の強い兆候があります。例えば、Microsoft 365のCopilotの導入により、デジタル債務を軽減し、生産性を向上させ、人間独自の作業に集中できるようになりました。Copilotの導入から8ヶ月後の今、その効果が現実のものとなっています。

Copilotユーザーの70％が生産性が向上し、68％が作業品質が改善されたと感じています。
特定のタスク（検索、執筆、要約）での作業速度は29％向上。
ユーザーは会議の追いつきが以前の4倍速くなりました。
64％のユーザーが、Copilotのおかげでメール処理にかかる時間が減少したと述べています。
87％が初稿作成が容易になったと回答。
75％が「ファイル内の必要な情報を探すのに時間を節約してくれる」と述べています。
77％が一度Copilotを使うと手放せなくなったと回答しています。

MicrosoftからAI戦略の複数層に関わる約100のニュースが発表される予定です。これには、採用から生産性、セキュリティまでが含まれます。

音楽創造の未来を変える新技術

Google DeepMindとYouTubeのパートナーシップにより、最先端のAI音楽生成モデル「Lyria」が発表されました。このモデルは、ジャズからヘビーメタル、テクノからオペラまで、多様な音楽ジャンルの創造に挑戦しています。

Lyriaは複雑なリズムやボーカルを含む高品質な音楽を生成でき、特に楽曲の継続性とスタイルの制御に優れています。また、YouTube Shortsの「Dream Track」実験では、アーティストとファンをつなぐ新しい音楽創作の場を提供しています。ここでは、限られたクリエイターがAlec BenjaminやCharlie Puth、Charli XCXなどのアーティストのAI生成ボイスと音楽スタイルで30秒のサウンドトラックを生成できます。

さらに、業界のアーティスト、ソングライター、プロデューサーと共に音楽AIツールの開発に取り組んでおり、メロディからホーンラインの作成や、ボーカルトラックへのインストゥルメンタル伴奏の追加などが可能です。これらのツールは、GoogleのAIと音楽に関する長年の研究と実験に基づいています。

また、AI生成コンテンツを識別するための先進的なウォーターマーキングツール「SynthID」も導入されています。これにより、AIによって生成された音声コンテンツを人間の耳では聞き取れない方法で特定できます。

Googleは、これらの技術を責任を持って開発し、アーティストや音楽業界と緊密に連携して、音楽生成ツールの責任ある展開を目指しています。

Nvidia、続々と新機能を発表

NvidiaがMicrosoft Igniteに合わせて、さまざまな新機能を静かにローンチしました。新しいモデルクラスの導入、ソフトウェアスタックのアップグレード、ツールの幅広い利用可能性など、AIの開発を容易にする多くのステップが進行中です。

具体的には以下のような内容が発表されました。

「Nvidia Foundation Models」：Nemotron-3-8BというチャットとQAのバリエーションを含む新しい基礎モデルファミリー。Nvidiaはこれをサードパーティプロバイダーからの企業向けモデルの厳選リストと組み合わせています。
AIファウンドリーサービスの発表：NVIDIA AI Foundation Models、NVIDIA NeMoフレームワークとツール、そしてNVIDIA DGX Cloud AIスーパーコンピューティングとサービスのコレクション。これにより、カスタム生成AIモデルの作成と最適化のためのエンドツーエンドソリューションが提供されます。
機密性を持つ高速シリコン：Microsoft Azure Cloudは新しいNVIDIA GPUバーチャルマシンを提供します。AzureはH100 VMsを追加し、AIパフォーマンスを高めます。2023年にはH200 GPUも追加され、大規模な生成AIモデルに最適です。
クラウドでの重いコンピュータグラフィックスシミュレーション：Nvidia Omniverseにクラウド版が登場。オンプレミス設定なしでプラットフォームを使用できます。
Windows向けTensorRT-LLM：OpenAIの人気のあるChat APIと互換性を持つ新しいラッパーが近日中に提供されます。これにより、開発者プロジェクトやアプリケーションがPC上でローカルに実行されるようになり、クラウドではなくPCでデータを保持できます。

Nvidiaからのこれらの新しいツールとサービスにより、開発者や企業は強力なAI、特に生成AIを簡単に活用できるようになります。

🛠新しいAI関連のツール紹介

Narrator - デヴィッド・アッテンボローが人生にナレーションをつける。
Profile Review - ChatGPTのあなたの個人的なデートプロフィールグル。
GPT-4Vを使って、今日やったことをまとめてメールで受け取る。
Draw my UI by TL Draw - ペイントのようにUIを描いて現実に。
Auto Summarize by Superhuman - 会話の上に1行の要約を表示。
Dynamic by Fal - ラフ画でリアルタイム画像生成。
OpenOpenAI - OpenAIの新しいステートフルアシスタントAPIのセルフホストバージョン。
Polywork AI - LinkedInを使って個人サイトを数秒で生成。

View more →

👀その他のAIに関する海外ニュース