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“Smart Work, Smart Life”AI CROSSのMissionの背景とSMS事業を中心とした今後の事業戦略について

こんにちは!AI CROSSの採用担当です。
本日は、弊社Mission『Smart Work, Smart Life』を軸に、今後の事業展望について代表の原田にインタビューをしてまいりました。

  • 『Smart Work, Smart Life』を掲げた背景

  • SMS事業の今後の事業戦略

  • SMS事業の現在地

についてお話しして参りますので、ぜひ最後までご覧ください。


-AI CROSSが描く未来はミッションの“Smart Work, Smart Life”で示されていると思いますが、その背景にある想いをお聞かせください。

背景には、私がアメリカから日本に帰国して衝撃を受けた経験があります。

1つは、アメリカで小さい子どもを育てながら働いてきた私にとって、日本は子育てしながら働くのがあまりにも難しい国だったこと。当時、働き方改革が叫ばれ始めた時期でしたが、実際には子どもを会社には連れて行けないし、保育園には入れないしシッターは高い。子育てしながら企業に勤めるのは困難でした。

また、その頃、何気なく言われた「日本は人工衰退国家だから」という言葉にも衝撃を受けました。今では日本の人口減少が深刻な問題であることは周知の事実ですが、当時はそれほど認識されていませんでした。

私のような女性も含め、働く人たちや企業が同じアウトプットを出し続けられるようなサービスを作りたいという想いが、ミッションの背景にあります。

もう1つ、日本では「仕事が好き」と言っている人が周りに少ないことも衝撃的でした。私自身、仕事が大好きですし、アメリカではどの規模の会社でもみんな仕事を楽しんでいます。無理やり働くのではなく、一人ひとりがパフォーマンスを出せる仕事を作っていくことも、これからの日本に必要だと思ったんです。


-日本の労働問題にアプローチしようと思ったところから、まずSMSに着目した理由はなんでしょうか?

もともと、IT分野において先を進んでいるアメリカから、日本に何か持って来るべきだろうと考えていました。そこで目をつけたのが、アメリカでは5年ほど先を進んでいて、日本では当時市場のなかったSMSでした。日本の企業がFAXやDMの紙で溢れかえっている様子を目の当たりにし、コミュニケーションを自動化して生産性を上げていくところにビジネスチャンスがあると考えたんです。

DXにもさまざまな手段がありますが、SMSはキャリア回線を使うのでオフィシャル感があります。また、セキュリティ面やすべての携帯電話に入っているという点で、ビジネスとして「いける」という期待値はありましたね。

どんどん個人の時代が進んでいく中で、大量生産・大量消費というより、個人が欲しいものを欲しいタイミングで届けられるサービスが求められるようになります。そのときに使われるのが、アプリであり、SMSなんです。いずれSMSでも画像や動画を送れるようになっていきますので、SMSのサービスを通して、一人ひとりに届けるべき情報とモノを届けていきたいと考えています。


-AI COROSSにはさまざまな事業がありますが、共通する方針はありますか?

一人ひとりのパフォーマンスを引き出す、あるいは全体的な業務効率を上げることによって企業の生産性を上げていきたい、という想いはすべての事業に共通しています。

機械でできるものは、どんどん機械・テクノロジーに任せていけばいいと思っています。自動化もそうですし、AIもそうです。たとえば、当社のサービス「Deep Predictor」は、AIを使って需要予測をするプラットフォームで、データサイエンティストなどの専門家がいなくても使えることをコンセプトにしています。


-AI CROSSは成長戦略のひとつとしてM&Aを掲げています。その狙いを教えてください。

企業が社員に提供できるものは、生活を豊かにするための給料と「成長できる場」だと思っています。そのためには企業自体も成長していかないと、社員にいろいろな環境やポジションを与えられません。当社にとってM&Aにはそういった狙いもあるんです。

M&Aによって会社の数が増えていけば、会社間でより能力を発揮できる環境に異動することもできますし、新たなポジションに若い方たちを抜擢することもできます。もちろん、M&Aをするのはお互いにシナジーが生まれる会社であることが大前提ですが、たとえば業種業態の違う会社が一緒になることで、お互いに刺激し合っていい変化をもたらすのではないかと考えています。複数の会社が一緒になることで、無駄を省いて生産性を上げていくことにも繋がると期待しています。


-M&Aには、適材適所や若手の抜擢の意味もあるのですね。

年齢とともに、研ぎ澄まされていくものと、衰えていくものがあると思っています。私もそうですが、年を経て経験値を積むにつれて、判断力や決断力は抜群に上がっています。一方で、知的好奇心や瞬発力、情報収集能力、インプットのスピードなんかは、若手には敵わないんです。

その環境・そのポジションに適正のある方であればいいのですが、そうではない方が留まり続けることは、幸せな人生とはいえないかもしれません。私たちも会社にチャンスを与えられて失敗しながらここまで来ました。ですので、M&Aを通して若手にどんどんチャンスを与え、私たちは支える側に回ることで、企業全体・日本全体を良くして行きたいと考えています。


-SMS事業の現状や市場についてどのように見ていますか?

市場も順調に推移しており、弊社も本年度は上場以来最高の業績となっています。お客さまの業界としては、人材関連サービスや金融、通信情報サービスなど多岐に渡り、おかげさまで約6,600社にご利用いただいています。

市場のCAGR(年平均成長率)もさらに伸びていくと見ていますので、自然な成長としてもSMS事業はまだまだ伸びる余地があります。そもそも、通信業界は法律の関係で参入障壁が高く、競合他社が少ない業界です。それでも、コモディティ化してきている部分もありますので、今後はさらに競争力が求められるでしょう。

来年、当社は10周年を迎えることもあり、新たな事業展開、新たな方向へシフトしていくタイミングです。そういった背景もあり、今、特に新たな仲間を必要としていますね。


-SMS事業の今後の展望をお聞かせください。

現状は、当社のプラットフォームを使いたいお客さまに、従量課金で提供している形です。

これからは、サブスクリプションや成功報酬といったビジネスモデルで、企業の課題感にフィットしたものをヒアリングして作って販売する。つまり、インフラでSMSを提供するというよりは、課題解決型のソリューションを作って、それを適した業界に売っていくフェーズに入ると考えています。

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