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#23-265 分厚い重い本を、本屋さんで買った日。

本屋さんで本を買うのは、久しぶりだった。
Xで投稿を見ていた「ていねいな文章大全」。

気になっていたけれど、Amazonで予約をしていなくて、本屋さんに行ってみよう、と行ってきた。岡山は田舎なので、入荷が遅い。今日ももしかしたら入っていないかもしれない。まずはお店の中を歩いて、新刊が置いてありそうなところを確認してみた。分厚い本だ、ということはわかっていたので、すぐに見つかるとおもっていたけれど、なかなか見つからない。見つけるのが下手なので、いつも店員さんに聞いて出してもらっている。だけど、こんな大きな本を見つけられないのはちょっと恥ずかしい。そうおもってしばらく思い当たる場所を歩いてみた。けれど、出逢えない。わたしの負けだ。(誰と何の勝負だったっけ)

お店のひとをつかまえて、携帯の画面を見せて「この本を探しています」と尋ねた。「ダイヤモンド社の『ていねいな文章大全』です」と、ちゃんと伝えた。
お店のひとが早速に確認してくれて「今朝入荷して、まだ並べてないみたいなのでお待ちください」と、並べる前の本を持ってきてくれた。(見つかるわけがない。勝てるわけがない。)
お店のひとが持っているものを見て、思考が止まった。おもっていたよりも分厚いし大きい。「どうぞご覧ください」と渡された。重い。これは重い。その場でぱらぱらめくってみようとおもったけれど、重いのでおうちに帰ってゆっくり読むことにしようとつぶやいてレジに向かった(買わないという選択肢はなし)。
持ち歩くのがつらいから早く帰ろう。そうして本屋さんを出たけれど、ちょっと歩いたところにソファがあったので、ひとまずそこに座って、中をぱらぱらとめくって見ることにした。ものすごい本だ。或いは、これは「本」なのか。

座ったソファで。

実は著者は存じ上げない方だった。
知っているのは、編集者の今野さん。通称「aikoのひと」だ。知っているといってもXの中でしか知らないので、親しくもなんともないけれど、今野さんが編集を担当している本がわたしの部屋に何冊か並んでいる。「読みたいことを、書けばいい。」から以降に出版されたものかもしれない。ご縁なのだろう。ありがたい。
この方の「aiko愛」のおかげで、aikoの歌を聴くようになった。といっても、聴いたのは「カブトムシ」だけだ。覚えて歌えるようになったし、ふと口ずさむほど、わたしの好きな歌のひとつになった。いつか今野さんに披露したいところだけれど、生たまごを投げつけられると泣きそうなのでやめておこう。(そんな機会はないだろうよ)ちなみに、aikoの歌は「ボーイフレンド」も知っていて歌える。(何のアピールだよ)


著者の紹介に、大阪府生まれ・神奈川県出身と記載があった。「生まれ」と「出身」が違うことを、初めて知った。文章よりも、そういうところから日本語を学ばなければならないようだ。

さぁ、帰ろう。
帰ってゆっくり眺めよう。(否、意して読め)

早く帰りたいのに、
わたしとしたことが
今日に限って駐車場の場所を間違えた。
無駄に歩くことになってしまった。
重い本を持っているのに。

買うことができてよかった。
ちょっと嬉しい、重い荷物。

荷物を持つのが苦手な方はAmazonで。

aico.

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